最終戦鈴鹿へ向け重要なテストが開始 逆転チャンピオンへMobil 1 NSXがベストラップ!! GT300はシグマMR-SがVemacを上回る! 9月30日、三重県の鈴鹿サーキットでAUTOBACS全日本GT選手権(JGTC)最終戦に向けてのJGTC合同テストが行われた。テストは10月1日までの2日間で、この日は午前中に2時間、午後に2時間のセッションが行われた。
セッション開始30分ほど、ヘアピンでNo.8 ARTA NSXがスピンし、その処理のために10分ほど走行が中断。セッションも半ばとなる10時の段階では、もてぎのウイナーNo.18 TAKATA童夢NSXが2分12秒525でトップ。2番手にはNo.64 Mobil1の12秒688と、トップ2をNSXが占める。 セッション後半になると曇り空から日が射す天候となり、2時間後の11時には気温24度/路温27度まで上昇した。残り30分のとなりNo.6 エッソウルトラフロースープラが2分11秒742とトップに立つが、残り15分ではNo.1 auセルモスープラが10秒616、さらに残り10分を切ってNo.12 カルソニックスカイラインが06秒621、5分を切りNo.64 Mobil 1 NSXが00秒151と急激にトップタイムが書き換えられる、まるで予選のような展開となった。 16台が参加のGT300クラスは、今季ここまで6戦でポール4回とGT300最速を誇るNo.62 Vemac R&Dダンロップ320Rが、セッション序盤から2分26秒590、さらに11秒238までアップしてトップタイムをマーク。No.3 ユニシアジェックスシルビアが2番手につけた。
開始35分後にNo.81 ダイシンADVANシルビアのコースアウトから約10分の中断した。スタートから1時間後ではNo.36 トクホン トムス スープラが1分58秒737と、午前中のトップタイムを更新する。2番手はNo.6 エッソウルトラフロースープラの58秒870。このスープラ2台に続き、前戦もてぎの勝者No.18 TAKATA童夢NSXが58秒998と58秒台にのせてきた。 15時30分頃、午前トップのNo.64 Mobil 1 NSXが1分57秒936と、57秒台に突入し好調さを見せる。セッション終了間際にTAKATA童夢NSXが58秒008を記録したが、Mobil 1 NSXには届かず2番手。これでセッションは終了。3番手はNo.1の58秒351とトップ2はNSXという結果になった。セッション終盤の気温は25度、路温26度とほとんど変わらなかった。 最終戦はマカオGPと日程が重なるため、No.37 ZENTトムススープラのパウロ・モンティンに代わって、久々のスープラをドライブする野田英樹の姿が見られた。GT300でもNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7の谷口信輝がマカオギアレースに出場するため、鈴鹿戦は木下隆之が代打となることから、今回松本、谷口とともに木下もRX-7をドライブした。
2002.9.30 | 天候:曇 | コース:ウェット/ドライ | 鈴鹿サーキット 5.821km
タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ
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