2002 AUTOBACS JGTCRound8
SUZUKA GT300km
11.16,17 SUZUKA CIRCUIT
TEST DAY 2002-10-01
テストデイ


2002 AUTOBACS JGTC 合同テスト 第6回 鈴鹿サーキット(9月30日, 10月1日)


○10月1日(2日目)1日目総合結果

64 NSX
3セッション、3様のコンディションすべてで1番!!
Mobil 1 NSX、チャンピオンに手応えあり!
台風接近のため、午後の走行は中止に

 10月1日、三重県鈴鹿サーキットでJGTC第8戦(最終戦)に向けての合同テスト2日目が行われた。この日も午前と午後に各2時間の走行が予定されていたが、台風接近によるコンディション悪化により、午後のセッションは中止となった。

SESSION 3(雨、気温20度/路面温度21度、ウエット)
23 SKYLINE
 台風21号と秋雨前線の影響で、天気は昨日よりもひどい雨が予報されていた。走行スタートの午前9時時点で、気温は20度。雨量は多くないものの路面コンディションはウエット。
 序盤のトップタイムは、またしてもNo.64 Mobil1 NSXのラルフ・ファーマンで、2分11秒599を刻んだ。2番手はNo.18 TAKATA童夢の12秒527と2台のNSXが上位に。3番手はNo.23 カストロールピットワークGT-Rのエリック・コマスが13秒315とした。
 雨はセッションが後半になると降り方がしだいに激しくなる。1時間30分後の10時30分にはコース上にほとんど走行するマシンの姿がなくなっている状況だった。この時点では気温、路温ともに20度と日差しがないコースは路温も上昇することはなかった。結局、雨の影響の少なかった序盤にタイムをマークしたマシンのタイムが記録されることとなった。

 GT300クラスは14台が参加。No.62 Vemac R&Dダンロップ320Rが2分26秒933をマークしてトップタイム。2番手にはNo.21 ダンロップBMW M3GTの2分27秒497と、昨日のクラストップのNo.71 シグマMR-Sとともに"雨は有利"といわれるダンロップ勢が上位となっている。続いて、No.910 910ロデオドライブアドバンGT3Rがポルシェらしい安定した走りで、2分28秒513を記録し3番手とした。

62 VEMAC

SESSION 4(雨、気温 -度/路面温度 -度、ウエット)
 午後のセッションは、台風による天候悪化を配慮して予定の14時から1時間繰り上げた13時から2時間の予定でスタート。だが、雨足はいっこうに衰えない。No.39 デンソーサードスープラGTが果敢にコースに出るものの、3分07秒255というタイム。ストレートでまともにアクセルを踏めない状況だ。
 この後、コースの状況をそれぞれ確認するということで約30分間様子を見たが状況は変わらず。チーム代表らとGT-Aの話し合いにより、今後コースコンディションは改善される見込みがないと判断し、13時40分の段階で午後のセッションはキャンセルされることが決定した。


No.64 Mobil 1 NSX(GT500 2日目総合1位)
ラルフ・ファーマン「2日間通してトップタイムだったのはとてもうれしい。チャンピオンシップはポイントが僅差なので、ボクは2つとも勝ちたいんだ。(スピンをしたようだが?)ハイドロプレーンでブレーキロックして、1コーナーでコースアウトしてしまった」
No.23 カストロールコクピットGT-R(GT500 2日目総合3位)
影山正美「VQエンジンの開発は限られた時間の中で進んでいます。ただ、熟成されたNSX、スープラと対等のレベルには達していないですね。ウエットの方がチャンスはあると思います。鈴鹿ではがんばるので、NISMOに期待してください」
No.1 auセルモスープラ(GT500ランキング1位:6戦終了時点)
1 SUPRA
立川祐路「MINEのテスト(有志チームの走行会)には行ってませんが、木曜にテストディが追加されたので、そこでセットできますから。昨日は90kg積んでいてドライで3番手でしたから、まあそれなりに積んでいるわりには走れています。クルマのセットも決まってるし、バランスがとれています。(チャンピオン争いは?)MINEをいかに乗り切るか…。サバイバルレースになるだろうし、ウエイトもあるし厳しいと思います。その後の鈴鹿の方がクルマとの相性が良いし、できる限りポイントを取りたいですね。MINEは5位が理想ですね。そうすれば20kg軽くなって最終戦鈴鹿にのぞめますから。シリーズV2をもちろん狙っていますよ」
No.6 エッソウルトラフロースープラ(GT500ランキング3位:6戦終了時点)
6 SUPRA
飯田 章「雨の降り始めはミドシップの有利さが出るようで、NSXのタイムが良いみたいですね。鈴鹿には50kgで来る予定なので、作戦立ててやっています。今回のテストも感触ありますよ。昨日は、ターボトラブルが出てしまって美祢でもちょっとトラブルがあって心配してました。美祢は手堅くウエイトを落としたいですね。4位、表彰台にあがっても良いと思っていますが…。鈴鹿のドライのセットは完璧とはいえませんが、1000kmも出ましたしね…」
No.62 Vemac R&Dダンロップ320R(GT300 2日目総合1位)
密山祥吾「ストレートでまっすぐ走らないくらいでしたから、クルマを壊したくなかったので2周でピットに戻ってきました(笑)。鈴鹿1000kmの時と比べると(クルマの状況が)何もかも違うので、しょうがないですね。昨日はドライでそこそこ走れましたが雨はドライバーがまだ全然乗れていないので、柴原さんに教わらないと…。残り2つ勝ちたいけれどすごく厳しいと思います。ボクは器用ではないので行くところは行くつもりでがんばります。もてぎも重かったんですが、うまくバランスがとれて勝てました。それが自分にもチームにも自信につながっていると思います」
No.3 ユニシアジェックスシルビア(GT300ランキング1位:6戦終了時点)
3 SILVIA
山野哲也「昨日の午前は2番手でした。最後にスリックで出て2番手のタイムが出せました。午後はみんな伸びた中で伸び悩みでしたね。フィーリングは悪くなかったのですが、タイムにつながっていないんです。クルマのバランスはそこそこなんですが…。(選手権は)安定したポイントを残り2戦でとってタイトルにつなげたいです。もちろん勝ちたいけれどヴィーマックの存在もあり、なかなか難しいでしょうね。MINEのテストは5、6台しかGT300クラスはいなかったのですが、いまいちでした。(クルマ的には)鈴鹿の方がいいみたいですね。ただ、雨はシルビアには厳しいみたいです」



2002 AUTOBACS JGTC合同テスト 第6回 2日目結果
2002.10.1 | 天候:雨 | コース:ウェット | 鈴鹿サーキット 5.821km
Po No C-Po Machine Driver Session 3 (AM) Session 4 (PM) Tire
1 64 500-1 Mobil1 NSX 松田次生 / R.ファーマン 2'11.599 出走せず BS
2 18 500-2 TAKATA童夢NSX S.フィリップ / R.ライアン 2'12.527 出走せず BS
3 23 500-3 カストロールピットワークGT-R 影山正美 / E.コマス 2'13.315 出走せず BS
4 100 500-4 RAYBRIG NSX 加藤寛規 / 光貞秀俊 2'14.270 出走せず BS
5 16 500-5 無限NSX 道上 龍 / 伊藤大輔 2'14.651 出走せず BS
6 6 500-6 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪寿一 / 飯田 章 2'14.915 出走せず BS
7 36 500-7 トクホン トムス スープラ 土屋武士 / W.ガードナー 2'15.039 出走せず MI
8 37 500-8 ZENT トムス スープラ 黒澤琢弥 / 野田英樹 2'15.089 出走せず MI
9 1 500-9 auセルモスープラ 竹内浩典 / 立川祐路 2'15.300 出走せず BS
10 35 500-10 プロジェクトμエスペリアスープラ 影山正彦 / 脇阪薫一 2'15.713 出走せず DL
11 30 500-11 綜警McLaren 岡田秀樹 / 黒澤治樹 2'16.035 出走せず DL
12 12 500-12 カルソニックスカイライン 田中哲也 / B.トレルイエ 2'16.335 出走せず BS
13 8 500-13 ARTA NSX 土屋圭市 / 金石勝智 2'16.898 出走せず BS
14 76 500-14 イエローコーンマクラーレンGTR 服部尚貴 / 田嶋栄一 2'17.741 出走せず DL
15 39 500-15 デンソーサードスープラGT J.デュフォア / 織戸 学 2'18.374 3'07.255 YH
16 25 500-16 FK/マッシモADVANスープラ 荒 聖治 / 山路慎一 2'19.121 出走せず YH
17 62 300-1 Vemac R&Dダンロップ320R 柴原眞介 / 密山祥吾 2'26.933 出走せず DL
18 21 300-2 ダンロップ BMW M3GT 一ツ山康 / 菊地 靖 2'27.497 出走せず DL
19 33 500-17 United UKYO SUPRA 近藤真彦 / 下田隼成 2'27.859 出走せず BS
20 910 300-3 910ロデオドライブアドバンGT3R 松田秀士 / A.ウィルコックス 2'28.513 出走せず YH
21 7 300-4 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 松本晴彦 / 木下隆之 2'29.063 出走せず YH
22 81 300-5 ダイシン ADVAN シルビア 大八木信行 / 青木孝行 2'29.491 出走せず YH
23 19 300-6 ウェッズスポーツMR-S 田中 実 / 後藤 聡 2'29.739 出走せず YH
24 55 300-7 イクリプスタイサンADバイパー 山田英二 / 清水 剛 2'30.200 出走せず YH
25 26 300-8 PLUS e タイサン アドバン GT3R 余郷 敦 / 西澤和之 2'30.339 出走せず YH
26 24 300-9 EndlessタイサンアドバンGT3R 福山英朗 / 木下みつひろ 2'30.525 出走せず YH
27 9 300-10 ARCいじけむしぽるしぇ 竹中正信 / 堤 明彦 2'32.482 出走せず YH
28 66 300-11 ORC with REVOLUTION RX7 清水哲也 / 塩野入睦 2'33.164 出走せず DL
29 3 300-12 ユニシアジェックスシルビア 山野哲也 / 柳田真孝 2'33.861 出走せず YH
30 77 300-13 クスコスバル ADVAN インプレッサ 小林且雄 / 谷川達也 2'34.085 計測できず YH
31 70 300-14 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋義三 / 井倉淳一 2'35.672 出走せず DL
88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 M.アピチェラ / 和田 久 計測できず 出走せず DL
31 300 ARTAアペックスMR-S 新田守男 / 高木真一 計測できず 出走せず BFG


タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ



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