SUZUKA GT300km
3.21sat / 22sun - SUZUKA Circuit

3/21 - Qualify 1st session




64 Mobil 1 NSX(予選1回目トップ)

トム・コロネル「昨日から今日にかけてはセッティングを変更している。今日はそれが決まってクルマには満足している。タイトコーナーでいくらかアンダーが出るが、問題はない。ほとんど毎ラップ渋滞に引っかかったけど、2周だけ前にスペースがあったのでアタックできた。トップ3に入ろうとプッシュした。自分がトップに立ったと聞いたあともさらにプッシュしてあのタイムが出た。決勝は、NSXのタイヤ摩耗が激しいので難しいレースになると思う」


18 Castrol無限NSX(予選1回目5番手)

中子 修「昨日あれだけスピンしたりした流れから見れば、これは上デキのタイム。予選は2列目までにいたい。クルマは予選仕様にしている。調子はいい。ベストタイムを出したのは3周目。クリアラップがとれた。4周目もいこうと思ったらステア特性が変わって1秒落ちてしまったのでピットインした。調整してもらっているうちにGT300の時間帯になってしまった。午後も同じ条件なら、もう少しタイムアップできる。ほかのNSXを見ても3秒台前半まではいけると思う。前4台ホンダで固めたいね」


36 カストロール・トムス・スープラ(予選1回目6番手)

関谷正徳「まだデータがそろっていなくて、何秒出るのか自分のなかで計算できていない。今のアタックは3周目と4周目。2台くらい引っかかっているけど、それのロスはコンマ1、2秒。2回目の予選で引っかからなければ、もうちょっといけるよ」

ノルベルト・フォンタナ「クルマは97モデル。セキヤさんがセットアップしている。GTは、ポルシェカップに2回出たことがあり、今回が3回目だ。行ったり来たりがたいへんなので、今は日本に住んでいる。せっかく日本にいるんだから、もっと日本のレースに出たい」


44 アペックスDLモモコルセMR2(予選1回目GT300クラストップ)

新田守男「アタック一発目はタイヤが温まりきっていなくてやめた。次にいった3周目のタイムがベスト。その後は引っかかってタイムアップできなかった。去年のタイムよりコンマ2秒遅いんで不満です。固いタイヤを決勝用にチョイスしている。前回のテストのときはソフト系のタイヤで13秒台に入っていた。午後はもう1アタックして、ハード系のタイヤで13秒台に入れたら、と思う」


910 ナインテンポルシェ(予選1回目GT300クラス2番手)

砂子智彦「アペックスには及ばないだろうと思っていた。このクルマで自分なりに100%の力が出せれば満足です。ただ、14秒台に入ってくれればいいかなあ…。クルマのセットアップがもう少し必要。明日は、コンスタントラップは悪くないんで勝算はある。上位で走って後半に勝負をかけたい」


61 テイボン・トランピオ・FTO(予選1回目GT300クラス3番手)

中谷明彦「今日は予選を通過させるのがとりあえずの目標だったので、それは達成できた。ドライはあまり走ってないけど、クルマはすごくよくできている。エンジンも完成されている。あとはタイヤをどうマッチングさせるか。決勝は完走してうまく表彰台でもいければいいね」


38 FK/マッシモセルモスープラ

野田英樹「乗る時間が少なくてまだ乗りこなすところまでいっていないので、セッティングもタイムアタックも(竹内選手に)おまかせです。ちょっと頑張ろうとするとフォーミュラ的な乗りかたをしてしまう。飛び込みすぎたり、アクセルを早く開けてしまったり。日本のレースは89年以来ですけど、GTはフォーミュラのようにピリピリしていなくて、ちょっと違いますよね。このレースは“自分に与えられた仕事をきちんとこなす”ということです。フォーミュラニッポンだったら、なにがなんでもタイムを出して勝ちにいきますし、タイムが出なければ口も聞きたくないところですけど、これはチームワークのレースですから、自分の持っているものをちゃんと出しきってできるかぎりいい結果を残そうということです。自分の性格を捨てて、与えられた仕事をするだけです。クルマは次の富士から98モデルになると聞いています」


8 FET SPORTS SUPRA

ワイン・ガードナー(金曜日にクラッシュ。「縁石の塗装に乗ったと思ったらクルッ。後ろ向きになって行ってしまってドーン。ケガはないけどけっこうなショックでクルマはあの通りさ」)「クルマは完全に直っている。ラッキーだった。テストに来ていなかったから。自分にとってドライで走るのは今朝が初めてだったんだ。クラッシュのあと少しナーバスになっていたけど大丈夫。ペアの田中選手はそれほど多く乗っていないのでもう少し時間が必要だ。ナイスガイだ。よくなるよ」


25 つちやMR2

舘 信吾「ハコのレースは去年のN1のセリカが初めてで、ハコの乗りかたってこういうものかな? と思っていたんですけど、MR2は全然それとは違いました。どちらかというともっとフォーミュラに近くて、ボクとしては乗りやすいですね。動きがシャープだし、パワーもあるし。去年のオールスター戦ではスープラに乗りましたが、それがいい勉強になっていると思います。スープラの乗りかたと近い感じがあって、MR2に乗ったときは全然違和感がなかったんです」


17 東京科芸専:REロードスター

野上敏彦「ホイールがやっとセンターロックになった。GT参戦4年目にして5穴からようやく脱皮です。エンジンは吸入系の取り回しをかえ、ミッションのオイルクーラーのレイアウトも変更しました。リアアッパーサスペンションの見直しをし、去年よりはだいぶよくなりました。950kgのレギュレーションに対して955kgと軽くなりました。オールスター後に造り直したんですが、ビンボーチームなんでテストはなし(笑)。限界もあります。メカニックが新2年生になってすべて“リセット”されてしまい、何ひとつ話が通じないのが困りますね…」


37 カストロール・トムス・スープラ

ケルヴィン・バート「クルマは98のニューモデル。トシオがセッティングしているが、まだ細かいところをセットアップしていかなければならない。日本のレースはF3で富士を2回走っているが、鈴鹿は初めて。トムスとは、マカオにトムスのクルマで出て以来コンタクトはとっていた。GTCへの参戦に関しては自分のほうからコンタクトをとった。ヨーロッパでやる道も考えたが、ギャンブルに出ることにした。今は日本に住んでいる。ゴテンバだよ」


77 クスコスバルインプレッサ

玉本秀幸「方向はまちがってないし、クルマは段階的によくなってきている。今日は1周計測をしたところでミッションが調子悪くなってアタックをやめた。もう1セットタイヤが残っているので、ミッションの調子を見ながら午後もう1回いきたい。かっちゃん(小林且雄)がアタックして、ボクがセットアップしてということの繰り返しかな。クルマはシーズンオフに改良してきて、セッティングを積み重ねてるんで、可能性はありそう。新しいクルマなんで、マイナートラブルは出ると思うけど、克服できれば…」


9 PCJ大黒屋ぽるしぇRSR

日置恒文「ドライバーふたりとも鈴鹿が地元なんで、地元にゆかりのある大黒屋光太夫をチーム名にしました。国際都市にふさわしいということで…。クルマはカレラRSRの新車です。まったくのプライベートですが、今年はフル参戦の予定です」

佐々木秀六「レースは91年以来7年ぶり。二人合わせて98歳、たぶん最高齢でしょう。GTCはわれわれのようなプライベートがワークスと同じ舞台で走れるというおもしろさがあります。もっとアマチュアが増えるといいですね」




3/21 - Qualify 2nd session


100 RAYBRIG NSX(ポールポジション)

飯田 章「ポールが取れてすごくうれしいです。ホントはちょっときびしいと思ってましたが、でも一番になりたかったから。98年型のNSXには性能的にはかなわないけれど、97年型には去年1年乗ってましたからその分のノウハウはあるんで、それを活かしたいと思います。97年型はこのレースまで。このクルマでは勝てそうで勝てなかったから、今回はポールから勝ちたいです。決勝は、とにかく逃げます。ローリングスタートはターボの方が有利ですから、スタートからガンガン、目いっぱいいきますよ(笑)」

高橋国光「今日の結果は、章くんとチームの力で勝ちとったポールポジションだと思います。実は、ボク、カゼ気味でして、足を引っ張るんじゃないかと思ってたくらいですから。レースはクルマ(の台数)も増えているし、走ってみなければまったくわからないです。とにかく今晩はよく眠って風邪を治します(笑)」


64 Mobil 1 NSX(予選総合2番手)

トム・コロネル「午後はトラフィックに引っかかってタイムアップできなかった。でも、明日は2番グリッドからスタートできるから、いいレースができると思う」

中嶋 悟監督「初めてのレースで2番手ですから、いいタイムだと思います。クルマのほうは、なにせ初めてなのでどれが一番いい状態なのかわかりませんが、タイムが出ているということは、まあよかったんでしょう」


18 TAKATA童夢無限NSX(予選総合3番手)

金石勝智「ボクはこのクルマは初めてなので仕上がりがいいかどうかはよくわからないんですが、タイムが出ているんでいいんだと思います。アタックしたラップでは2台、ちょっと引っかかってしまいました」


44 アペックスDLモモコルセMR2(GT300クラス予選トップ)

新田守男「ねらいどおり13秒台のタイムが出たんでよかった。ポールがとれてとてもうれしい。クルマが完成するのが遅れて、チームのみんな、メカニックが徹夜続きでがんばってくれたので。それと、自分が去年ポルシェで出したレコードを抜きたかったので、それができましたから…。ただ、FTOも速いんで、本番はかなり苦しいレースになると思う。FTOがストレート速いんで怖い。開幕戦だからドライバーもクルマも違うから先が読めません…。とにかく、いくっきゃないですね。満タンは、アタック後に初めて走ったけれど、バランスがイマイチ。“えびぞり”のように決勝でスタートしてからズルズル下がらなければいいけれど(笑)」

水野昇太「ハコはN1のシビックに乗ったくらいですから、とにかくクルマに慣れることが今は一番です。ですから、そこは新田さんにお任せです。幸い、クルマも、チームも、一緒に走る新田さんもいいドライバーですから。僕が足を引っ張らないようにしたいです。決勝ですか? うーん。今晩はMR2が一番速いクルマなんだって思って寝ることにします(笑)」


61 テイボン・トランピオ・FTO(GT300クラス予選2番手)

中谷明彦「FTOがこんなに速いとは私も思いませんでした(笑)。雨続きで思うようなテストもできなったですし。ただ、エンジンはGr.Aのランサーのものですから一からやっているわけではないですし、メンテナンスはノバ・エンジニアリングという強力なスタッフを持っていますから、その点では心配していません。ほんとうに、とくにどうしなきゃってことはなかったですよ。ストレートはみんなが速いといいますし。となると、ボクはこれまでストレートで有利なクルマに乗ったことがないんで…ツーリングカーのBMWとか(笑)、ありがたいです」


81 ダイシンシルビア(GT300クラス予選3番手)

福山英朗「チームのみんながいろいろやってきてくれてるんで、結果にひとつひとつつながってきている。クルマは昨日より確実によくなっている。午前中はボクは(アタックを)やってないんだけど、午後に混走のときにたまたまコースが空いていた。決勝は確実に表彰台を取っていきたいね。ドライバーもメカもミスなくチェッカー迎えるだけだね。地元だけど、心情的にもいろいろあって、まあ、ドライバー人生長生きできるように頑張ります(笑)」


910 ナインテンポルシェ(GT300クラス予選4番手)

砂子智彦「大人げないよねFTO。噂ではタイヤ交換3回ぐらいするとか(笑)。ウチは セットアップあんまりできてなかったわりにはいいんじゃないかな。ポールポジションは考えられなかったけど、2、3番手はいきたかったのは確か。決勝は、ウチのコンスタントラップは悪くないから、あとは余郷次第だね」


51 コブラポルシェ (GT300クラス予選5番手)

池谷勝則「今年は石原さんが3戦しかしないというんで、残り4戦を袖山さんに乗ってもらうことにしたんだ。クルマは去年からはほとんど変わっていないけど、リアガーニッシュとライト周りで8kgぐらい軽量化してます。スタートはたぶんボク。作戦はこれといってないけど、自分のベストを出せばいい結果が出るでしょう」

袖山誠一「去年乗っていたポルシェとは仕様が違うんで、まだうまく乗れていません。池谷さんはこのクルマのいいところを引き出しているんですが、ボクが足を引っ張っちゃってます」


21 ダンロップ-BP-BMW(GT300クラス予選6番手)

加藤寛規「昨日、2周目に1コーナーで飛び出してしまって…これが痛いです。まず完走してクルマがどんなもんか見きわめたい。晴れのセッティングをどうするかが課題。タイムも午後はGT500クラスに引っかかって伸びなかった。できれば表彰台はいきたいですね。コンスタントラップはずっといけるから。F3と同時開催なんで、ドライビングがごっちゃになっちゃて、困ってます。つい突っ込んでしまうんですね。F3では、信吾とボクが木曜まで1、2位だったのに、はまってます」


25 つちやMR2(GT300クラス予選7番手) 舘 信吾「昨日、ドライで全然走れていなくて、セッティングも全然できていないので、今日はセットを出すための走行でした。ボクが2回ともニュータイヤを使ったんですが、アタックというよりは、慣れるための走行でしたね。でも、2回目は1秒タイムを上げることができました。1回目はオーバーがひどかったんですが、2回目はそれを消すために車高を下げたら、すごくよくなりました。今日はGTとF3とかけもちでずっと走りっぱなしだったんですが、どちらもあまりよくなかったので、気分的にはちょっとダウンしてますね。でも、寝れば直るので、明日は復活してるでしょう」


12 カルソニックスカイライン(予選総合8番手)

星野一義「昨日ドライで走れてなかったから、今日の午前中はセッティングが煮詰まってなかった。でも、どんどんよくなってるよ。午後は、昨日目標だっていっていた4秒台に入ったけど、3秒台までいきたかったね。スカイライン2番手じゃ満足できない。やっぱりトップをとりたいよね。ベストタイムを出したあとのトラブルはガソリンの吸い込み不良か電気系かのどちらか。調べてみればすぐにわかると思う。今年は去年以上に気合いが入ってるから頑張るよ。今日もアタックのときはコマスよりコーナーで奥まで入ってるしね。攻めすぎてちょっとキツくなっちゃった部分もあったんだけど。今年はGTはドライバー、フォーミュラニッポンは監督で、うまく切り替えができるか心配だったけど、大丈夫。ガーッと血が湧いてきてるから。これから、もっとクルマをよくしていって、トップに喰らいついていきたいと思ってる。もう全開でいくからね」


2 ZEXELスカイライン(予選総合16番手)

鈴木亜久里「今日がシェイクダウンみたいなもんだから、いろいろと不具合が出てタイムが上がらなかった。No.23(ペンズオイル・ニスモGT-R)とはまったく同じクルマなんだけどね。オレ、朝2周したらぎっくり腰になっちゃって、午後はずっと影山に任せていたんだ。タイヤはソフト系。決勝のスタートはまだどっちでいくかわからない。ぎっくり腰だからあんまりスタートはやりたくないんだけどね」







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