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5.1/2 - Fuji International Speedway 5.2 - Race Day No.100 RAYBRIG NSX(フリー走行1位) 飯田 章「昨日までに40周以上走った中古のソフトタイヤでいきました。トップタイムって言っても…。調子? ストレートが遅い。不満です」 No.30 綜警McLarenGTR(フリー走行2位) 岡田秀樹「2番手といってもスリップ使ったりしてのことだから。とくに状況がよいということではなく、ウチとしてはなにも変わっていないし、タイヤも普通のみんなと同じミディアムです。今回はスタートは会長(山田洋二選手)がやります。クルマはとくに問題ないので、あとはコンスタントにやるだけですね。そつなくレースをやりたいです。ピットで長引くようなことなく、詰めるところは詰めたうえで自分たちのマシンのポテンシャルを最大限出せるようにしたいです。結果はね…。いつも優勝しているわけじゃないし、進歩のあとが見られれば」 No.16 Castrol 無限NSX(フリー走行3位) 道上 龍「昨日はオーバーステアだったんで、燃料を積んだらそれが落ち着くかと思っていたんですが、まだオーバーですね。ウチのクルマは、周回を重ねていくとだんだんオーバー傾向が強くなっていくので、決勝までにその対策をしないと…。ラップタイムは余裕で27秒台でいけますね。タイヤもソフトを選んでいるけど、タレませんよ。これから気温が上がっても大丈夫でしょう。僕は後半3分の2を走ることになっているので、バテないようにがんばります」 No.38 FK/マッシモセルモスープラ(フリー走行25位) 竹内浩典「燃圧がストンと落ちてしまって、思ったように走れませんでした。ポンプを換えたんですが、セッション中には直らなかったので、今全部チェックし直しています。でも、満タンでもセットは決まっていますよ。ちゃんと走れば27秒台は出るでしょう。タイヤは暑くなるのを想定してハードを選んでいます。だから、そういう面でも不安はありません」 No.39 デンソーサードスープラGT(フリー走行4位) No.25 モモコルセ・アペックスMR2(フリー走行GT300/1位) No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(フリー走行GT300/2位) 松本晴彦「昨日使ったタイヤで決勝セットのバランスを出してもらって走ったんですが、もうちょっと前後の足回りのバランスが決まるといいんですけれどね。フロントがちょっと柔らかい感じです。このタイム差ならクリアが取れれば超えられそうですね。ヨコハマタイヤの構造は内圧が上がるんです。低めでスタートすると序盤はきびしくなるんです。気温は低いとほかもよくなるんでなんとも言えませんが、あまり高すぎないほうがいいですね。スタートは自分がやります」 山野哲也「感じはいいんじゃない? ガソリンを満タンに積むとちょっとリアにオーバーが出る。タイヤ含めて大事に走るよ。後半ボクがフレッシュを履くんだけど、急ぐと失敗するような気がするんで(笑)、初めてだから最初は気をつけて行きたい」 No.15 ザナヴィARTAシルビア(フリー走行GT300/3位) 井出有治「昨日は午前中しか走っていませんが、そのときに比べると土屋さんがクルマをバランスよく作ってくれて、キチンとタイムが出せるようになっていました。不安材料は信頼性です。緊張はしていません。チームのためにがんばります」 No.1 ペンズオイル・ニスモGTR エリック・コマス「出ていってすぐパワーステアリングにトラブルが出たのでピットイン。そのあとは1ラップしかしていない。でもトラブルは解決しているのでクルマは大丈夫。スタートはボクが担当する。作戦? スタートで飛び出して1コーナーでトップに出て、あとは67周にわたって後ろをブロックだ!(笑)」 No.910 ナインテンアドバンポルシェ 余郷 敦「マシンは直ってはいるんですが、新しいリアウイングが壊れてしまったので鈴鹿のときのものにつけ換えました。空力だけではなく足回りもバランスが完全に狂ってしまって、正直言ってまだレースになる状態ではありません。まだプッシュせずに探っている状態。もう時間がないので決勝はイチかバチかのギャンブルセッティングでいきます」 タイヤメーカーに訊く ◎ブリヂストン 「今回、持ってきているドライ用のタイヤはソフトとハードの2種類です。選択はチームによってそれぞれですね。比率で言うと…、ウーン、半々くらいですね。どのチームがどっちかということは、私どものほうからは申し上げるわけにいかないんで…(インサイドレポート班の取材によると、NSX4台とNo.12、No.32はソフト、No.38、No.1、No.2はハードらしい)。気温はだいたい想定したとおりですね。テストのときよりは高いんですが、例年この時期はこのくらいの温度にはなるだろうということで、データはあります。ソフトのほうでもライフには問題はありません。もちろん交換は必要です」 ◎ヨコハマ 「GT500クラスは、構造で2種類、コンパウンドで2種類あります。No.39 デンソーサードスープラGTはソフトコンパウンドで柔らかい構造のもの、No.55 STPアドバンタイサンバイパーはソフトコンパウンドで固い構造のもの、No.11 エンドレスアドバンGTRはハードコンパウンドで固い構造のものを選んでいます。実は、今回GT-Rはフロントにリヤと同サイズのタイヤを使ってるんです。空力を変えてリヤのダウンフォースが強くなって、アンダー傾向が出るようになったんです。それを解消するのにフロントのキャパシティを上げたいということで太くしました。路温は昨日より高くなって、40度くらいになるでしょう。これは想定温度の範囲内です。ソフトでも保ちは大丈夫です。 GT300は、FWD車用にはハードとソフトの2種類。No.20 Kosei CELICAだけがハードを選んでいます。RWD車用はFWD車用のソフトと同じもののワンスペックです。全車、交換は必要と考えています」 ◎トーヨー 「GT500用は種類としては3種類持ってきましたが、テストしたのは2種類。ソフトとミディアムです。今回は気温を考えてミディアムを選んでいます。ソフトでも保ちは問題ないんですが、ライフ終盤のタイムの落ちかたを考えてのことです。 GT300は、No.61テイボン・トランピオ・FTOとNo.20 BP-トランピオ-BMWではタイヤの種類が違います。FTO用にはソフト、ハード、ミディアムの3種類用意したんですが、そのうちハードを選んでいます。BMWはハードとソフトの2種類のうちソフトです。BMWは今までリヤの幅が狭かったんですが、今回から太いものを持ってきました」 ◎ミシュラン 「ドライは5種類を持ち込みまして、そのうち2種類をテストしてます。ミディアムとミディアムソフトということになります。今回選んでいるのは、No.35(マツモトキヨシ・トムススープラ)だけミディアムソフト、No.36とNo.37(カストロール・トムス・スープラ)がミディアムです。両方ともライフは問題ありません。選択の違いは、イニシャルのフィーリングの違いでドライバーが選んだということですね。今回、フロントの径が小さくてちょっと苦しいんで、この先、大径のタイヤを用意する予定でいます」 ☆決勝スタート直前情報 天気:晴れ 路面状況:ドライ 気温:21度 路面温度:30度 入場者数:5月2日(48,100人)/5月1日(11,300人) ※No.24 ヒラノMS BP&μR32GTSはレギュレーション違反(給油装置)により出走取消 ☆決勝レース中 No.16 Castrol無限NSX 中子 修「つまらないことでミスして、2回スピンしちゃいました。トラブルではありません」 No.18 TAKATA童夢NSX 脇阪寿一「山田さん(No.30綜警McLarenGTR)が後ろからドーン!と来たんやと思うんですが…」 No.12 カルソニックスカイライン 星野一義「スカイラインのキャパシティはめいっぱい使ってるけど、スープラのほうがキャパシティが大きいね。クルマはシフトのランプが消えたぐらいでトラブルはない」 No.38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典「まだロングのセッティングが出てないね。アンダーだし、トラクションかけるとオーバーになるし。現状だと28秒台で走るのが精一杯。シェイクダウンからの流れを見ていても時間が足りなかった。アキラ(飯田章)が速すぎますよね。マージン作らなきゃって飛ばしてたけど。ウチも15秒差ぐらいで走っていたら立川に代わってから追いつけると思っていたんですけど、ピットでタイヤ交換をしたときに変なふうにナットが噛んじゃって。それで30秒ぐらいロスしちゃったんです」 No.36 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳「満タンでレースをしてみると予想とはバランスが違ったね。アンダーがきつくなった。完璧に仕上げたつもりだったんだけど…。山西(No.64 Mobil 1 NSX)とは当たっていないよ。(No.37 カストロール・トムス・スープラとNo.1 ペンズオイル・ニスモGTRのバトルを見ながら)マニング、抜群だねェ」 No.64 Mobil 1 NSX 中嶋悟総監督「すべては山西の黄旗無視から始まったね。トムはそのぶんを取り返そうとハードにプッシュしたけど、結局ギアがスタックしてしまったようだ。悔しいね」 ◎リタイヤ(GTインサイドレポート班調べ)
☆決勝レース終了後 高橋国光「久しぶりに富士で一番高いとろに立ててうれしかったです。これほどたくさんのお客様が富士に来ていただいたのは、久しぶりのことですし、自動車レースをこれだけ理解していただいて今日のお客様は文化的レベルが高いと感じました。アキラ(飯田章)がマージンを作ってくれて、エンジンもけっこう乱暴に使ったんですが、メカニックががんばってくれたおかげでノートラブルでした。チェッカーの5周前くらいからちょっと意識しはじめて、遅いクルマをパスするのにちょっとドキドキして祈りながら走ってましたよ。NSXは70才くらいまでできるんじゃないかと思うほど操縦性がいいです。次は70kg積むんですが、目の色かえて戦わないと苦しいというか、追いかけないといけないですね」 No.38 FK/マッシモセルモスープラ(総合2位) 立川祐路「最初のうちはよかったけれど後半ちょっとバランスが悪くなってしまって。ポールからのスタートなので残念といえば残念です。先週クルマができたばかりなのでもっともっとよくなると思います。シェイクダウンからけっこうトラブルが出続けていたので、それが今日出なかったのはラッキー。もっともっと走りこまないとわからない部分は多いでしょうね」 No.12 カルソニックスカイライン(総合3位) 影山正美「土屋(圭市)選手とのバトルはけっこうしんどかったです。ピットアウトしたとき5番手で、1コーナーで土屋選手のスリップから一気に抜いたら止まらなくて、アーッって言ってたら、ペンズ(No.1)まで抜いちゃった(笑)。その後は抜かせないよーって抑えてた。スカイラインの今持ってる強さを考えたら3位はいい結果じゃないでしょうか。誕生日に表彰台にあがれたのもいい結果でした。もっともっといいバトルができるようにならないと。昔ほどぶつからなくなったので(笑)、見てて楽しいバトルをしたいと思います」 高木真一「ミスをしないようにいきました。優勝を逃したらボクのせいですから(笑)。優勝は2年ぶりです。やっぱりうれしいものですね。MR2はミッドシップということでフォーミュラに近い性格をもっています。私としてはフォーミュラの経験のほうが長いので、合ってると思います」 No.19 ウェッズスポーツセリカ(GT300クラス2位) 原 貴彦「ドライのレースラップは初めてだったんで、全然ムリはしなかった。タイヤのパフォーマンスが落ちなかったのがよかった。SUGOはウエイト積まれるけれど、気にしてもしかたないですから」 坂東監督「今回の(クラス)ポールの31秒920というのは、まったく想定していなかったタイムなんです。ツーリングカーでやっていたころ、服部(尚貴)がアコードで33.0秒というタイムでポールだったし、もっと寒い時期のテストでやっと32秒台が出ていたぐらい。当時のワークスアコードが脅威だったのに、それをはるかに超えてる。RX-7含めると4台がその域ですから。ターボ勢の資質の違いにショックを受けた。NAのポテンシャルでは32.5秒が最大。そこに向けて完成させるよう努力はするけど、ドライバーがプッシュをかけていけばタイヤを酷使するような要素が出るからね。SUGOは20kg増えて60kgで、向こう(No.25モモコルセ・アペックスMR2)はいきなり50kg。MR2を筆頭にターボ勢が煮詰めてくる想定のもと、タイヤは250という太いのを履いてコーナリングスピードを稼ぐ方向でやります。SUGOでは2位をねらいます。2位をあと3回やって、残りのMINEが勝負のかけどころだと思います」 No.71 シグマテック911(GT300クラス3位) 河野尚裕「つらいレースでした。結果3位で、とりあえず一安心というところです」 No.37 カストロール・トムス・スープラ(総合4位) ダーレン・マニング「トムスがいい仕事をしてくれて、いいクルマに仕上げてくれたし、タイヤもよかった。トヨタのエンジンもよかった。燃料が軽くなってからはペースを上げられたので、黄色いクルマ(No.1ペンズオイル・ニスモGTR)をどうしても抜きたかったし、抜き返されたくなかった。またGTに乗りたいかって? F3とGTが同じ日だったらイヤだ(笑)。体力的には問題ないけど、精神的に切り替えができないよ」 No.1 ペンズオイル・ニスモGTR(総合5位) エリック・コマス「アンダース(オロフソン)は非常によく走った。ポイントも8ポイント得ることができた。8ポイントより10ポイントのほうがいいけど、よかった。いつもながらチームも最高の仕事をしてくれたしね。ソフトコンパウンドで40kgのウェイトハンディは限界がある。アンダースは(GTC仕様のスカイラインは)今回初めてだし、ソフトコンパウンドでは走ってないのに、よくやってくれたよ」 アンダース・オロフソン「4位をキープしたかったのでちょっと残念です。キープできると思ったんですが、遅いクルマをラップするときにちょっと慎重になりすぎましたし、不運な面もありました。彼(No.37カストロール・トムス・スープラのマニング)が追いついてきて、非常にすばやく抜いていきました。これは予想していなかったんです。抜かれてからはどうにもなりませんでした。タイヤは大丈夫でした。もちろんもっとグリップがあればよかったですけど。それに、40kgのハンディウェイトもネガティブな要素でした。クルマのバランスは悪くありませんでしたが、スローコーナーはちょっと苦しかったです。十分レースを楽しめました。全力を尽くしたので満足しています」 No.32 cdmaOneセルモスープラ(総合6位) 近藤真彦「めいっぱいやっての6位だったね。ちょっとミスもあったし、反省点もあったけど、次の菅生ではそこを直せばもっと上にいけるんじゃないかな? 最初からブレーキバランスがおかしくて、フロントが不安定だった。そのおつりがリヤに来ちゃってたんだよね。壊れたんじゃないけど、それが気になって…。飛び出したのもそのせいだったんだ。あれがなければNo.37と同じぐらいまでいけたと思うよ」 No.39 デンソーサードスープラGT 影山正彦「序盤からパワステが効かなくなって、もう肩が上がらない。でも我慢するしかないでしょう。だって表彰台に上がりたかったから。途中で何度もエンジンを切ってかけ直したりしたけど、全然復活しなかったんだよね」 土屋圭市「パワステ壊れててステアリングが重くてダメ。もう300Rで飛ぶかと思った。100Rでも全然曲がらなくて、どんどん外に出ていっちゃって。だけどそのあと急に復活したりするし、怖かったよ。リタイヤ原因はターボだね」 No.14 ホイールショップアルタシルビア(GT300クラス6位) 小宮延雄「言いかたは悪いんですが、他人の不幸を喜ぶということになってしまいましたね。たんたんと走ったんですが、ベストをつくしたのがいい結果につながりました。クルマは元ザナヴィシルビアですが、ストレートはいいけれどコーナーが今イチなんです。でも今後ザナヴィ(No.15)に近づけるんではないかと期待しています。後半をドライブしたんですが、路面も荒れてきてましたね。前回6位、今回は5位と徐々に上昇してきていますので、SUGOもがんばりたいですね」 No.70 外車の外国屋アドバンポルシェ(GT300クラス6位) 星野 薫「今回は急きょ助っ人にという話でのスポットドライブです。6位は、1位獲るより難しいでしょう(笑)。(今のGT300は)ポルシェではちょっとムリですね…。MR2やシルビアが速すぎて、耐久力だけで3位、6位なんていう位置でしょう。もっとクルマの速さが近づかないと観ているほうもおもしろくないですよ」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||