CP MINE GT RACE
10.10 sat / 11 sun - CP MINE CIRCUIT

10.10 - Qualify

1st Qualify (AM)
64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル「クルマはすごくいい。60kgのウエイトハンディで予選2位というのはかなりいいんじゃないかな。レースは長いから序盤はようすを見るだろうけど、少なくとも表彰台には立てると思うよ。ヤマニシもいい走りをしているし。2人がともに速いというのは重要なことだ。ここはオーバーテイクが難しいので予選のポジションは重要だ。だから2位という結果はとてもハッピーだよ。うまく進んでいる。ここで勝つ必要があるけど、レース距離は長いし、ミスを冒したり、トラブルに見舞われるチームも出てくるだろうから、それより完走してポイントを重ねることがもっとも重要なことだからね。だってこの前は…。いや、もう忘れたよ」



23 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「4台のホンダに続くことができて良かった。レースでは4位に入って10ポイントを得るのが目標なので、これはいい結果だよ。クルマのセッティングもうまくいっている。ノーミスで理想的なタイムをマークすることができたし、予選の結果には非常に満足だ。これで今日の使命は果たすことができたといえるだろうね。今、タイヤを2セット使ったので、午後は満タンで決勝用セッティングを進める予定だ」



6 ESSO Tiger Supra
ピエール・ラファネル「今はもうクルマのことがわかってきている。富士ではフリー走行で5位のタイムをマークしていたのにダンパーにトラブルがあって、残念なことになってしまったけど、その後はもてぎでも菅生のテストでもいいタイムを出していた。菅生のテストのときもトヨタ勢で最速だったんだ。ボクらのチームはプライベートなのでリストリクターの径が若干大きい。TRDに聞いたら4馬力増えていると言っていた。でも、ほかのマシンは大きなラジエターをつけていたりでもっとパワーがあるよ。ただボクらのクルマは、ほかのチームのような空力デバイスがついてなくてダウンフォースが少ない分、ストレートはすごく速いんだ。バランスがいいのでコーナーも悪くないしね。でもABSがない。予選では4台のホンダが前にいくのはわかっていた。これにトムス、セルモ、サードのトヨタが続くと予想していた。だから自分はうまくいって8位、少しでもミスを冒せば12位だろうと思っていた。でも6位。大満足だよ」



7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山路慎一「フロントのグリップ感が不足してるみたい。今までのコースではフルターンが少なくてわからなかったんですが、ここはステアリングの切り増し量が多いんで(感じられるようになった)。午後は、セッティングを変えてアタックします。タイムはなんとかそこそこに出たという感じです」



19 ウェッズスポーツセリカ
マッシミリアーノ・アンジェレッリ「ここで乗るのは初めてで、昨日も20ラップしただけなんだ。FF車でのレースは3戦目だし。それでベストラップが出せたのでうれしいよ。来年につながるね(笑)。ただ、予選での一発の速さはあるけど速いペースでコンスタントに走ることができないのが今のボクらの問題なんだ。富士でも、もてぎでもここでもそうだ。FF車の特徴でもあるんだけどね。今では予選ではかなりのパフォーマンスだけど、決勝レースではもうひとつなんだよ」

織戸 学「ボクは6周ぐらい乗ったけど、ブレーキングが不安定でちょっと乗りづらく感じた。暑さやパワステの対策はしてきたから、そのへんは問題ない」



25 つちやMR2
舘 信吾「順調です。路面のコンディションは昨日と変わらないけれど、気温が低くて路温は27度ぐらいだったんです。ラストは10度ぐらいあがってましたけどね。タイヤをもう2セット使っちゃったんで、午後のタイムアップは難しいでしょう。ただ、路面温度は上がってもコンディション自体は良くなると思うんで、(午前中と)同じぐらいのタイムは出ると思います。(2位からのスタートだとしたら)スタートを失敗せず、(ラップタイムを)キープして淡々と走ってトップに出られればと思います。タイヤはけっこうタレないんです」



44 アペックスDLモモコルセMR2
新田守男「2回目にタイヤを残しています。1回目は単純にボクがマッチのシルビアに思いっきりひっかかっただけです。もちろんポールは獲りたいけど、それより本番セットをなんとかしたい。クルマがこのレースウィーク、どうもうまく決まってないんです。タイヤがいまいち安定していないんです」



61 テイボン・トランピオ・FTO
中谷明彦「(2周目に1コーナーでコースアウト)ちょっとスピンしちゃって…。クルマはまったく異常ありません。午後は問題なく走れます」



7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山路慎一「昨日まで足回りがよくなかったんで、大幅に変えてみました。タイヤは2セット使っちゃったんですが、タイムはもうちょっと刻めたと思います。ポジション的にはあのへんかなとも思います。レコードも出たし、まあまあかな。決勝は、コンスタントラップは良さそうなのでそれを生かせれば。ブレーキもきついし、オーバーテイクも簡単にはできないんで、自分たちのペースでレースできればと思います」



91 コーセイ&バーディクラブ・セリカ
松永雅博「30秒ぐらいまでいきたいね。ストレートで2秒ぐらいリミッターが当たっていたんで、普通ならもうちょっといける。板東さんのところ(No.19ウェッズスポーツセリカ)に負けてるのは、テストの数の差でしょう。午後は1セット残っている。3位に届きそうなタイムも出ると思う。テストもなにもしてないわりにいい滑り出しでしょう。タイヤとホイールが今回は間に合ったし。藤原も同じぐらい乗れてるんで、レースになったらおもしろいと思う。目標は地元で表彰台。N1でもここでは調子いいんですよ」



15 ザナヴィシルビア
青木孝行「ニュータイヤ2セットを近藤さんが使ったんです。ねらっていたタイムに近いところまでいけたんですが、想像以上にほかのクルマが速くて…。決勝は、コンスタントラップはねらったところに来ているんで、なにもなければ上位にいけるでしょう」



100 RAYBRIG NSX
飯田 章「今日もクルマは決まってないね。アンダー・オーバーは直っていない。失敗しても23秒前半だと思っていたのに、このタイムは遅いよね。けっこう真剣に走ったのに。ベストラップを出したときはクリアラップが取れているけど、ボクとしてはもう1周早くタイムが出るんじゃないかと思ってたんだけどな。意外にタイヤのグリップが良くなるのが遅かったのかもしれない。ニュータイヤは残っているけど、2回目の予選はアタックするかどうかわからない。それより明日の決勝を考えたセットアップがだいじだから、それに徹するかもしれないね」



18 TAKATA童夢無限NSX
金石勝智「昨日、燃料ポンプの配線にトラブルがあってあまり走れなかったし、それもつねに80リッターぐらいガソリンを積んでいたので、今日のタイムはまぁ順当だと思います。ベストタイムのときはクリアラップが取れているんですが、その1周前、タイヤが一番オイシイところでは引っかかってしまいました。午後は、寿一がアタックにいきます」



16 Castrol無限NSX
道上 龍「とくに問題はなかったし、けっこうがんばったんですが、あそこまでしかタイムは出ませんでした。午後ももう1回アタックしますよ。タイヤがいいときにフロントが入っていくような方向で、ちょっと車高とかを変えていこうと思っています」



12 カルソニックスカイライン
星野一義「午前中にタイヤを2セット使ってアタックしたけど、ターボ車の場合は気温が上がるとタイムの落ちが大きいから、やっておいて正解だったと思う。このままいけば予選10番手からのスタートになるけど、レースでは結果的に4位に入りたいね。重量が減らされて、なおかつポイントを稼げるか」



2nd Qualify (PM)
38 FK/マッシモセルモスープラ
竹内浩典「サードが来ちゃいましたね。午後はタイムは出ないだろうと思って、午前中に(タイヤを)使っちゃったら、思いのほか涼しかったんですね。富士のクラッシュで、MINEのテストにウチのクルマは参加できず、ボクと野田で2日間TRDのテスト車に乗っていました。本来そこでやっておくべきことを、昨日と今日でやったんです。現時点ではいいところまで来てるんで、決勝へ向けてはいいと思います。タイヤやブレーキがきびしいサーキットなんで、はじめはガマンですね。表彰台の一角にはいきたいです」



44 アペックスDLモモコルセMR2
新田守男「3位か…。それくらいの実力じゃない? あとは、ピーターと2人で平均ラップを上げられるようにしたい。GT500が来たとき、どれだけ(タイムを)落とせずに走れるか。ラストに笑っていられるようにがんばります」



81 ダイシン ダンロップ シルビア
福山英朗「コンスタントラップがすぐに落っこちてしまうという問題があって、全然ダメ。タイヤがニューだったら悪くないし、そこそこなんですけどね。ポジションは運よくこんなところにいますが、20周だと7、8番手かなあ…。決勝は、持てるもので引っ張っていくしかないでしょう」



18 TAKATA童夢無限NSX
脇阪寿一「初めてタイムアタックしましたが、ずっと2速から3速へのシフトアップでミスしていました。ちょっと力が入りすぎましたね。でも、朝よりも午後のほうがコーナーも速かったし、クルマには慣れましたよ。ピットストップのしかた、ピットロードのスピードリミッターボタンをどこで押したらいいかというタイミング、シフトのやりかたと1つずつわかっていっているので、決勝でもだいじょうぶだと思います」

田中 弘監督「脇阪のシフトのしかたに問題があったようで、アタック中ずっとシフトミスしていた。アタックラップでNo.8 FET SPORT SUPRAが前にいたしね。午後、アタックにいかせたのは、朝速かったから。1回ブレーキロックしているけど、それがなければデータロガー上では24秒5まで出ている。だけど、まだ慣れてなかったみたいやね」



No.39 デンソーサードスープラGT
土屋圭市「(午後タイムアップしたのは)マツモトキヨシでいいクスリを買ったから(笑)。いい風が吹いたので(タイムが)上がったね。ニュータイヤで出ていって、ダラダラ走りながら、ストレートが追い風になるのを待ってたんだ。風が吹いたら無線で教えてくれって頼んであった。それで、今だ!っていうんで、計測4周目か5周目にベストタイムが出た。24秒9出ればいいと思っていたけど、それを上回ったね。クルマもだんだん良くなってるよ。1日走ったらヤキが入った(笑)。まだ前のクルマほどは煮詰まってないけど…。明日は優勝をねらってるよ、トヨタカップの(笑)」




POLE POSITION


予選終了後、恒例のポールポジション・インタビューが行われた。出席したのはポールポジションを獲得したNo.100 RAYBRIG NSXに乗る高橋国光と飯田章。そしてGT300クラスで初めて予選トップタイムをマークしたNo.19 ウェッズスポーツセリカの織戸学とマッシミリアーノ・アンジェレッリの4人。以下は、各ドライバーの発言のダイジェストである。

100 RAYBRIG NSX
飯田 章「ポールを獲ったのはうれしいけれど、クルマはまだ決まってない。失敗しても23秒前半だと思っていたのに、このタイムは遅いよね。ベストラップを出したときはクリアラップが取れてたんだけど、ちょっとタイヤのタイミングを外したかな? 金曜のクラッシュですか…。あれは…。きっとコースの上にあったバナナの皮を踏んだんですよ(笑)。クルマ自体は影響ないです。だいじょうぶです。決勝レースはやってみないとわからないですよ。チームのみんなでがんばって、もうこれ以上ないっていうくらいやってますから。(お祓いは行きましたか?)みんなにそう言われるんですけど、行ってなんとでもなるんだったらだれだって行ってますよ。たしかに最近ツキがないけど、ボクは落ち込んではいないんですよ。だから、決勝レースもガンガンいきます。でも、そろそろ勝たないとね。今はまだスポンサーもファンのみなさんも『ツキがなかったね』って言ってくれますけど、もうそろそろ許してくれないね(笑)」
高橋国光「勝ちたいですねぇ。最近、みんなに尻たたかれてますから(笑)。決勝レースはもてぎのときみたいに、先に行くかどうかはまだ決まっていません。ともかく、初心に戻ってがんばりますよ。今回、MINEサーキットは25周年ということだし、西日本の代表的サーキットだから、ここで勝ちたいですね」


19 ウェッズスポーツセリカ
マッシミリアーノ・アンジェレッリ「予選のタイムには満足している。これで、ボクの仕事としては50%くらいは終わったかな。あとは決勝でもう50%分がんばりたいね。ポールから逃げきる自信? そんなのないよ(笑)。でも、ねらってるのはもちろん勝つこと。(FIA-GTで乗ったポルシェとの比較)正直言って、セリカは難しいクルマだよ。ポルシェはいわゆるスタンダードな操縦性を持つクルマだからラクではある。それに対してセリカはFFだし、まだ熟成途中のクルマだし、複雑だね。ここまでやってきてあるていどタイムは出せるようになってきたけど、レースでペースを保ってコンスタントにタイムを出すのは難しい。タイヤの使いかたにまだまだ課題があるね。でも、チームも織戸さんもがんばっているから、どんどん良くなると思うよ」
織戸 学「ポールはうれしいけど、表彰台で一番高いところにいかないと意味がないですから。決勝は混戦になるだろうから、マックスも言うようにタイヤをたいせつに使ってチャンスを待って、それを生かして表彰台、それも前回は2位だから、今日は優勝したいですね。先に乗るのはマックスの予定です」








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