2001 GT INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round6 SUZUKA GT300km 27 Oct. 01
予選日レポートQualify Day Report

■予選1回目終了後のコメント


No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
山野哲也「赤旗が出たときのタイムが(2分)10秒1だったんです。『たられば』ですけど…。ポールをみごとに逃したね。シケインを通過したら赤旗が出て、ガーン(苦笑)。あと5秒あれば間に合ったのに。午後は9秒9目指していきます」

No.71 シグマMR-S
田嶋栄一「今回は(他のMR-Sより小さい)36φのリストリクターを選択してきてるんでストレートが遅いんです。ここ(鈴鹿)は(アクセルを)踏んでくとこが三つありますからね。『オジサン・ポルシェ』で2ランクくらい救済受けてるのあるでしょう? あれがスプーンで後ろにいても130Rで並ばれちゃうんですよ。ただ、速くはないけど安定はしてるんで、レースでは完走を目指します。ウチはとにかく完走しないとね」

No.25 FK/マッシモADVANスープラ
荒 聖治「(昨日より順位が下がったのは)クルマは昨日と大幅には変えてなくて微調整ていどなんですが、微妙にバランスが狂った部分があったんです。アタック自体もタイヤのいちばんいいところで1台じゃまされてしまったんで、その分もったいなかったですね。フレッシュタイヤはもう1セットあるので、午後は(1分)58秒台を目指します。それで順位も上がればいいんですけれど、ほかも上がってくるでしょうからね。ロングのテストはいまもちょっとやったんですが、まあそこそこかな。レースはやってみないとわかんないですからね。明日は天気が心配。ウェットだとちょっと劣っている部分があるので…」

No.30 綜警McLaren GTR
アンドレ・クート「昨日は速かったけど今日は15番手。ちょっとトラブルがあった。原因はわからないけどオーバーステアになってしまった。でもタイヤはもう1セットあるから、午後もう1回アタックするよ」

No.12 カルソニックスカイライン
本山 哲「昨日よりは今日のほうが気温が低いのか湿度が低いのかわかりませんが、コンディションはいいですね。セッティングもいつもより順調に来ていると思います。テストのときあまりよくなかったのでいろいろ考えてやってきたことが、いい方向に向いていますね。予選1回目は、アタック1周目でミスもなくうまくいけました。次の周もアタックしましたが、タイヤもタレてきていましたしミスもしたのでタイム更新はできませんでした。明日は雨になりそうですが、雨だと星野さんがいちばんはりきってくれるはずだと思います。そこにも期待して、表彰台に上がりたいですね」

No.38 auセルモスープラ
竹内浩典「ボディブローのようにウェイトは効いてますね(笑)。タイヤもキツいし…。でも予選はできるだけ上位をねらいたい。2〜3位以内は混戦のようなんでね。決勝はつらいでしょうけど、せめてポイントは獲りたいです。MINEが勝負どころになるなら、ここでコケるわけにはいきませんから。それに向けていまセッティングの微調整をしています。明日が雨だとゴメンナサイですけどね(笑)」

No.88 ノマドディアブロJGT-1
古谷直広「前回のテストから得た情報に対していまクルマを改良していて足回りの動きを変えてる途中です。昨日からその確認を行ないながら走ってるので、午前も予選という感覚ではありませんでした。毎回、別のパターンでトライしている段階です。午後は各問題を直すべく、たとえばコーナー出口でアンダーが出てしまったりするのですが、バランスをあわせながら、もっとよくなっていくのでは…と思います」

No.36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥「ちょっと(暫定)ポールを獲ったクルマよりはつらいよね。コーナーの挙動がよくないかな。これは今季1年ずっと悩んでることなので、2回目で解決というのはむずかしいけれど、総力をあげてやってるので少しずついい方向へは向かうと思いますよ。きっと午後は武士がトップ5をねらってくれるんじゃないかな」

No.24 JCMタイサンGT3R
松田秀士「ここはパワーサーキットなので、やはりパワーが負けてるのはつらいですよ。前にいるクルマたち(ポルシェ)もリストリクター径が大きくても11秒真ん中が精一杯ですからね。11号車の井倉さんは鈴鹿のスペシャリストですけど、それでも10秒台はむずかしいでしょう? だからウチはもっときびしい。足回りなどいろいろやってみたものの頭打ちになってしまい、これ以上はむずかしい感じです」

No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
福山英朗「セットが決まってなくて苦しんでるんですが、そうこうしてるうちスピンしちゃいました(苦笑)。でも明日の雨を当て込んでなにかやってる時間も余裕もありません。オールマイティなアジャストをするのみです。一応、昨日設定していたタイムはクリアできたんですけど。余郷君にとっては、たった3周しかさせてあげられなくて、“鳩が豆鉄砲をくらった”状態なのではないでしょうか。それでもセカンドとして器用に乗りこなせるので期待しています。ボクも目の前の最善をつくす、来た球を打つだけですよ(笑)」

No.910 910ロディオドライブアドバンポルシェ
和田 久「アタックラップ中に赤旗が出てしまい、タイム計測ができませんでした。次に出てったらニュータイヤのグリップの出るとこがなくなってるたので、“万事休す”でしたね。予選は、せめて中段くらいをねらいたいですね。午後が本番といった感じです。だけど午前のコンディションのほうがよかったんですけどね…」

No.2 ベルノ東海ARドリーム28NSX
渡辺 明「最初はアタック中に赤旗が出て、再開後にもう一度アタックに入ったら今度は渋滞に引っかかってしまって、ツイてなかったですね。クルマはコントロールしやすいですし、問題ないですよ。まだまだタイムは上がると思います」

No.100 RAYBRIG NSX
伊藤大輔「(飯田章がコースアウトしたのは)まだハッキリはわからないですが、タイヤが冷えててアンダーステアだったみたいです。もしかしたらマシントラブルも考えられますけどね。昨日細かいクラックが入ってるのが見つかって、合同テストのときみたいにタイムが伸びてないのが気になってたので、ホントは朝のうちチェックしたかったんですけどね…。でも思ったよりひどくないようなので、午後は“ぶっつけ本番”になってしまいそうですが、できるだけがんばりますよ」

No.6 エッソウルトラフロー スープラ
野田英樹「コンディションは昨日とあまり変わらないと思いますが、クルマのセッティングを変えてそのぶんよくなっていますね。昨日はアンダーステアがあったのでいろいろとセッティングしたんです。でもまだアンダー傾向が残っているので予選2回目に向けてまた少しセットを変えるつもりです。ベストラップはアタック1周目。2周目はちょっと引っかかってしまったので、そこでやめてペースを落としました。3周目にもう1回いこうと思ったんですが、そこでGT300の時間帯になってしまいました。2回目はもうちょっとタイムアップしないとダメでしょうね。コンマ1、2秒で順位もだいぶ変わるでしょうから。トップは(1分)58秒台前半までいくでしょうし、ウチも58秒台はねらっていかないと。ポジション的にも3列目ぐらいまでには入りたいですね」

No.3 ユニシアジェックスシルビア
井出有治「クルマは合同テストのときからけっこうよくなって、調子がいいですね。テストのときは最後のアタックでスピンしてしまったんですが、そのぶんは昨日確認できて、手応えもありました。アタック中もバランスがよくて、イケるかなと思ったら赤旗が出てしまいました。もうスプーンまでいっていたんですけどね。ベストラップは再開後に出したんですが、赤旗がなければもっといけたと思います。2回目では9秒台を目指して、できればポールポジションを獲りたい。今回勝たないとチャンピオンの権利がないので、ウェイトは関係ないです。明日雨かもしれないと考えると、なおさらグリッドは前のほうがいいですね」

No.81 ダイシンADVANシルビア
青木孝行「昨日はエンジンが壊れてしまいました。ここのところ同じところが壊れるんです。原因がハッキリわからないんで朝はようす見で、エンジンは予選仕様ではありませんでした。アタックラップでは赤旗が出てタイヤのおいしいところを使えなかったんですが、おおかたのクルマが同じような状況でしたからね。再開後はボクがちょっとプッシュしすぎてダートに出たりしてタイムが出ませんでした。予選2回目はもっとタイムが上がると思いますが、0号車にはちょっと届かないかもしれませんね。(2分)10秒台前半はいけると思うんですが、9秒台はムリでしょう。まわりも上がってくるとは思いますが、なんとか3位以内、もしくは7号車の前にいきたいと思っています」




■予選2回目終了後のコメント


No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
山野哲也「(1回目より)ちょっとだけタイムアップしたけど、赤旗前のタイムには届かなかった。いろんなことが噛み合わなかったですね。ただ、明日は雨になりそうなんで、ウチのクルマは雨のほうがよさそうだから有利だと思います。合同テストの雨のセッションで、ムリしてないけどまあまあのタイムが出てますから。ダンロップを履いたポルシェの次ぐらいかな。とにかく明日はゼッタイ優勝。ダイシンは6位以上後ろ。そう決めました(笑)」

No.18 TAKATA童夢NSX
セバスチャン・フィリップ「予選4位だったら同じグリッド2列目で(ハンディウェイトを)10kg積まなくてすむから、3位なら4位のほうがよかったよ。これはちょっとガッカリ。でももっとガッカリなのはポールポジションとの差が大きかったこと。なんでこんな差がついてしまったのか理解できない。自分自身か、マシンか…。たしかにマシンは若干の問題はあったもののこれほどの差になるものではない。原因追求にやるべきことは多いよ」

No.39 デンソーサードスープラGT
ロマン・デュマ「JGTCで走るようになって、はじめてボクがセッティングを担当したよ。もちろん一人でやったわけではないけど、今回はボクが多く意見を出した。クルマについてボクがかなり仕事をしてジェレミーがアタック。午後のセッションでは、まずボクがセッティングしながら最初のセッション(混走セッション)で4番手のタイムを記録して、その後ジェレミーがいいタイムを出したんだ」

No.38 auセルモスープラ
立川祐路「午後の予選中にほかのマシンに接触されそうになって非常に危険な思いをしました。これはアタックできなかった悔しさよりも危なかったという怒りのほうが大きいです。あれさえなかったらもっとランクアップできた自信もありました。ただ午前に抱えていたアンダーステアはだいぶ改善されたので、明日はイケるでしょう」

No.37 マツキヨZENTトムススープラ
山路慎一「午前と比べてタイムは縮まったけど順位は下がってしまいました。ボクたちのタイヤは路面温度が高いほうがいいので、(温度が)下がってきたら途端にブリヂストン勢(のタイム)が上がってしまいましたね。今季はずっと予選・決勝ときびしいレースを続けてきたのですが、今回はレースウィークに入って非常に手応えがいいんです。タイヤのパフォーマンスがよくなったのはたしかだし、エンジニアがいいセットを見つけてくれたので、明日はぜったいに表彰台に上がりたいと思います。とにかくクルマのパフォーマンスが高いので、がんばりますよ」

No.31 ARTA・アペックスMR-S
新田守男「アタックは完璧ではないですけど、自分としてはいっぱいいっぱいいきましたよ。いまのウチのポテンシャルとしてはこのくらいでしょう。コンマ3〜4秒のなかに5台いますからね。ロングはまあまあ悪くないんで、とにかく離されないようについていってシンイチ(高木)勝負というパターンに持ち込みたいですね。雨はいまから心配しててもしょうがないんで、あまり考えないようにしてます。晴れたほうがへんなリスクがないんでしょうけど、シリーズ的に考えれば雨のほうがチャンスがあるのかもしれません」

No.0 Netz BP Kosei MR-S
松永まさひろ「ひそかにポールをねらってたんだけど、オーバー傾向を直したらちょっとセットミスしてしまった。レースでは、クルマが軽くてせっかくのチャンスなんでねらっていきたい。スポンサーさんの地元で応援団が30人ぐらい来るんで、結果は出したいですね」

No.9 ARC大黒屋ぽるしぇ
日置恒文「自分たちのなかでの流れはいいし、目標は消化できた。ウチはこれが限度かな? 一応目指したタイムはいけたし鈴鹿1000kmより2秒以上も速いんだけどな。(併催の)ポルシェカップで大黒屋がポール獲れたんでそれで満足です(笑)。セカンドドライバーはセパンに出て、もう一度経験させてみようということで、シリーズ戦にも出しました。鈴鹿のフレッシュマン育ちなんで」

No.11 JIMメディコムGT3R
井倉淳一「国産勢にはついていかれへんね、いまのルールでは…。2ランクアップなんで、これで遅かったらシャレにならへんので、まあ外車勢のなかではいちばんということで。決勝はそんな高望みはしてません。ポイントとってゴールしたいですね」

No.19 ウエッズスポーツMR-S
後藤 聡「午後は2周目ぐらいでタービントラブルが出て、ほとんど走れませんでした。午前中はトラブルはなかったんですけれど、ウェイトがモロに効いて沈んでしまいました。決勝へ向けては頭を悩ませて、みんなで対策考えています」

No.62 R&DスポーツダンロップGT3R
柴原眞介「雨が降ればウチはいいんですけれどね、それで勝てるわけじゃないですから…。セットはドライでもウェットでもどっちでもがまんしていけるような妥協のセットでいきます。密山くんは慎重なドライバーで一発のポンというアタックは苦手みたいですが、あれだけF3に乗ってるんで、心配はしてないです」

No.63 レイジュンR&DダンロップGT3R
OSAMU「午後はタイムを詰めようと思えばもう少し詰められたけれど、ムリせず確実にきています。雨が降ればタイヤマージンがあるんで、ワンツーができればうれしいですね。2台並んで走りたいね。ドライだときついねえ。予選10番手と11番手というポジションはまあそこそこ。ポイントを確実にとりたいね」

No.70 外車の外国屋アドバンポルシェ
石橋義三「エンジンを今回から01年モデルの後期型に変えてます。ピストンリングが2リングから3リングに変わっているそうなんだけれど、エンジン性能は同等だと思います。決勝は雨乞いですね。不安や危険はありますけれど、ポルシェの利点を生かして、いい結果を出せる可能性がありますからね」

No.77 クスコスバルインプレッサ
谷川達也「渾身のアタックで午前よりもコンマ6秒も上げたんですよ! ただ、まわりが速いんで…。いっぱいいっぱいです。明日はいつものようにチョコチョコ上がっていきたいです」

No.86 プロジェクトμ・エスペリアMR-S
松田晃司「もてぎの(クラッシュの)あとで富士でテストして、足りないところを補ってきました。鈴鹿は金曜日がぶっつけ本番だったんですが、タービントラブルが出てあまり走れませんでした。まわりに比べて大きなトラブルは少ないし、以前から走っているMR-Sのデータを生かせています。ただダンロップはMR-Sのなかで孤軍奮闘なので、独自のセットが必要ですね。朝の予選でタイヤの使い方がようやくわかった状況です。金曜も1時間しか走ってないし、事前テスト含めても走行時間はみんなの10分の1ぐらいですからね。自分はまだ目立った結果を残せていないので、今回なんとか出したいです」

No.901 K-STADIUM MT900R
玉中哲二「今回は桧井さんの推薦で乗れることになりました。(MT900Rは)昨日初めて乗ったんですが、こんなに乗りにくいとは思いませんでした。フォーミュラの経験はあるんですが、ハコでのレースはまったく未経験なんです」
桧井保孝「玉中さんとは大昔にMINEのフォーミュラトヨタで何回か一緒に走りましたね。F3000に上がるときに相談を受けて、それ以来のおつきあいです。今回、エンジンがずっと不調で全体的にうまくいってないです」

No.21 イエローコーンマクラーレンGTR
服部尚貴「テストのときよりもタイムは上がってるしトップとの差も縮まってるので、もう少し上のグリッドにいけるかもと思ってましたが、僅差でたくさんあいだに入ってしまったので、しかたないですね。タイム的には満足しています。明日へ向けてもクルマはこのままでいきます。GT300のダンロップユーザーは相手がヨコハマだから雨を願ってるんでしょうけれど、こっちは相手がBSだから雨だからっていうアドバンテージはなにもない。ドライでレースやれることを願っていますよ」

No.22 ザナヴィ ヒロトGT-R
ミハエル・クルム「ちょうどアタックに入ろうとしてストレートに差しかかったところで2台ほどピットアウトしてきたマシンがあって、別に引っかかったというのではないけど、それで集中力がいったんとぎれてしまった。だからその周はスローダウンして次の周にもう1回アタックしたんだけど、ダンロップと130Rで少しラインを外してしまい、コンマ1秒ぐらいロスしてしまったね。でも、まぁ満足のいくポジション。レースは雨になるかもしれないけど、合同テストの1日目のウェットコンディションのときもよかったし、問題ないと思う。レースは長いから、8番手からのスタートでも目標の4位になるには十分チャンスがあると思うよ」

No.23 ペンズオイル ゼクセルGT-R
エリック・コマス「今日はとてもアンラッキーだった。予選1回目はトラフィックがないうちにと思って早目にコースに出たんだけど、アタック2周目のS字でレイブリック(No.100 RAYBRIG NSX)がコースアウトしていた。それでピットに戻ってきたら右リヤタイヤがパンクしていたんだ。けっきょく2周しかできなかった。予選2回目はニュータイヤがもう1セットしか残っていなかったから、ずっと待っている状態だった。普通ならセッティングを変えて確認してからアタックに入れるのに、今回はそれができなかったんだ。あとコンマ1秒上げれば7番手ぐらいまではいけたと思うのに、残念だね」

No.64 Mobil 1 NSX
ドミニク・シュワガー「ボクたちにとってはむずかしい予選だったね。ウェイトを積んでいることを考えればタイムの差は思ったほどなかったけど、ポジション的には残念な結果だった。レースが雨になることを考えてソフトタイヤを選んだところもあるけど、ボクたちは硬めのタイヤを選んだんだ。レースがドライになったときのことを考えるとボクたちはソフトだと10周しか保たないし。でもクルマのバランスはいいから、ドライでもウェットでもじょじょに追い上げていけるんじゃないかな。どっちがいいかっていわれたらウェットだね。そのほうがみんなトラクションがかからなくなって、ウェイトの影響も小さくなるから。ただ、この予選ポジションだと雨のときは前が見えない。でも、なんとかがんばってポイントを目指すよ」

No.360 ダンテール・フェラーリ360ウェディング
佐々木孝太「いつもはトラブルに泣かされるんですが、今回は昨日から大きなトラブルもなく進んでいます。昨日の感じではロール感が大きかったので、予選1回目はフロントを硬めにして、リヤは食いつきがよくなるようにソフト目にしてアタックに入りました。地元ということでいいところを見せたかったんですけど、一発目はいきすぎて、思ったより曲がらなくて1コーナーで飛び出してしまいました。2回目はクルマには問題なかったんですが、まわりが思ったより速かったですね。ここまでトラブルなく走ったのは初めてなので、レースではちゃんと走りきってチームにポイントをプレゼントしたいと思っています」

No.12 カルソニックスカイライン
本山 哲「ウチはミディアムタイヤを選んだんですが、2回目は気温が下がりすぎてタイヤの温度が上がりませんでしたね。それでグリップが足りなくてタイムの更新ができませんでした。クルマはちょっとアンダー傾向ですけど大きな問題はありません。でも、終わってみればいちばんいいポジションでしたね。ウェイトを積まない一番前(=4番手)で。レースでは雨が降ったほうがいいと思います。星野さんも雨がすごく得意ですから」

No.51 C-WESTレッツォADVANシルビア
尾本直史「もちろんニュータイヤは2セット使っていますが、まだセットが出ていないので、今日の予選に関してはとにかくたくさん走ってセットを出していこうという方向でしたね。レースはポジションがポジションなのでとにかく忍耐。『つぶさない、飛ばさない、飛ばされない』ですね」

No.1 ロックタイト無限NSX
道上 龍「朝はオーバーステアだったので予選2回目にはセッティングを変えました。それで走り始めたら思ったよりアンダーステアっぽくなってしまったので、GT300の時間にまたセットを微調整したんです。最後の20分ではそのセットの確認をするために中古タイヤでプッシュしたらオーバースピードで飛び出してしまいました。その後ピットに戻ってニュータイヤをつけましたが、アタックに入る前の周にセットの確認はできて、いい感じを持っていましたね。アタックでも攻めましたよ。ただ(1分)58秒前半までいきたかったんですけどね。セットもあと少し、ピンポイントで決まらないところがありますし、(ポールを獲ったNo.8)ARTA NSXはテストから調子がよかったですし。レースでは勝つつもりでいますが、とりあえずARTAについていって、抜ければ抜きます。タイヤをいたわって、そのうえでピットタイミングを計算していけばだいじょうぶだと思います。そやけど(ポールを獲れなかったのは)悔しいわ〜。もっと攻めとけばよかったかな〜」

No.38 auセルモスープラ
竹内浩典「午後は乗ってないから、よくわからないんですよ。ただ3〜4位をとれるポテンシャルだっただけに少し残念ですね。明日は今日の分まで追い上げるつもりです。立川は鈴鹿1000kmでブッチぎったヤツなので期待しています。だからボクは淡々と走り、くれぐれもペナルティをとられないようにがんばります」

No.36 カストロール・トムス・スープラ
土屋武士「せーぇいっぱいやったんですけど、いーっしょうけんめいがんばったんですけど、ドライバー(自分)がヘボでダメでした…。セッティングがしっくりこないというのもあるんですけどね。原因がハッキリわからないんですよ。とにかく明日は行くだけ、それのみです」

No.33 Team UKYO スープラ
片山右京「(ヒマラヤ遠征から)一週間前に戻って来たばかりなんですが、(体調は)悪くないですよ。ちゃんとレースモードになっていますし。ただマネージメントの関係でテストをキャンセルしたりデータがしっかりとれなかったりで、そちらのほうが(影響が)大きいですね」
近藤真彦「手も足も出なかったって感じだね。大きな問題はないんだけどバランスがとれてない。S字のバランスが悪いんだけど、鈴鹿では致命傷だよね。でもレースを捨てるわけにはいかないので、明日はなんとか雨でも降ってもらって大混乱のレースのなかで戦いたいよ」

No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「金曜日のフリー走行から抱えていた問題を解決できずに、煮詰まった状態のまま午前中にS字で引っかかってしまった。2回目の予選でも満足にアタックできずじまいでしたが、明日はタイムを地道に上げてベストをつくしてがんばります。たくさんのお客さんが来てくれるのだから」




■ポールポジションインタビュー


No.8 ARTA NSX
金石勝智「今回はテスト、フリー走行から(クルマが)よかったです。予選1回目はシフトミスしてあのタイムだったんで(予選2回目で)逆転はできると思ってました。2回目はクルマの状態がよくなっていたんで思いきりいけました。でもテグナーでミスったのでもっと接戦になるかと思ったんです。コンマ3秒(実際は0.238秒)も離せるとは思ってませんでした。路面は(サポートレースのクラッシュで)130Rが心配だったんですが、じっさい最初中古タイヤでいったときにリアがズルッときました。最後はちょっと目をつぶっていきました(笑)。(JGTC初ポールは)そりゃうれしいですよ。トップって知らされたところでちょうど残りタイム0で、もう1周アタックできたんですが2コーナーでミスって…。戻ってくるあいだすごく不安で『だれか(トップに)来た?だれか来た?』ってずーっと訊いてましたよ(笑)」
土屋圭市「亜久里(監督)といっしょに金石のアタックを見ながら、もうファンになってましたよ(笑)。金石は合同テストからノれてましたからね。(予選1回目で)道上(No.1ロックタイト無限NSX)にいかれた(暫定ポールを獲られた)ときも2回目でひっくり返せるだろうと、見ているほうは自信がありましたよ。今季は金石に全部まかせて、ボクは乗んなくてもいいってくらいにやってもらってる。彼はいいドライバーなんだから、ボクと亜久里監督がどんどん光らせてあげないとね。決勝は金石には15秒ぐらい離してもらって、オレは楽して優勝という作戦ですね。(金石『それって作戦ですか?!(笑)』)そう望みます(笑)」

No.81 ダイシンADVANシルビア
青木孝行「金曜も予選1回目もクルマの調子がいまひとつで、まわりにおいていかれるなぁ、と。そこでセッティングを変えてみたんですが、それが当たったのが(ポールを獲れた要因の)ひとつ。それと、予選前に(サポートレースのクラッシュで)コース上にオイルが出てタイムが出せるのは最後になるなと思いましたんで、いちばん最後までがまんしてアタックにいったのが成功したんです。アタック1周目で暫定ポールのタイムが出たんですが、1000分の1秒か100分の1秒台の差しかなくて、ちょっと心配だったんでもう1周いったんです。そこでちょっとミスしたんですが、コンマ1秒くらい短縮できたんです。さいわい、あとはどこのチームもきませんでした。アタックラップはクリアだったんで、自分ではベストだったと思います」
大八木信行「(2回目の青木のアタック時は)ピットでモニターを見てまして、ほかのマシンのタイムと見比べて、みんなで(ポールタイムが)出ると確信していました。もうウェイトを積むのが当たり前になってきてます。ほかのチームもそれを前提でのレースになってますからね。(決勝は)若いの(青木)にしっかり光っていただいて、われわれが引き継ぐというかたちにするのがベストかなと…(金石『それは離せっていうことですね』)。そうですね(笑)。(土屋『そのために雇ってんだからねぇ(笑)』)。土屋さんの言うとおり(笑)」



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