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2018.11.07
【第8戦 ツインリンクもてぎ】ピエール北川のこれを言わせて!「最終戦もてぎは歴史に残る一戦に!? タイトルはズバリ……」

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第8戦 ツインリンクもてぎ Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

毎度! ピエール北川です。
早いものでもう11月。いよいよ今週末はAUTOBACS SUPER GTの2018シーズンの集大成となる最終戦がツインリンクもてぎで開催されます! GT500クラスもGT300クラスもシリーズチャンピオン決定の瞬間は、もうすぐ。絶対に見逃してほしくない一戦ですから、皆さん現地観戦へ集合ですよ!! 来られない方はJ SPORTSです。テレビやパソコン、スマホでチェック、よろしく!

 

 

 

 

オートポリス史上最高の人出の中、レースは大どんでん返しに!?

 まずは九州のSUPER GTファンの皆さま、今年は実況に行けなくてごめんなさい。スタッフに聞いた情報では、今年のレースはオートポリスでSUPER GTが始まって以来、最高の人出だったとか!? 近年地震や大雨と災害が続いた九州地方でしたが、ファンが沢山集まったというニュースを聞いて少し安心しました。来年は必ず実況に行きますので、またぜひ観に来てくださいね!

 それにしてもレースの結果はまさに「大どんでん返し!」の一戦となりました。予選まではHonda NSX-GT勢が圧倒的なスピードで上位を独占だったのですが、決勝レースが終わってみればLEXUS LC500勢が上位を独占! 決勝でのNSX-GT勢の苦戦は、私も少し予想していたのですが、ここまでとは思いませんでした。ワン・ツーとなったLEXUS TEAM TOM'Sの2台、No.1 KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)とNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)は決勝で敵なしの状態。LC500勢として強烈な存在感をライバルへ見せつけるとともに、タイトル獲得へ向けて大きく前進しました。
 逆にNSX-GT勢は各チームごとで明暗分かれましたね。なんとかNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が粘りに粘って貴重なポイントが獲れたことは、最終戦に向けて希望を繋げられたレースになりました。
 これでポイント争いはトップ2チームが「同点」という極めて分かりやすい状況に。単純に最終戦でどちらか「勝ったほうがチャンピオン」というシンプルな見方が可能になりました。

 

   

 

 GT300クラスは見事に予想が外れました!(汗) まさかNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/中山雄一)が来るとは!! 前半は中山選手の見事なペースでロングスティントを走り切り、後半はベテランの新田選手がまとめる。そして監督の影山正彦さんの采配も素晴らしい。これで今季2勝目を挙げたことで、チャンピオン候補に残りました。また、No.34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)は少しだけ私の予想が当たりました(笑)。3位初表彰台おめでとうございます!
 意外だったのはマザーシャシー勢ですね。オートポリスでは有利と思われていたのですが、No.25 HOPPY 86 MCがポールスタートを活かせずに悔しい敗戦で、チャンピオンの権利は消滅。GT300も、ほんの僅かな戦略ミスも許されない本当にハイレベルなレースになってきていますね。

 

   

 

 

最終戦もてぎは歴史に残る一戦に!? GT500王者はズバリ……

 チャンピオン候補4チームの状況はSUPERGT.netの第8戦プレビューに出ていますので、まずはチェックしてください。
 で。その中でズバリ僕のチャンピオンの予想はNo.100 RAYBRIG NSX-GTにしましょう! え? 理由ですか? 勘です(笑)。

 

 

 10月の公式テストもてぎでは、NSX-GT勢が苦労しているように見えました。しかし、とある他メーカーの関係者に聞いたところ「直線がいつもより遅かったのに違和感を覚えた」とのこと。つまりNSX-GT勢は、テストではライバルに本性を見せず、周到に最終戦へ向け準備を整えている。テストの結果(タイム)とは逆に、余裕をもってマシンの実力に自信を深めているのではないでしょうか?
 でも、過去を振り返るとLC500やRC FなどLEXUS車が、ツインリンクもてぎを得意としているのも事実。ならば、No.1 KeePer TOM'S LC500も考えられます(予想が揺らぐ……)。さらに昨年はNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が驚異の走りで完勝したのを思い出しますね。

 

 

 と、各チームとも予想通りのレースになるはずもなく、タフなレースになるでしょう。とにかく予選でポールポジションを獲ると圧倒的に優勝確率が高くなるこのコースですから、土曜日は怖いくらいギラギラした激しいタイムアタック合戦になると思います。ここから見逃してはなりません!!

 

 

 

GT300は55号車がタイトル本命。でも優勝は……

 GT300クラスは、No.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)がかなり有利な状況です。チャンピオンの権利を有する他のチームは一発逆転を狙って、まずはポールポジション、そして優勝を目指して来るでしょう。
 その中で、優勝の本命はNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/平手晃平)を推しましょう。プリウスにとっても最後のSUPER GTシーズンとなるかもしれないですから注目です。

 

 

 ただ、タイトル争いは55号車がライバルの動きを見ながらレースを進められる余裕がありますので、勝ちを狙って大きなリスクを背負うより、チャンピオンを狙った堅実な走りで自力チャンピオンの3位以内をしたたかに狙って来るはずです。高木選手がチャンピオンになれば、2002年以来16年ぶりのチャンピオン獲得。GT300優勝回数では最多タイ記録を持つ高木選手ですが、タイトル獲得はまだ1度なので、2度目のチャンピオンを獲得できるか? 初栄冠を目指すウォーキンショー選手の働きにも注目です!

 

 

 

1年を締めくくるフィナーレまで、ぜひお付き合いください!

 最終戦といえば、チャンピオン決定の感動が味わえますね。そして表彰式を終えると、そのあとは全ドライバーがファンの皆さんの前に一年間のお礼をする「グランドフィナーレ」が行われます。シーズンを戦ってきた選手たちが全員揃うシーンは、本当に感動的です。現地観戦している方は、ぜひ一緒にその感動を味わってください!!
 この時期、ツインリンクもてぎの朝晩は冷えますが、お天気に恵まれれば今週末は例年より暖かく過ごしやすいかもしれません。皆様、お誘いあわせの上ぜひツインリンクもてぎへお出かけくださいね! ご来場お待ちしております!!

 

   

 

 

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