NICOS CUP GT ALLSTAR RACE '99 in AUTOPOLIS 11.28 - Race
No.81 ダイシン シルビア No.26 STPアドバンタイサンGT3R No.25 モモコルセ・アペックスMR2 No.15 ザナヴィARTAシルビア 井出有治「クルマがコースに合ってないみたいですね。ここは免許取ったころにスクールで来て以来です。レースカーで走るのは初めて。クルマのバランスは悪くないんだけど、タイムに結びついていない。朝は2番手ですが、土屋さんが路面状況のよくなった終盤に出したタイムです。スタートはボクです。決勝は粘りづよい走りをして、ゴールに入ったときに前にいられるようにしたいですね」 No.18 TAKATA童夢NSX No.64 Mobil 1 NSX
No.15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士「ボクはこのコースを走るのは2回目ですが、前に走ったのはFJのデビュー戦(『天才たけしの元気が出るTV』)のときなので、ほとんど初めてといってもいいぐらいですね。昨日、今日とあまり走っていないのでよくわからないんですけど、いろいろなタイプのコーナーがあって走り方もラインどりもいろいろあると思います。答えがひとつじゃないのが楽しいですね。それからバンピーなのも楽しい。はねるぶんクルマをコントロールする楽しさがあるんです。ただ、パワステなしなので、それはツライですね。ステアリングが重くて重くて…」 No.37 カストロール・トムス・スープラ No.38 FK/マッシモセルモスープラ No.12 カルソニックスカイライン No.32 cdmaOneセルモスープラ 木下隆之「オートポリスは、テクニカルコースで、ドライバーズサーキット。知能の勝負になるので、まぁ見ていて下さい(笑)」 No.6 ESSO Tiger Supra ワイン・ガードナー「ファンタスティックなコースだ。とてもおもしろいよ。コースだけでなく施設も充実していてすばらしいサーキットだと思う。今回はバイクでもデモランをするから、昨日(26日)、フルコースではないけどバイクでも走ってみた。カーブが多いからバイクにはちょっと危険な部分もあるとは思うけど、おもしろいコースであることは変わらない。でもやはりクルマ向きのコースだろう。バイクのデモラン? 金曜日にちょっとストレートでウィリーしてみたけど、みんなが声援してくれれば、またやってみようかな」
天候:曇り時々雨 / 路面状況:ウェット 気温:5度 / 路面温度:6度 入場者数:4万8800人(決勝日)/ 予選日:1万4800人
No.72 オークラRX7 No.18 TAKATA童夢NSX 金石勝智「(スピンアウトし、ピットに戻るもリタイア)カットスリックで出ていって、けっこう(雨が)降ってきたときにいきなり足許をすくわれたという感じでスピンしてしまった」 No.16 Castrol無限NSX 道上 龍「ドライバー交替のときにシートベルトの爪が1個外れなくて、それで時間がかかって抜かれてしまいました。あれがなければトップだったんだけど…」 No.26 STPアドバンタイサンGT3R 松田秀士「エンジンが壊れちゃったみたいね。(シュワガーに)交替してピットアウトするときにスピード違反しちゃったみたいで1回ペナルティで入って、そのあとインプレッサ(No.77)の後ろに入ってテール・トゥ・ノーズになっていたんだけど…」 No.32 cdmaOne セルモスープラ ※リタイア(GTインサイドレポート班調べ)
飯田 章「(No.64に)追いつくかと思ったけど甘かったですね。国さんに表彰台の一番高いところをプレゼントしたかったんで、目いっぱい追ったんですけど…。出ていってすぐ、みんななんでこんなに速いんだろうって思いましたよ」 No.2 ARTAゼクセルスカイライン(GT500クラス3位) ミハエル・クルム「スタートでレインを選んだら序盤はペースが上がらなかったんだけど、雨が降ってきたのでこのタイヤでできるだけ引っぱろうと決めて、そうした。アグリに交替してからはインターミディエイトに換えたが、ABSが効かなくなった。それでもラップタイムが速くてペンズオイル(No.1)を抜くことができた。今年最後のレースで表彰台に乗ることができてうれしい」 No.15 ザナヴィARTAシルビア(GT300クラス2位) 井出有治「最後に、土屋さんが(順位を)上げられてよかったです。ほんとうに最後だったんで、1年いろいろ教えてもらって、できれば勝ちたかったです」 No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(GT300クラス3位) 山野哲也「ラップは安定して重ねるしかなかった。リアタイヤが横Gがかかるとズルズル滑って、ペースを上げられなかった。自分たちにとってよかったのは天候が味方をしてくれたこと。クルマにとっては得意なコンディションだった。いい気分で1年が終われた。あとは、やっぱり雨さんはいい人だった(笑)」 No.16 Castrol無限NSX 中子 修「タイヤ交換なしでいったのがウラ目に出てしまったかな…。ぜんぜんタイムが上げられなかった。ピットでもベルトで時間くっちゃったし…。練習でも出なかったトラブルが出ちゃうんだね」 No.37 カストロール・トムス・スープラ 片山右京「NSXが速いから、ついついつられてミスっちゃった。序盤でタイヤが温まりきってなかったのもあるかもしれないけど、自分のミスなんで…。またがんばります。ピットロードの手前でクルマを止めたのは、タイロッドが曲がっていたのでピットロードに入ってから止まっちゃうとみんなに迷惑をかけると思ったからです」 No.36 カストロール・トムス・スープラ No.81 ダイシンシルビア 福山英朗「タイヤは柔らかめのレインを選んだんだけど、早めにブローしちゃったから、それが失敗といえば失敗だったかな。(No.72との接触は)まさに譲ったところでぶつけられちゃったからね。あとで謝りに来てたみたいだけどね。そのあとはアライメントが狂っちゃったみたいで、クルマがカニ走りをしてました」 No.3 ユニシアジェックススカイライン 長谷見昌弘「ボクが走っているときはワイパー使うくらいだったんだけど、田中に交替してピットアウトしたら日が射してきたんだよ。田中はつらかっただろうね。まあ、あの状況はまったく読めないからしょうがない。クルマはまったく問題なかったんだけどね。今年はR33とR34とではクルマがまったく違ったからね。来年はレギュレーションが変わって、ズバ抜けたクルマはなくなると思うから、なんとかウチもいい方向で話が決まってくれればいいけどね。あと1週間ちょっとで決まってくるんじゃないかな」 No.12 カルソニックスカイライン 星野一義「ケンカになんなかったね。雨が上がると思ってスリックにかけたんだけど、路面がよくならなかった。我慢して走ってたけど、ガードナー(No.6)と二人でツルツルやってたね。レインに換えてからも、朝と同じでアンダーがひどくてやんなっちゃったよ」 No.19 ウェッズスポーツセリカ 織戸 学「タイトルがかかってないし、おもしろいレースができるかなと思ってスリックを選んだんです。5周もすればラインができると思ったんですが、まったく逆になっちゃった。コースにいるのがやっとで、よくスピンしなかったと思う。ちょっと失敗でしたね」 No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R ★優勝者インタビュー ●GT500クラス優勝 No.64 Mobil 1 NSX 光貞秀俊「まずは、ほんとうに1年間お疲れさまでした。スタート前のタイヤの選択はとてもむずかしかった。トムとじっくり考えて決めたのがうまくいったということですね。スタートもうまくいって、序盤は道上(No.16)とペースを作れました。いいレースの流れができたことが勝利につながったと思います。選んだタイヤはレインだったんですが、途中でブロー気味になってアンダーが出たんですが、ちょうどそのころに霧雨が降り出して、ストレートでも水のあるところを走るなど、タイヤをいたわって走りました。道上とは抜きつ抜かれつってバトルではなかったけど、緊張感ある戦いができたかな。自分としてはリラックスできていて、間合いを見ながら走れていました」 トム・コロネル「今日のような展開では、レースをコントロールすることがだいじで、それがうまくいきました。ボクとしては、コースに出て最初の2、3周を速く走れたことがよかったですね。ウェットタイヤだったので、途中からコースが乾き出したのは苦労しました。それと終盤にクラッチがおかしくなってシフトダウンがスムーズにできなくなって、スロットルを使ってごまかしました。飯田選手が追い上げてきたのは中嶋さんから無線で聞いていまして、その差をつねに伝えてもらいました。最後にまた優勝できて、今年はたいへんいい年でした。来年はステップアップするつもりでいますので、日本では走らないと思います。でも、現実はむずかしい。まだF1が少し可能性がありますし、インディも検討しています。でも、1年もしたらまた日本が恋しくなりそうで、中嶋さんには、来年のオールスターのときは電話をくれって言っておきました(笑)」 ●GT300クラス優勝 No.77 クスコスバルインプレッサ 谷川達也「セリカ(No.19)がスリックを選んだのを見て、これは大丈夫だと思ったんですが、今朝RX7(No.7)やシルビア(No.15)が速かったんで、抜かれるかなってそっちが心配でした。ポルシェ(No.26)はぜんぜん考えていなかった(笑)。クルマのほうは朝はぜんぜんダメだったんですが、サスのセットを変えたらガラッと変わりまして、これが当たりました。チームのみんなのおかげですね。スタートで前へ出られたので、最初は思いきってプッシュしていきました」 小林且雄「今年はもう勝てないかと思いましたよ。このクルマのボディは2シーズン使って疲れているんです。だからこれが最後で、それで勝てたのはよかったです。ボクに替わってから、すでにトップのポルシェ(No.26)には差をつけられていたので、後ろのRX7(No.7)との差だけを(無線で)聞いていました。だから、自滅しない程度にいこうと。そしたら、ピットの出口で突然ポルシェが目の前に現れて。彼らのペナルティのことは聞いていなかったんで、びっくりしましたよ。でも、これ抜けばトップかって『よしっ!』って攻めました。それで、抜いて2、3周したら来なくなっちゃったんで、また気が抜けちゃいました。あとはタイヤをいたわっていきました。クルマは完璧でしたね。ドライバーとしては大事にいく部分が多かったんで、ちょっとつまらなかったですね」 ★特別インタビュー 高橋国光(このレースで現役引退を表明)「今日はもうみなさんに感謝する気持ちでいっぱいです。今日は天候が微妙だったので、急遽ボクが先にいくことに変わりました。走る前に見上げたスタンドには観客がいっぱいで『ああ、よかった』って思いました。スタートしたときは、ひょっとしたらおいていかれちゃうかなと思ったんですが、なんとか3、4番手をキープできました。自分としては、力いっぱいいくと言うよりあまりむりしないでいったんです。チェッカーは受けたいと思ったから。でも表彰台に、2位にまでなれてほんとうにうれしかった。これはアキラ(飯田章)とチームのおかげです。アキラと交代するとき(の気持ち)は…。一言では言えないですね。2輪のホンダ時代、ニッサン、プライベート、またホンダで走れて…。自分で言うのもなんですが、世界を見回してもこれだけ走ったのはいないだろうな、と。走り屋としてドライバーとして、職人になれた。そして、チームを持ってケイちゃん(土屋圭市)やアキラを走らせて…。現実を見つめると、歳を取ったなって。それで、降りるんです。でも、野球の長嶋さんじゃないけど、チーム国光は永遠で、これからもモータースポーツをエンジョイして、楽しむモータースポーツには関わっていきたいです。もて耐(もてぎ7時間耐久)とか出たいですね。(鈴鹿1000kmは?)そうですねぇ、また出たいですねぇ。あとル・マンとか…(場内笑)」 PREV | NEXT BACK |
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