CP MINE GT RACE
10.10 sat / 11 sun - CP MINE CIRCUIT

☆サーキットの鉄人たち、キッチンに入る

ドライバーやチーム関係者は、サーキットでは一途に仕事に打ち込んでいて(笑)、プライベートなシーンをうかがい知ることはなかなか難しい。果たして、彼らはどのくらい家事をしているのか。得意な料理はあるのか。普段はみせることのない彼らの私生活について尋ねてみた。



土屋春雄監督(No.25 つちやMR2)
「得意な料理? ないよ、そんなもん。食うのは得意だけど。日本酒がメインディッシュで、つまみは魚。あ、でも、親子丼は作ったことあるよ。坂東さんに食べさせたことあったな(坂東正明「あれはマジでうまいよ。親子丼だけで店が開けるよ。土屋親子より、あの親子丼のほうがうまいね」)。魚だって、カツオぐらいだったら、さばけるよ(鈴木恵一「カツオぐらい大きくないと身がなくなっちゃうよ」)。あとは、家のなかのことはなんにもしない。するわけないじゃん。風呂掃除? しないよ。まぁ、風呂には3〜4時間浸かってるけど。本とビールとタバコ持参で、ぬるま湯に浸かるのよ」



鈴木恵一(No.25 つちやMR2)
「ウチじゃ、オレが作らなきゃ女房は作ってくれないから(笑)、なんでもできるよ。魚はすべてOK。鯛の姿造りとかだって作れる。それに、洋食も得意。スパ24時間レースに行ったときなんか、オレが朝から晩まで、みんなの食事を作ってたんだから。とにかく食べるのが好きだから、作るのにもこだわってる。自分の包丁は、ぜったい女房には触らせないね。2万円ぐらいするプロ用の刺身包丁とか、一そろい持ってるよ」」



舘 信吾(No.25 つちやMR2)
「ウチは、父はなんにも家事ができなくて、料理も掃除も洗濯も全然ダメ。でも、ボクは料理を作るのが大好きです。イギリスにいたころは毎日作ってたし。今は、仕事で家に帰るのが遅いときも多いんですけど、自分で作ったカレーとかコロッケなんかを冷凍してあるので、それを温め直して食べたりもします。得意なのはイタリアン。ピッツァも生地から作れますし、パスタだってなんでもできます。もちろんソースも自分で作りますよ。小学校のころはパンとかケーキを作るのが好きでした。自分の誕生日に自分でケーキを作って、彼女に笑われたこともありましたね。TVでも料理番組が大好き。『郁恵・井森のお料理BANBAN』とか『料理の鉄人』は欠かさず見ています」



土屋武士(No.50 ARTA スカイライン)
「御飯を炊く。スパゲティーを茹でる。それで、買ってきたカレーをかけたり、ミートソースをかけたりするだけですね。自分でちゃんと作れるのは、朝ごはんぐらい。目玉焼きとパンとか、乾燥ワカメと豆腐を入れた味噌汁とご飯とか。だから、夜はときどき正美さんちに『食べに行っていいですか?』って、食べさせてもらっています。え? 親父の親子丼ですか? ああ、あれは、味が濃くてちょっとしつこいんですよ〜」



脇阪寿一(No.18 TAKATA童夢無限NSX)
「なにも作れない。タマゴご飯ぐらいなら作れるけど……。家事も手伝わないですね。ウチのミッちゃん(母)が、全部やってくれるから(笑)」



竹内浩典(No.38 FK/マッシモセルモスープラ)
「料理? 全然できません。家事のなかで自分がやるのは、掃除機をかけることぐらい。グレート・ピレニーズ(長毛種の大型犬)を飼っているので、抜け毛がすごいんです。犬に関しては、ちゃんと洗って、ドライヤーをかけて、ブラッシングしてやります。それを全部やると4時間ぐらいかかっちゃうんですよね」



佐藤正幸総監督(No.38 FK/マッシモセルモスープラ)
「オレは食うのは好きだけどなにも作れない。目玉焼きぐらいだな。でも、目玉焼きってのは難しいんだぞ。フタをするタイミングと水を入れるタイミングがな。それから、なんでも味つけにはうるさいぞ。カレーでも、煮物でも。そのほか、家事で手伝うことか? 猫は風呂に入れてやる。5匹いるのを順番にな」



野田英樹(No.38 FK/マッシモセルモスープラ)
「料理は得意だかどうだかわからないけど、よく作るのはパスタ。ペンネとかスパゲティが多いね。ソースは、そのときの気分だけど、かならず作るよ。買ったのはおいしくないじゃない。自慢できるのは和風のパスタとミートソースかな? イギリスにいたときは煮ものや豚汁、カレーなんかも作ったりしたけど、そっちのほうはあんまり自慢できる味じゃなかったね」



田嶋栄一(No.5 5ZIGEN SUPRA)
「ボクは料理はうまいと思うよ。家でもヨメさんに作ってあげたりしてる。彼女が作ったときはボクが洗いもの、ボクが作ったときは彼女が洗いものって感じで、分担してるしね。得意料理はパスタ。ほうれん草とじゃがいも、コンビーフ、いんげん、えのき茸なんかを、バターにニンニクを入れて炒めて、しょうゆで味つけして、それに麺をからめるヤツは、すごくおいしい。フライパンで、シャッシャッとひっくり返してね。もちろん後片づけは忘れずに…。だいたい、料理を作りたくなるのは、夕方に『カツ代と健太郎のおいしいフライパン』って番組を見て。欠かさず見てるんだけど、それを見てると作りたくなるんだよね〜。そのほか家事もよく手伝ってる。家にいることが多いからね。もちろんヨメさんがメインでやってるけど、掃除も洗濯も自分でやることあるし。とくにウチはフローリングなんで、拭き掃除は欠かせない。3日に1回は、クイックルワイパーを持ってるぜって感じだね」



影山正美(No.23 ペンズオイル・ニスモGT-R)
「昔、カレー作ったことあるよ。だからシチューも作れるんじゃない? でも、もう忘れちゃった。中学卒業するまでは好きだったんだけど、その後は作らなくなっちゃったんだよね。ほら昔、母子家庭だったころは、母が途中まで用意しておいてくれて、『後はこうやって、こうやって』ってメモが書いてあって…。それに従って作って、オニイと一緒に食べてたよ。それから、雑煮のスープは作れる。ほんだしとか、ああいうの入れて、しょうゆとかで味つけして、白菜入れて。あんまりうまくないけど。家事も全然しないね。やるのはクルマの掃除と洗車ぐらいかな?」



道上 龍(No.16 Castrol 無限 NSX)
「ごはんは炊けますよ。F3のころ一人暮らしだったときは、ときどき作ってましたから。憶えているのはカレー。作りすぎちゃって、何日も食べ続けなくちゃならなくなって、途中でイヤになっちゃいましたね」



松永雅博(No.91 コーセイ&バーディクラブ・セリカ)
「家事全般、なんでもOK。料理は、ナベは簡単だね。あとはアサリの酒蒸しなんかできるよ。カミさん(三原じゅん子)は、料理を作るのは早いし、うまいんだけど、気合い入れて作る感じで、皿洗うのが全部オレなんで…(笑)」



佐藤久実(No.60 TOYOTA CAVALIER)
「自分で食べる分ぐらいはつくるけど、他人様に自慢できるようなものはないです」



渡辺 明(No.60 TOYOTA CAVALIER)
「家事? 料理なんてぜんぜんやらないよ。ヒマなときは、水まきと草むしりぐらい。あとは整理整頓…。あ、クルマは自分のと家内のを洗車するよ」



織戸 学(No.19 ウェッズスポーツセリカ)
「時間があれば、料理はつくりますよ。トマト風味のシーフードスパゲッティ、粉からつくったカレー、親子丼でもなんでも。バーベキューもよくやりますね。うまいですよ、調理師になりたかったぐらいですから。多いときは2週間に1回ぐらいのペースでやります。奥さんに点数稼ぐために(笑)。家事の分担はないですよ。料理ぐらい。あ、得意なのありましたよ。トマト味のロールキャベツ。料理は得意ですよ。だって、昔はカネなくて、炊飯器持ってって会社でご飯炊いてましたからね」



山路慎一(No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7)
「100%外食ですね。料理は全然やらないです。ただ、子どもが小さいときは、おしめや入浴の世話はやっていました」



松本晴彦(No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7)
「料理は2週間に1回ぐらいですかね。スパゲティナポリタンや焼きそば、具だけは入れるインスタントラーメンぐらい、お昼につくったりします。料理は嫌いではないんですが、忙しくてなかなかできません。一番簡単で、早く作れる麺類が好きですね」



新田守男(No.44 アペックスDLモモコルセMR2)
「焼きそば、ラーメン、スパゲッティ。お湯入れたら3分で(笑)。それは冗談だけど、喫茶店の厨房をアルバイトでやってたから、目玉焼きと焼きそばぐらいは作れる。焼きそばは、ゆで麺を入れて具はあまり入れない。肉とキャベツは入れる。あとは餃子、ハンバーグ、野菜炒めなんかを作ったことはある。今では、焼きそばは月に1回ぐらい、ハンバーグは年に1回、餃子も年1回ぐらいかな。サファリラリーで行ったアフリカは、水が信用できないからなにも作らなかった。一時期フレンチトーストは凝ったことがあったね。目玉焼きは月に3回ぐらい、あ、味噌汁は結構つくりますよ。でも、具が入ってない(笑)。普段はカップのヤツ飲んじゃうね。ご飯はまめに炊いてるよ。2日に1回ぐらい。おかずは納豆とか。朝か昼ぐらいだね。あとは外食。鍋は、しゃぶしゃぶとか友だちが来てやりますよ。安くておいしいし、お気に入りかな。タレは、ポン酢、ゴマ、醤油+大根おろしの3種類。それから、ケーキ焼いたことはありますよ。ただ、ホイップとか知らないから、全然固まらなくて腕が上がるぐらい攪拌してた。いきなりぎゅっと固まって、カチカチになっちゃった。あとは、生地の上に塗ってたらダラダラたれてきた。冷やすの知らなくて、暖かい生地の上で塗ってたから(笑)。それは他人に食わせた(笑)。ピザなんかも、生地からつくってましたよ。一次発酵、二次発酵なんて知ってますよ」



エリック・コマス(No.23 ペンズオイル・ニスモGT-R)
「家事はボクの分担じゃないよ。ただ庭の掃除とガレージの片づけはやっている。だから家の外がボクの担当。とくにガレージは自分の領域で、マウンテンバイクやなにかが置いてあるんだけど、そこの掃除と整頓は自分でやっている。家の中のことでも机の整理はやっているね。料理? まったくやらない。ただコーヒーはボクが入れているよ。買い物? スーパーマーケットに買い物に行くのも大嫌いだよ」



ピエール・ラファネル(No.6 ESSO Tiger Supra)
「家事? やらないね。掃除も洗濯も料理も。全部やってもらっている。今はフランスでも若いカップルは平等に家事も分担する人たちが多いけど、ボクは古い世代なんだろうね。独身時代も食事は外食か友だちのところで食べていたので、自分で料理をすることはなかった。コーヒー? ああ、それは自分でやっている。でもコーヒーメーカーのスイッチを入れるだけだからね。全部やってもらっているから奥さんを絶対放せないよ。彼女はゴールデン・レディさ(笑)」



マッシミリアーノ・アンジェレッリ(No.19 ウェッズスポーツセリカ)
「家事はボクはやらない。料理もやらない。ただ、ガレージだけは自分の領域で、奥さんは立ち入り禁止だ。それと庭仕事はやる。道具もガレージにたくさんあるよ」



ケルビン・バート(No.37 カストロール・トムス・スープラ)
「ガールフレンドと一緒に暮らしているんだけど、ボクが料理をすることが多いね。と言ってもお互い仕事の関係で旅行が多いから、すれ違うことが多いんだけど。週に2回くらい作っているかな。彼女がもっと作ってくれることを期待してるんだけどね…」








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