2002 AUTOBACS JGTCRound6
MOTEGI GT CHAMPION RACE
9.14,15 TWIN RING MOTEGI
TEST DAY 2002-08-16
テストデイ


2002 AUTOBACS JGTC 合同テスト 第5回 ツインリンクもてぎ(8月16日, 17日)


○8月17日(2日目)1日目総合結果

18 NSX
2日続けてTAKATA童夢NSXがトップタイム!
だがトクホン トムス、イエローコーンマクラーレンも好調
GT300はヴィーマックにユニシアジェックスシルビアが急接近!!

 8月17日、昨日に続きツインリンクもてぎでAUTOBACS JGTC合同テストもてぎの2日目(最終日)が行われた。この日も午前と午後に2時間ずつの走行が行われた。

SESSION 3(晴、気温27度/路面温度30度、ドライ)
36 SUPRA
 午前9時で気温が27度、路面温度30度というコンディションから走行は開始。昨日と同様に曇り空から日が射す天候となり、終了時の11時には気温30度/路温39度まで上昇した。
 セッション半分が経過した10時の時点では、No.36 トクホントムススープラの土屋武士が1分47秒439をマーク。2番手はNo.30 綜警McLarenの47秒562、3番手はNo.16 無限NSXの47秒570という状況だった。
 残り15分を切り1分47秒332としていたNo.36 トクホン トムスに続きNo.18 TAKATA童夢NSXが47秒381、No.16 無限NSXが47秒530というトップ3に。これで午前のセッションは終了。No.36 トクホン トムス スープラは2日連続の午前中のセッションでのトップタイムを記録することとなった。2番手にNo.18 TAKATA童夢NSX、3番手にNo.16 無限NSX、4位にNo.30 綜警McLaren、5位にNo.76 イエローコーンマクラーレンGTR、そして6番手には昨年のもてぎでのウイナーNo.64 Mobil1NSXと、トップのスープラ以外はNSXとマクラーレンが占めた。

 15台が参加のGT300クラスは、今日もNo.62 VemacダンロップR&D320Rが好調。午前のセッション序盤は1分56秒169でトップタイム。これにNo.26 PLUS eタイサンアドバンGT3Rが57秒065で続いていたが、残り15分を切ってNo.24 EndlessタイサンアドバンGT3Rの木下みつひろが1分57秒057の僅差で逆転し2番手となった。

62 VEMAC

SESSION 4(晴、気温32度/路面温度45度、ドライ)
76 McLAREN
 午後のセッションは、予定どおり14時からスタート。セッション開始30分後で気温32度/路温45度というかなりの暑さ。土曜日でもあり好天に恵まれた今日は、多くのファンでパドックが埋まった。
 14時30分頃No.87 HKS CLKからのオイル漏れによりセッションは約15分中断。オイル処理が行われた。この時点でNo.23 カストロール・ピットワークGT-Rが1分48秒185とこのセッションでリーダーボード最上部につけていた。以下、48秒244でNo.18 TAKATA童夢NSX、48秒489でNo.6 エッソウルトラフロースープラというトップ3。
 残り30分ではNo.23 GT-Rが1分47秒883までタイムを更新。No.18 TAKATA童夢が47秒957で続き2台が47秒台に。
 残り12分でNo.76 イエローコーンマクラーレンGTRが1分47秒208を出しセッショントップとなる。No.16 無限NSXが47秒495、No.8 ARTA NSXが47秒654、No.18 TAKATA童夢NSXが47秒728と3台のNSXがタイムをそろえ、5番手にNo.23 GT-Rという展開だった。
 残り5分となりNo.18 TAKATA童夢NSXが1分47秒245を刻むが昨日の自らのベストラップは更新できず、2日間のテスト終えることとなった。
 2日目はNo.18 TAKATA童夢NSXがトップ、2番手にNo.76 イエローコーンマクラーレンGTR、3位にNo.36 トクホン トムス スープラ、4位にNo.16 無限NSX、5位にNo.30 綜警McLarenという結果になった。
 なお、昨日からNo.12 カルソニックスカイラインにはテストを欠席した星野一義に変わって、ブノワ・トレルイエがドライブ。トレルイエは、所属上はNISMO(No.23 スカイラインGT-R)のサード・ドライバーとしてテストに参加。今後トレルイエがNISMOやIMPULのスカイランGT-Rに乗るかは公表されなかった。

 GT300の午後のセッションは、セッション半ばまではNo.62 Vemac R&Dダンロップ320Rが1分57秒027を出すが、No.3 ユニシアジェックスシルビアの柳田が56秒840をマークし、これが午後のトップタイムになった。


No.18 TAKATA童夢NSX(GT500 2日目総合1位)
リチャード・ライアン「今回は(セバスチャンと)2人で乗りながらセットをしました。マシンの調子は良いので大きくはいじってないです。午後はオイルが出たりしてコンディションが良くなかったので、昨日の方が好タイムを出せる状況でしたね。タイヤも昨日はソフトで出したタイムで、今日はミディアムでしたから。今年はテストで良いタイムが出ているんだけれど、本番は何かうまくいかず結果が出せていないので、今度こそ実力を発揮したいです」
No.76 イエローコーンマクラーレンGTR(GT500 2日目総合2位)
服部尚貴「今回はタイヤテストをメインに結構やってきた。ダンロップさんが2日間で28セットものタイヤを用意してくれて、とりあえず構造は決められたので後はゴムの部分の選択をレースウイークでやりたい。すごく良いテストだったので、あとは予選で前に行ってちゃんと走れるクルマに仕上げれば…。レースウイークに向けての仕上げのテストとなりましたよ」
No.36 トクホン トムス スープラ(GT500 2日目午前1位)
土屋武士「昨日から何も変わってないです。タイヤ(のテスト)だけやっていて60リッターの燃料を積んで40kgのウエイト。淡々とニュータイヤを試しただけです。手応えは十分、セットはレースウイークにちょこっとやれば大丈夫ですよ」
No.16 無限NSX(GT500 2日目午後2位)
道上 龍「全然冴えたタイムが出てなくて、ボクが不満やから、みんなも不満やと思います。身体は完全じゃないので今日も疲れてます…」
伊藤大輔「タイムが出なかったのはコンディションやタイミングの問題で、普通に走れれば(No.18との)差はないのはわかってます。大きく悪いところはないし、あと一歩といったところです。総合的なフィーリングは悪くないし、燃料を積んでいても安定しています。ここ2戦ポイントがとれていないのでウエイトが軽い状態で挑めるもてぎは勝ちにいきます」
No.62 Vemac R&Dダンロップ320R(GT300 2日目総合1位)
柴原眞介「今日も鈴鹿1000kmに照準を合わせたテストをしていました。ボクから密山というのはいつもやってるんですが、今回はその反対のドライバー交代の練習もしました。トラブルはほとんど出ていないんで、テストの時に出てくれと思うんですが…。もてぎに向けては、タイヤはコンパウンドは変えてもらわないといけないんですが、基本は決まりました。足周りのセットよりタイヤで決めた方が早いですからね。」
本島監督「ロングランもキッチリできたので、1000kmもトラブルなく走りきって完走をめざしています。クールスーツも2人のドライバーなのでまあ仕方ないかということで、今回のテストでも使っています。(パドックで噂となっている性能調整は)1ランクのリストリクターか50kgの調整というように考えていたりしますが、(指示がきたら)その時はその時ですよ。あとは結果をキッチリ出せるレースをしたいですね」
No.3 ユニシアジェックスシルビア(GT300 2日目総合2位/午後1位)
柳田真孝「(全日本ジムカーナ出場のため山野が今日は欠席のため)一人で乗って、テストのメニューがこなせたら長谷見さんや井出さんが乗ってみるという予定でしたが、消化しきれず一人で今日は走りました。大きなトラブルもなく、80kgのウエイトを積んで午後トップタイムを出せて満足しています。長谷見さんが先を読んでおもりを積んだテストをしてくれていますから。路面は昨日の午後の方が良かったですね。レースもこのままの良い流れでいきたいです」
No.24 EndlessタイサンアドバンGT3R(GT300 2日目総合3位)
木下みつひろ「ポルシェはクルマをあんまりいじれないんで、細かいセットの積み重ねとタイヤの進歩でクルマが良くなってます。ポルシェにマージンがあると思えるもてぎとMINEでしっかり走っておきたいですね。鈴鹿はかなり厳しいと思う。No.26(PLUS eタイサンアドバンGT3R)とはキャリパーとブレーキが同じシステムで、足周りは秘密兵器があるので2台とも良くなってきてます」



2002 AUTOBACS JGTC合同テスト 第5回 2日目結果
2002.8.17 | 天候:晴 | コース:ドライ | ツインリンクもてぎ 4.801379km
Po No C-Po Machine Session 3 (AM) Session 4 (PM) BestLap Tire
1 18 500-1 TAKATA童夢NSX 1'47.381 1'47.245 1'47.245 BS
2 76 500-2 イエローコーンマクラーレンGTR 1'47.684 1'47.268 1'47.268 DL
3 36 500-3 トクホン トムス スープラ 1'47.332 1'48.891 1'47.332 MI
4 16 500-4 無限NSX 1'47.530 1'47.495 1'47.495 BS
5 30 500-5 綜警McLaren 1'47.562 1'48.043 1'47.562 DL
6 8 500-6 ARTA NSX 1'48.014 1'47.654 1'47.654 BS
7 64 500-7 Mobil1 NSX 1'47.724 1'48.530 1'47.724 BS
8 100 500-8 RAYBRIG NSX 1'48.645 1'47.831 1'47.831 BS
9 23 500-9 カストロールピットワークGT-R 1'48.930 1'47.883 1'47.883 BS
10 6 500-10 エッソウルトラフロー スープラ 1'48.264 1'48.062 1'48.062 BS
11 12 500-11 カルソニックスカイライン 1'48.385 1'48.167 1'48.167 BS
12 22 500-12 ザナヴィ ニスモ GT-R 1'48.556 1'48.184 1'48.184 BS
13 39 500-13 デンソーサードスープラGT 1'48.190 1'48.257 1'48.190 YH
14 37 500-14 ZENT トムス スープラ 1'48.308 1'48.207 1'48.207 MI
15 25 500-15 FK/マッシモADVANスープラ 1'48.580 1'48.210 1'48.210 YH
16 1 500-16 auセルモスープラ 1'48.511 1'48.277 1'48.277 BS
17 35 500-17 プロジェクトμエスペリアスープラ 1'49.314 1'48.693 1'48.693 DL
18 33 500-18 United UKYO SUPRA 1'49.584 1'48.714 1'48.714 BS
19 62 300-1 Vemac R&Dダンロップ320R 1'56.169 1'57.027 1'56.169 DL
20 3 300-2 ユニシアジェックスシルビア 1'57.134 1'56.840 1'56.840 YH
21 24 300-3 EndlessタイサンアドバンGT3R 1'57.057 1'57.517 1'57.057 YH
22 26 300-4 PLUS e タイサン アドバン GT3R 1'57.065 1'57.317 1'57.065 YH
23 31 300-5 ARTAアペックスMR-S 1'57.806 1'57.126 1'57.126 BFG
24 87 500-19 HKS CLK No Time 1'57.224 1'57.224 MI
25 19 300-7 ウェッズスポーツMR-S 1'57.400 1'57.240 1'57.240 YH
26 77 300-6 クスコスバル ADVAN インプレッサ 1'57.718 1'57.295 1'57.295 YH
27 7 300-7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 1'57.675 1'58.636 1'57.675 YH
28 910 300-8 910ロデオドライブアドバンGT3R 2'01.736 1'57.840 1'57.840 YH
29 81 300-9 ダイシン ADVAN シルビア 1'57.898 出走せず 1'57.898 YH
30 71 300-10 シグマMR-S 1'58.339 1'58.088 1'58.088 DL
31 15 300-11 AMPREX BMW M3GT 1'58.857 2'00.225 1'58.857 BFG
32 66 300-12 ORC with REVOLUTION RX7 1'59.385 2'00.702 1'59.385 DL
33 63 300-13 レイジュンR&DダンロップGT3R 2'01.258 1'59.652 1'59.652 DL
34 21 300-14 ダンロップ BMW M3GT 1'59.727 2'00.421 1'59.727 DL


タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ


BACK
HOME
JGTC.net

Copyright 2002 JGTC.net. http://www.jgtc.net