2003 AUTOBACS JGTC INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round3 SUGO GT CHAMPIONSHIP 2003.5.24 Qualify Day

Qualify 1 - 予選1回目

No.1 エッソウルトラフロー スープラがレコードタイムで暫定ポール

脇阪寿一「昨日はクルマがナーバスでしたが、今日はすごくいい感じになりました。まぁ昨日もナーバスといいながらタイムは出ていたんですけどね。アタックは気温とタイヤのマッチングを考えながら行いました。タイヤのサイドとトレッド面との温まりかたに差があるので、ゆっくり温めていったんです。まぁ1回目はいいアタックができたと思います」

合同テストから好調のNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、暫定クラスポール

田中哲也「(2回目がまだなので)まだなんともいえないんですが、メカが遅くまで作業をしてくれたおかげ。その努力が報われてきていると思います。チーム全体も毎戦ごとによくなってきていますし、テストでもそこそこ好調でしたからね。クルマの素性がコースにあっているところもあると思います。目標タイムはいつも決めていないんです。もちろんポールポジションはねらいたいですし、午後もアタックしますよ。とりあえず一番はうれしいですね(笑)」

No.36 WOODONEトムススープラ、2番手のタイムに満足

土屋武士「昨日、いつもどおりにタイヤのキャラクター(の確認)とロング(ラン)をやって、今朝は走行前に“こんな感じだろう”というセッティングを施しました。気温が低いし、タイム出るかな、と思っていました。タイヤも2セットを(1回目で)使うつもりだったので、一番はじめに(コースへ)出ていったんです。1セット目のタイム(を見たうえ)で2セット目をいくかいかないか、決めるつもりでいたんです。そうしたら1セット目でタイムが出たので2セット目もいってみよう、と。でも、1〜3コーナー、ヘアピンあたりで砂利が出ていたのでタイムロスしちゃって…。タイムは更新できなかったけど、とりあえず作戦的にはよかったかなって思ってます」

No.18 TAKATA童夢NSX、好調さをキープし、暫定3番手

道上 龍「(3番手でも)上デキかな、と思います。ポールが獲れるとは思っていなかったんで。でも、中途半端に3位だったら4位でもよかったかなぁ(苦笑)。だって(10kgのウェイトハンディは)重いもん。レースのほうもタイヤのバランスをもうちょっと考えていかないと。それから、今日もまだオーバーステアが出ているので、その対策をまだやっているところです。でも、なんでも完璧、ってことはないと思うんで、じゃああとはどうするかっていうと、それはドライバーの腕やから……。クルマばっかりに頼ってられないんで、考えて走ります」

No.12 カルソニックスカイライン、GT-R勢最上位の暫定5番手

ブノワ・トレルイエ「昨日は走りはじめからクルマがすごくナーバスで、セッティングをいろいろ変えましたが、けっきょく午後もあまりよくなりませんでした。でも、その後ミーティングをしてさらにセットを変えたら、今朝はすごくよくなりました。3コーナーやSPコーナー、最終コーナーなど高速コーナーではアンダーステア傾向がありますが、他のコーナーはいい感じですね。まずはGT-Rのなかでトップタイムが出せて、ハッピーです」

No.31 RECKLESS MR-S、想定タイムに0.2秒およばず、暫定クラス2番手

佐々木孝太「“2番手の男”が定着しちゃって、イヤだなあ。アタックに入った周にダイシン(No.81ダイシンADVANシルビア)がスピンして1回アクセルをゆるめました。次の周に(1分)24秒7を出して、もう1周いこうとしたら今度はC-WEST(No.51 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア)がスピンしていて…。エンジン屋さんからは(1分)24秒5まで出るって言われていたのに、コンマ2秒足りませんでした。でも、MR-Sが苦手と言われているSUGOで2番手ということで、チームもタイヤ屋さんもいいクルマに仕上げてくれたと思います。午後はタイムアップをねらいますよ。ポジションというよりも、出せと言われたタイムは出したい。(1分)24秒台前半はいきたいですね」

No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7は暫定クラス3番手

谷口信輝「クリアもとれたし、現状ではいっぱいいっぱいです。(アタックは)がんばっていってみました。昨日よりもだいぶタイムは上がってます。午後ももちろん(ニュータイヤを)1セット残していますし、天気や路温の状況はわからないけれど(アタックに)いきますよ。フェラーリ(No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360)が来ると予想はしていました。最高速が10km/hぐらいは違うんですよ。クルマはいい感じなんですけれどね」

気温が低くグリップ不足? No.8 ARTA NSXは暫定16番手と苦戦

金石年弘「よくわからないんですけど、タイムが遅いのはタイヤの選択がよくなかったみたいで、全然グリップ感がありませんでした。ウチは硬めのタイヤを選んでるんですが、気温が低過ぎて…。昨日は硬いほうがフィーリングがよかったのでそうしたんですけどね。ブレーキの効きも悪いし、コーナーでもクルマが横滑りして前にいこうとしないんです」

No.21 ダンロップBMW M3GT、負傷の滑川健の代役に松本晴彦

松本晴彦「ボクは今回のみのスポット参戦です。BMWの印象ですか? GTではいままでほとんどRX-7に乗っていましたが、BMWはレシプロエンジンなのでトルク感、パワー感があって、ロータリーとは違う感じがしました。今日はフロントが入らなくてアンダー傾向でした。セッティングを進めて、少しずつよくはなってきましたが、午前から午後で1秒ぐらいしか上がっていないので、もっと上げたいですね。とにかく今回の目標は、BMWのポテンシャルを最大限出すこと、そして完走です」

No.10 レイジュン・ダンロップGT-1、コースアウトで赤旗の原因に

山田健雄エンジニア「セッションが終わるという頃でした。倉嶋選手が乗っているときにSPインコーナーで飛び出してしまいました。そこにBMW(No.21ダンロップBMW M3GT)が来てしまってフロントのサブフレームとラジエターが破損してしまいました。ダメージが大きくスペアパーツもないので、予選2回目の出走はきびしいですね」


Qualify 2 - 予選2回目

予選2回目で大幅タイムアップしたNo.23 ザナヴィ ニスモ GT-Rが2番手に

本山 哲「昨日から予選1回目にかけてはセッティングがあまり進んでいなくて、アンダーステアが強かったんです。でも(予選1回目と2回目の)合間にいろいろセッティングを変えて、2回目はアンダーがうまく解消されました。ただ、正直ポールポジションをねらっていたので、獲れなかったのはちょっと残念。午後のほうが路面はよかったんですけどね。でも、一番前列からスタートできますし、ウェイトには構わず、明日は優勝をねらいます」

三度目の正直なるか? No.38 auセルモスープラは予選3番手

立川祐路「(3番手という)ポジションはまずまずです。ちょっとコーナーでのアンダーに苦しんでいるんですけれど、それ以外は順調です。金曜の朝(の練習走行)もトップタイムでしたし、調子はまずまずです。(練習走行では)予選一発より2人が乗りやすいクルマに仕上げて、決勝セットに振ってきました。(ここまでは決勝で結果を残せていないが)3度目の正直ですか(笑)。竹内さんはヘルメットを持っておはらいにいったんですが、ボクは日頃の行いがいいですから、大丈夫だと思いますよ(笑)」

No.36 WOODONEトムススープラ、午後は決勝の準備を進める

土屋武士「ポジションはふたつ下がって4位だけど、ウェイト(を積む必要)のない、いいポジションになったかな、って感じですね。結果オーライかな。(予選は)2位でもよかったし、4位でもよかったと思ってます。3位だと中途半端だから。クルマはずっとロング(ラン)をやってて、ロング的には、ちゃんと1スティント分走りきって、タイム的にも(1分)21秒台でずーっといけることがわかりました。決勝に向けての準備は整ったという感じ。あんまり心配はないけど、決勝では思いっきり走って、ベストを尽くしたいですね」

No.18 TAKATA童夢NSX、1回目よりポジションを下げるも、決勝に期待

道上 龍「(結果は)まぁまぁちゃいます? 満足はしてないけど。(予選)2回目はマシンがアンダー気味で、ボク的にはちょっとしんどかった。場所によっては速かったところもあるんやけど、(マシンが)曲がらないところもあってイマイチいけなかった。選んでいるタイヤがハードなんで(アタックするのは)キツかったかな、って思いますね。でも気温が低くても一応これだけタイムが出てるし、(決勝)レースは周回が長いんで、絶対硬いタイヤが有利になってくると思います。順位は落ちたけど、ウェイトも積まないでいい状態になったし、5番手からも勝ちはねらえるので、地道にコツコツ走ってがんばっていくだけです」

No.16 G'ZOX無限NSX、予選2回目はタイムアタックに専念

伊藤大輔「予選1回目はアンダーが出たりオーバーが出たり、クルマの前後バランスが決まってなくて、午後にかけてセットをいじってみたんですけど、それが若干いい方向に働いてそこそこイケたかな、と思うんですけどね。ただ、(予選2回目で)2回アタックしたうち、2回とも(他のクルマに)ひっかかってしまったんです。とりあえずタイム上げられたんでよかったかなぁ、と思います。決勝のセットを担当しているトム(・コロネル)が、“ベリー・マッチ!”(笑)って感じで全然問題なかったんで、混走の時間もボクの予選のセットにまわしてもらってたんです。ウェイトを積んでいるスープラやGT-R勢に前にいかれているのはスゴくくやしいんで、明日は最低でも表彰台に上りたい。ガンガン攻めてがんばります」

No.12 カルソニックスカイライン、予選7番手に

ブノワ・トレルイエ「朝のセッションは軽いアンダーステア傾向があったものの、クルマはよかったです。午後に向けてアンダーを解消しようといろいろやってみたんですけど、今度はひどいオーバーステア。それに最初のアタックのときに第3コーナーでミスしてしまって、さらにイエローフラッグが出ていたりして、タイヤが終わってしまいました。でも、ウェイトハンディが重いですから、7番手ならいいと思います。トップ3以内に入ってウエイトハンディを10kg増やしてもあまり意味はないですからね。ただ4番手か5番手にはなりたかったですけど。でも決勝用セットアップはいいので、明日は大丈夫。GT300のクルマも多いし、ここはオーバーテイクがむずかしいですけど、(後方グリッドからジャンプアップした)富士の再現をしたいですね」

No.37 ZENTトムス スープラ、8番手でもタイムには納得

黒澤琢弥「予選1回目は、青いクルマが砂利をまいてくれまして…。それに思いっきり乗っちゃいました。2回目は、自分で思ったような百点満点の走りができました。が、ちょっと36号車(WOODONEトムススープラ)と装着したタイヤが違って、ボクらのほうは硬めのコンパウンドを選んだんです。だから、ホントは(気温が)あと5度くらい高いほうがよかったんですけど」

第2戦優勝のNo.22 モチュールピットワークGT-Rは予選12番手

リチャード・ライアン「昨日はすごくクルマの仕上がりがよくて、これなら予選でもトップ3をねらえると思っていました。予選1回目もクルマの調子はよかったんですが、タイヤが一番いいときに2周にわたってトラフィックにつかまってしまい、うまくタイムが出せませんでした。だから2回目ではタイムアップをねらっていたんですが、セットを少し変えたのがよくなかったみたいで、すごくアンダーステアになってしまってタイムを上げられませんでした。明日のレースではできるだけ多くのポイントをとりながらウェイトを下ろしにいきたい。シリーズを考えてもそれが一番いい作戦だと思います」

No.5 BANPRESTO B-1マッハ号GT 320Rは予定外(?)のクラス2番手

三船 剛「(2番手というのは)うれしいような悲しいような…。どうせなら一番を獲りたかった。イタリアから帰ってきたばかりで、昨日は2周しか走ってないんです。今回、クルマは救済で50kg軽くなっています。タイヤのマッチングがなかなか出なかったんですが、なんとか合わせました。まさかの(予選)2位でしたね。もうちょっと後ろ(のポジション)で終わるかと思ってました。明日のスタートはまだどちらか決まってませんが、そこそこはいけると思います」

1回目にクラス2番手のNo.31 RECKLESS MR-S、通算ではクラス3番手に

佐々木孝太「(予選)1回目は、先手必勝でいけるだけいこうと思ってタイムを出したんですが、最後にフェラーリ(No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360)にやられました。(予選2回目にアタックすれば)届かないタイムじゃなかったんですが、コンディションが午前のほうがよかったのと、午後はクリアがとれなかったんです。(1分)24秒5から6までは見えていたんで、かなりムリして(アタックに)いったんですけれど…。合同テストでは、足まわりがうまく動いていなかったというトラブルもあってよくなかったんですが、BFグッドリッチがいいタイヤをつくってくれて、決勝セットはいい線いけてます。パッケージ全体で考えるとウチが有利だと思います。富士ではMR-Sはきびしいんで、ここで表彰台はマストだと思っています。シグマとスピリットはセリカにするようですが、ウチは今年はMR-Sで全戦戦います。速いセリカが出てくる前にポイントを稼いで、チャンピオンを獲りたいです」

No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7、得意のSUGOでクラス4番手

谷口信輝「タイヤが一番おいしいラップで、ヘアピンでBMW(No.15 AMPREX BMW M3GT)とNSX(No.2 リニューカー・ベルノ東海NSX)の2台がゆっくり併走していて行き場がなかった。オレのリズムもタイヤのおいしいところも終わってしまって、その後(クリアラップを)探して(アタックを)やったけど、イマイチでしたね。午前のタイムに近いのは出るんだけど破れないことがわかったんで、タイヤがいい状態で大井さんに渡しました。去年はスタートでやらかした(注:多重クラッシュの原因を作った)んで、同じ轍を踏まないように(最後まで)走りきって表彰台に上がりたい」

No.43 ARTA Garaiya、1回目よりタイムアップするもクラス5番手まで

新田守男「午前のほうがコンディションがよかったみたいですね。でも午前中はけっこう引っかかってしまって、(ニュータイヤを)1セット残しておくか使うかで悩んだんですが、けっきょく残したんです。明日は淡々といくしかないですね。ストレートはきびしいんですが、コースとの相性はテストでも悪くなかったんです。でも、速いところは順当に上に来てますからね…」

開幕戦優勝のNo.24 EndlessタイサンアドバンGT3Rはクラス11番手

余郷 敦「予選はまぁこんなもんでしょう(笑)。(予選上位に入れなかったのは)ウェイトが原因ではなくて、もともとSUGOはポルシェが苦手とするコースなので、毎年キツいんです。前の合同テストに比べても(タイム的には)全然いいんだけどね(笑)。ポルシェにとっては(1分)25秒台に入れば御の字って感じだったんですよ。決勝は去年みたいに荒れたり、ペースカーが入るレースになるかもしれないし、あと、タイヤのおいしいときにコーナリングが速いマシンでもタイヤがタレてくるとどうなるかわからない。だからあきらめずに淡々といきますよ」

ポイントリーダーのNo.26 PLUS eタイサンアドバンGT3Rはクラス14番手

山路慎一「きびしいですね。マシンのハンディウェイトが重いしね。思ったよりも全然遅いっていうか、自分たちの(気持ちの)なかでは決して悪くないタイムなんだけど、周りが思った以上に速いんで…。事前テストのタイムからみても、タイム的にはこんなものとは思ってたし。路面は悪くなかったですよ。ただ気圧のせいか、(マシンに)乗っているとエンジンが全体的にパワー、トルクがないような感じだったので、どちらかというと路面コンディションというよりは天候のコンディションが影響したように思いますね」

期待のニューカマー、No.19 ウェッズスポーツCELICAがデビュー

板東正明監督「金曜日はエンジンだけではなくミッション、デフ、足まわり、駆動系とすべてトラブルが出て、ひとつひとつツブしていくトラブルシュートに追われた。現状ではセッティングの領域には入ってない。ドライバーもまだまだ手足のように走れてないし、メカニックの対応もまだまだ慣れていない。予選もトラブルをいくつか引きずりながらでした。早々のセリカ投入は、できあがったらすぐに投入しようという計画だったから、予定どおりです。セリカでやろうと思ったのは去年の最初。GT300はどんどんクオリティがアップしてきてるから、MR-Sに比べてどうかというより、そのポテンシャルをいかに引き出すかですね。
 TRDの02年型スープラから活用できるパーツがあったんで、その中古を受け継いでるんです。(GT300としては)オーバークオリティといえるものを使って組み上げていて、ダウンフォースに関していえば02スープラよりもセリカのほうが上ですよ。フロントサスペンションはノーマルのセリカではストラットですが、ダブルウイッシュボーンに変更してます。3S-GエンジンはMR-Sの横置きを縦置きにしてます。足まわりは02スープラのもの、ミッションもデフもその流用です。レイアウトはすべて変えてますけれどね。
 今回のレースでうまくいけばデータも取れる。内容は言えないけれどいくつかタマも用意してるんで、次にはバージョンアップもできる予定だね。FFセリカやMR-Sはジャジャ馬だったから、それに比べると今度のセリカはエリートかな。ジャジャ馬のほうがオレには合ってるかな。ゴネてるところをうまく調教してやればいいからね。課題はまだまだ山積み。きれいでカッコいいでしょ? “どうよ”って自負するところはあるんで、みんなの期待に応えられるように仕上げたいね」

田中 実「予選2回目は、赤旗がなければ青木くんがかなりいいタイムを出してくれたと思います。クルマのバランスは進化しているし、エンジンも好調になってきました。予選1回目はブーストが上がらず、まだGT250くらいだったんですけど、2回目はちゃんとGT300になりました。個人的にはベスト5に入るくらいのパフォーマンスを感じました。まともに走ったのは今日からなので、初日でそこまで来たことは驚異的だと思います。中古(タイヤ)であそこまでタイムが出ているので、ポテンシャルは高いところにあると思いますよ。かなりハイレベルで“ビックリドッキリバックリ”って感じです。決勝もトラブルなしに走れば、いいポジションにいけると思う。なにも壊れなければGT315(笑)くらいの走りで順位を上げていきたい。青木選手と力をあわせてリザルトに貢献したいですね」


ポールポジションインタビュー

No.1 エッソウルトラフロー スープラ(GT500)

脇阪寿一「前回の富士でああいう結果に終わったので、今回は来る前から土沼(広芳監督)さんと『ポールを獲って勝とう』と言っていました。マシンについては、昨日はフロントのグリップが足りない感じでしたが、それでもタイムは出ていました。でも、予選の1回目はエンジニアががんばってくれて、それ(グリップが足りない感じ)は直っていましたし、最高の仕上がりでしたね。午後はタイムアップできませんでしたが、アタック自体は1回目以上にいい感じでした。路面の状況が悪かったのかもしれませんね。今日は満タンテストもして、(飯田)章がコンスタントなタイムで走ってくれていました。明日のスタートも章ですが、序盤からいいペースで走ってもらって、勝ちたい。いつものチーム・ルマンのレースをしたいですね。金髪の理由ですか? これは前回の富士で危ないパーツが壊れて、あまりの怖さで(髪の色が薄く)なってしまいました。これからはボクのことをスーパーサイヤ人と呼んでください(笑)」

飯田 章「タイヤを(前ソフト、後ハードという)コンビで選んだのが、どういう結果になるかは、いまはまだわかりませんね。BS勢のなかでは他のメーカーでもそういう組み合わせを選んでいるところはけっこう多いと聞いていますし。中盤から差がつくか、それとも縮まるかはわからない。SUGOは毎年レースが荒れがちですが、だからとくになにかを注意するということはありません。バックマーカーの処理と、あとはセーフティーカーが入るかもしれないので、そのときの対処。あとは燃費とタイヤの消耗に気をつけながら走って、優勝を目指します」

No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360(GT300)

田中哲也「JGTCでポールポジションを獲ったのははじめてなので、うれしいです。このフェラーリは今年から走り出したマシンで、1戦目は予選落ちになってしまい、そこからメカニックがほとんど毎日のように徹夜続きで仕上げてくれました。その結果、前回の富士ではだんだんよくなってきたんですが、それもチームががんばってくれたおかげです。前回(4月)のSUGOでの(合同)テストも結構よかったですし、ポールが獲れてよかったです。(クルマと)SUGOとの相性はいいと思いますね。正直、富士よりもSUGOのほうがいい。ストレートはあまり速くありませんがコーナーがすごく速いので。決勝レースもチーム全体がミスなく走ればイケると思います」

松田秀士「昨日の午後に走って感じたことをメカニックと話してセッティングを微調整したんですが、今日はそこがだいぶいい感じになったと思います。ボクと田中選手はすごく走り方が似ているみたいで、ボクがいいと思うときは田中選手もいいと言ってくれるのですごくやりやすい。だから3戦目にしてポールを獲れたんだと思います。相性がいいドライバーですね。予選を見ているとほかとタイムが拮抗しているので決勝も大変だと思います。ヴィーマック(No.5 BANPRESTO B-1マッハ号GT 320R)なんかはいい感じで走っていましたしね。でも、ウチはドライバーふたりの総合力では負けないと思っていますよ」



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