2016.11.13

Rd.8 予選GT300：昨年に続き最後のポールはNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTが獲得！

第8戦 もてぎ：公式予選 GT300レビュー

2016 AUTOBACS SUPER GT第8戦（最終戦）「MOTEGI GT GRAND FINAL」の公式予選が11月13日（日）午前、ツインリンクもてぎ（栃木県）で行なわれた。GT500クラスは昨日の第3戦で2位になりランキングトップに立ったNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fの平手晃平が獲得。GT300クラスではNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がクラスポールとなった。両者ともにツインリンクもてぎのコースレコードを更新するタイムだった。

 

 

　好天となった第8戦が行われる日曜日。前日の第3戦予選と異なり完全なドライコンディションとなる。だが、走行前に残念なアナウンスがツインリンクもてぎに流れた。昨日の第3戦決勝でクラッシュしてしまったNo.55 ARTA BMW M6 GT3は、マシンの修復が叶わずリタイヤ届けを提出。タイトルの可能性を残す最終戦だったが、無念のシーズン終了となった。

　そして、午前8時40分、15分間の一発勝負による公式予選がスタート。最初にコースインしたのはNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝）で、残り8分時点で1分47秒729とコースレコード（1分47秒717）に迫るターゲットタイムを叩き出す。4号車は次の周には1分46秒961とレコードを大きく突破してみせる。
　次いでNo.11 GAINER TANAX AMG GT3（平中克幸）も47秒台に入れて2番手とするが、すぐにNo.65 LEON CVSTOS AMG-GT（蒲生尚弥）が47秒022でこれを逆転。65号車はさらに次の周には1分46秒830まで詰め、逆転トップに立った。No.25 VivaC 86 MC（松井孝允）とNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（山内英輝）も47秒台に入れ3番手が目まぐるしく入れ替わるが、No.18 UPGARAGE BANDOH 86（山田真之亮）が47秒381まで詰め3番手に進出する。

 

 

　セッション開始早々にコースインしていくマシンが多い中、昨日は悔しいノーポイントに終わったNo.3 B-MAX NDDP GT-R（ヤン・マーデンボロー）が、セッション開始から3分半、優勝を飾ったNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS（藤井誠暢）は4分過ぎと遅めにコースへ。21号車は最初のアタックで1分47秒台に入れると、次のラップには1分46秒121まで詰める。たが、No.3 マーデンボローは、最初のアタックで9番手に付けたものの、そこから先はタイムが伸び悩んでしまい、周囲がタイムを削って来ると少しずつポジションを下げ、結局14番手とタイトル争いでは黄色信号となってしまった。

　セッション中盤を過ぎると、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3（平峰一貴）やNo.25 松井、No.31 TOYOTA PRIUS apr GT（中山雄一）といったところが、1分47秒台前半まで詰め、3番手は目まぐるしく入れ替わっていった。
　そして終了目前に88号車が1分46秒857で2番手に進出。さらに31号車の中山がアタック2周目に1分46秒760を叩き出し、トップを逆転してみせる。昨日の第3戦決勝はマシントラブルでノーポイントに終わっただけに、価値ある走りを見せつけた。
　そして最後の最後にNo.9 GULF NAC PORSCHE 911（吉田広樹）が魅せる。チェッカーラップにセクター3で全体ベストをマーク。最終的には46秒942まで詰め4番グリッドを確保してみせた。

　第8戦予選のポールはコースレコードでNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTが獲得。これにNo.65 LEON CVSTOS AMG-GT、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3というトップ3となった。
　ドライバーズランキングのトップであるNo.25 VivaC 86 MC（松井孝允）は6位。9ポイント差で同2、3位のNo.3 B-MAX NDDP GT-RとNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMSは予選14位、8位と少々厳しい位置からのスタートとなった。
　運命の最終戦、決勝レースは、今日午後1時30分にスタートする。

 

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