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2016.07.27
SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『富士編』

SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『富士編』の画像

SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川がご紹介する富士スピードウェイ
「富士スピードウェイは50周年!チェカたちにも注目!?」

 

 

 

コースの紹介

 ボンジュール! 今回第5戦が行われるのは、5月にも第2戦の500kmレースが開催された「富士スピードウェイ」。前回もお話しましたが、今年で開業50周年を迎え、優勝チームには50万円の特別賞が用意されていたり、コースのあちらこちらに50周年をお祝いする看板が出ていたり、祝賀ムード満点です!
 富士スピードウェイの名物といえば、前回もご紹介した約1.5kmのロングストレート! その手前にある「セクター3」と呼ばれるコース終盤部分は、さまざまなコーナーがミックスされる難所。ココの攻略次第でロングストレートのスピードも違いますから、今回はその「セクター3」も含め、前回と違うオススメポイントをご紹介します。
 ちなみに、この富士スピードウェイには「チェカ」(正式名はフジ・スソノ・ザ・チェッカーフラッグ)という公式キャラクターが存在するんですが、実はSUPER GTドライバーの松田次生選手、ロニー・クインタレッリ選手、平手晃平選手がこのチェカのメンバーとして活躍中でして、「次(ツギ)チェカ」「ロニチェカ」「平(ヒラ)チェカ」という名前で富士スピードウェイのイメージアップに一役買っています。ここで「ん?」と思われた方! そう、この3人のチェカ、現在GT500クラスでランキング1、2位を独占してるんです!! 何だか凄い事実。ということで、ドライバーは富士の公式キャラクターになると、何かいい事あるのかな的な(笑)第5戦の富士スピードウェイ。今回もおもしろいレースになるはずですよ〜!!

 

では、コースのデータです

 

 

 

 

 

コースデータ
コース全長 4,563m
コース幅 15〜25m
高低差 40m
コースレコード
GT500クラス
1'27.366 千代勝正/S Road CRAFTSPORTS GT-R 2016年 第2戦予選Q1(5月3日)
GT300クラス
1'35.707 小林崇志/ARTA BMW M6 GT3 2016年 第2戦予選Q2(5月3日)
2015年第4戦優勝
GT500 No.24 D'station ADVAN GT-R 佐々木大樹/ミハエル・クルム
GT300 No.55 ARTA CR-Z 高木真一/小林崇志
2015年第4戦ポールポジション
GT500 No.12 立川祐路 ZENT CERUMO RC F 1'27.579
GT300 No.55 高木真一 ARTA CR-Z 1'37.975

 

 

富士大会公式戦全43戦のデータ(シリーズ戦のみ。決勝中止の1戦含む)

 

優勝回数
最多勝ドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(7勝)
GT300:新田守男(7勝)
GT500メーカー別 レクサス/トヨタ:15勝(RC F:0勝、SC430:7勝、スープラ:8勝)
日 産:15勝(GT-R:14勝、Z:1勝)
ホンダ:9勝(NSX:9勝、HSV:0勝)
外国車:3勝(ポルシェ:2勝、マクラーレン:1勝)
GT300最多勝車種 ポルシェ GT3R(8勝)
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(9回)
GT300:青木孝行(4回)
GT500メーカー別 レクサス/トヨタ:21回(RC F:1回、SC430:6回、スープラ:14回)
ホンダ:11回(HSV:1回、NSX:10回)
日 産:6回(GT-R:5回、Z:1回)
外国車:5回(ポルシェ:2回、マクラーレン:2回、フェラーリ:1回)
GT300最多ポールポジション車種 日産シルビア(5回)

 

 

 

観戦ポイント

※お薦めポイントはピエール北川アナによる解説です。実況口調で読んでください

 

 

(1)メインストレート

 

 


ピエール北川オススメ!


観戦初心者の方なら大型ビジョンも用意された、こちらのメインスタンド席が断然オススメ! GTカーが時速300kmに迫るスピードで走り抜ける驚きと、スリップストリームを使いながらGT500とGT300が抜きつ抜かれつ走っていく様子が、約1.5kmのストレートでは何度でも観られます。また、各チームのピットが目の前にありますので、観戦のお供に双眼鏡とストップウォッチを用意すれば、応援するチームやライバルのピットをスタンドから観察して、必死に作業する各メカニックの奮闘ぶりも双眼鏡でたっぷり見られるし、作業時間をストップウォッチで計測して一喜一憂も出来て、さらにレース観戦が楽しくなること間違いなし!


 

 


 

(2)TGRコーナー(第1コーナー)

 



ピエール北川オススメ!


「富士スピードウェイといったら、やっぱりココ!」という方は多いと思います!(笑) GT500ではおよそ時速300kmから100km以下のスピードまで、マシンがフルブレーキングしながら突入してくる、ド大迫力のコーナーです。予選は一発を狙った走りでギリギリまでブレーキ踏むのを我慢したり、決勝ではサイド・バイ・サイドで並んだまま突っ込んでくるのは日常茶飯事! タイヤもブレーキも消耗した絶対にミスが許されないレース後半は、ドライバーの腕とメンタルも要求される難しいポイントでもあります。週末を通じでドラマが生まれるTGRコーナー(今シーズンからTOYOTA GAZOO Racingの「TGRコーナー」という名称となりました)は必見です!


 

 


 

(3)コカ・コーラ コーナー

 


ピエール北川オススメ!

ココは富士に慣れているファンがいつも観戦する興奮のポイント。TGRコーナーを過ぎて、フル加速してきたマシンが、わずかの減速だけで左にターンをしていく超高速コーナー。予選の時などはGT500のマシンが強力なダウンフォースを生かして、見ていると怖いくらいのコーナリングスピードで駆け抜けていきます! 次のトヨペット100Rへ向けてアクセルを開けるタイミングで、マシンの調子やドライバーのイケイケ度もわかりますね! レース中はTGRコーナーからサイド・バイ・サイドで並走してココまで来たときには、どっちが前に出るのかハラハラドキドキ!! なかなか痺れるコーナーなんです。


 

 


 

(4)トヨペット100Rコーナー

 


カーブの曲率から100Rと呼ばれていた高速コーナーが、こちらも今シーズンから「トヨペット100Rコーナー」となりました。限界まで高めたスピードで駆け抜けるスピード感あるシーンが見られます。

 

(5)ADVANコーナー(ヘアピン)

 


ピエール北川オススメ!


こちらも観戦初心者にオススメのポイント。メインスタンドやTGRコーナーのように整備されたスタンドが用意された所ではありませんが、階段状になっている自由席にレジャーシートや折畳みイスを用意して、のんびり観戦できるポイントです。左右の視界が開けた場所ですから、ヘアピンに進入するところから脱出して姿が見えなくなるまで、コーナリングのすべてが見えます。もちろんマシンの魅力的なエンジンサウンドが堪能できるポイントでもありますね! ドライバーのテクニックやクルマの特徴によって、マシンのコーナリングが全然違ってみえておもしろいですから、レース中にフラリと立ち寄ってみても十分楽しめるポイントですよ〜。


 

 


 

(6)300R

 

ADVANコーナーから立ち上がったクルマが軽くアクセルを戻すだけで、抜ける中速コーナーです。ここでのスピードが、ダンロップコーナーへの駆け引きに影響する走る側には意外と難しい場所。ドライバーやマシンの車種によってラインの違いが出るのがおもしろいコーナーです。

 


 

(7)ダンロップコーナー

 


ピエール北川オススメ!

このコーナーはTGRコーナーに負けないくらい、ブレーキング勝負のポイント。TGRコーナーと違うのは、下り坂でハイスピードからのブレーキングとなるので、クルマの姿勢も乱れやすくミスが出やすい。また、次がスローなクランク状のコーナーなので、無理矢理バトルを仕掛けて入り込んでも(チョットくらい接触しても?)、そのあと速度が低いのでリカバリーしやすい。と言う訳でドライバーにとっては、とってもバトルを仕掛けたくなる魅惑のコーナーです。(笑)。でもイコール、アクシデントも多いコーナーですから、観戦するファンにとっては興奮のポイントになりますよね!


 


 

(8)第13コーナー〜プリウスコーナー

 



ピエール北川オススメ!

この区間はアマチュアカメラマンに人気の撮影スポットでもあります。上りながらワインディングロードのような連続するコーナーを抜けてきたGTマシンを、フェンスの外から撮影するには一番近くに寄れて、障害物の影響を受けないポイントかな? スピードもそんなに高くないので、『GTマシンを一度は撮ってみたい!』と思う皆さんは足を運んでみてください。ピエール北川的目線でいうと、プリウスコーナーは『ドライバーやクルマによってライン取りやアクセル&ブレーキングワークがこんなに千差万別なんだ!』と感じられるコーナーでもあります。次のパナソニック(最終)コーナーへ向かって加速していくところまで、ドライバーや車やタイヤの個性が丸見えになっちゃうポイントは、一日見ていても飽きないと思いますよ〜。


 

 


 

サーキットアクセス

○所在地

〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
TEL.0550-78-1234

 

○高速道

・東名高速道
御殿場I.Cより約10km(20分)

 

・中央高速道
河口湖I.C−富士五湖道路・須走ICより約7km(15分)

 

○電車・バス

・JR御殿場線/高速バス

御殿場駅下車 >
タクシー(20分)
or
富士急バス・富士霊園下車


※SUPER GT開催時はサーキットへの臨時バスあり。

 

 

 

詳しく富士スピードウェイの公式ウェブサイトをご覧ください。

 

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