2002 JGTC INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round2 ALL JAPAN FUJI GT RACE
予選日レポート
3 May 02
Qualify Day Report

トピック


ニューフェイス
 今回、ルマン24時間テストデーに参加する荒聖治(No.25 FK/マッシモADVANスープラ)、加藤寛規(No.100 RAYBRIG NSX)の代役としてジェフ・リース、金石年弘の二人がJGTCに初参戦する。また黒澤翼がNo.61 Asports R&DダンロップGT3RでJGTCデビューを果たしている。

No.25 FK/マッシモADVANスープラ
ジェフ・リース「オファーをもらったのは1カ月半くらい前。もちろんすごくうれしかった。なんとかGT500に乗りたいと思って活動していたんだけど結局うまくいかなかったところに声をかけてもらったからね。事前には、富士のテストで10周ほどドライブしただけ。このマシンを自信を持ってドライブするにはもう少し経験がほしいところだね。ヨーロッパで乗っていたマクラーレンやオープントップのマシン、ル・マン24時間でのトヨタとか、これまではほとんどがリヤエンジンのマシンだったから、フロントエンジンのスープラには少しとまどいもある。通訳を介してはいるけれど、チームとのコミュニケーションには問題はないね」

No.100 RAYBRIG NSX
金石年弘「3月のはじめくらいに(所属している)スーパーアグリにお話をいただいて、こういうチャンスをもらいました。ハコのマシンでレースをするのはまったく初めてです。今年からFニッポンをやって、ビッグパワーのマシンにだんだん慣れてきたところだったし、パワー面での違和感はないですね。でも、フォーミュラに比べればマシンは重いしハンドリングがクイックではないので、多少かったるい印象はあります。NSXにはこれまで2回、1月末にTIで童夢のクルマと、このクルマでの富士のテストで乗りました。その富士のテスト直後にFニッポンのテストもあったんですが、NSXに乗ったことでFニッポンに生かせることもあって、いつも乗っていないマシンでのレースもいい経験になりますね。耐久レース自体も初めてなわけですが、体力的な問題はそれほど感じていません」

No.61 Asports R&DダンロップGT3R
黒澤 翼「GTは今回が初めてです。ハコの耐久レース自体は鈴鹿の300km耐久にシビックで出していただいたりした経験はありました。今日(2日)はトータル30〜40分くらい乗ったんですが、やっぱりポルシェはいいクルマ。乗りやすいしおもしろいですね。今回は昨日(1日)に急に“乗る?”って言われて、“乗ります!”って答えて決まっちゃった話なんです。でも、これでちゃんと走れればすごくいいチャンスになると思いますし、クルマに合わせて乗れてきていると思うので、がんばりたいですね」

ニューカマー
 これまでもエントリーリストには載りながら、なかなか姿を現さなかったニューカマー、No.4 ZIPSPEED CORVETTEが富士のレースウイークに登場した。シェイクダウンは4月27日に富士で10周ほど行ったという。またTIで、開幕戦の翌日にシェイクダウンを行ったNo.62 Vemac R&Dダンロップ320Rも今回が実戦デビューとなった。

No.4 ZIPSPEED CORVETTE
富樫智総監督「以前からJGTCをやろうと思っていましたが、プランが具体化したのは2000年。日本車で作ると勝たなきゃいけないような雰囲気なので、単純に楽しみたいので探したのがシボレーのエンジンでした。5,700ccV8ですが安いんです。ミッションはナスカーで使われているジェリコの5速で、Hパターンです。コルベットはアメリカでは意外とレースに出ているんです。JGTCにも車重の重いクラスをつくっていただければ、もっと安くできるんですけれど(笑)」

No.62 Vemac R&D ダンロップ320R
宮下 泉エンジニア「ベース車もレーシングカーに近いつくりなので、構成部品をそのまま活用してレース用に仕上げられます。カウルの素材もカーボンですし、ロールケージもシーケンシャルのギアボックスももともと装着されています。サスペンションも構成的には同じ。タイヤサイズもほとんど同じです。エンジンはNSX用のものですが、市販車はそのまま街で乗れる仕様で、乗りやすさを考慮したものになっています。市販車のほうは、いちおう公道は走れるのですが、趣味でサーキットを走るような使い方を想定しています。(今回は)イギリスからマシンが届いてからレースに出るまで時間がなく、バタバタでした。JGTCのレギュレーションにあわせるのに時間がかかりました。ポルシェGT3Rのように(ほかのエントラントにも)広く使っていただければと思います。ウチだけじゃなくJGTC全体を盛り上げたいんです。来年、3〜4台走ってくれればわれわれとしてはうれしいです。今シーズンはそのための開発の年。ポルシェもレーシングカーに近い作り方をしていますけれど、ウチはもう半歩前レーシングカーに近いクルマだと自負しています」


予選1回目終了後のコメント


昨日の不調を吹き飛ばし、エッソウルトラフロー スープラが暫定トップ
 昨日の練習走行では、総合4番手に終わったNo.6エッソウルトラフロー スープラだが、予選1回目にはトップタイムをマーク。チームのムードも盛り上がってきた。
脇阪寿一「昨日は、ブレーキングからターンインにかけてクルマがすごくナーバスだったんです。ハンドルが切れなかったりブレーキが効かなかったり。クラッチのつながりも少しおかしかった。でも、昨日の夜、エンジニアやメカニックがすごくがんばってくれて、今日はすごくクルマがよくなりました。まだ完璧ではないのかもしれませんが、コーナーでは久々にいいときのスープラの動きになっていますね。アタックは、自分のなかに昨日の(クルマの挙動に対する)後遺症があって、疑いながらコーナーに入っていったりしていましたが、そのわりにはよかったと思います。クリアラップも取れましたし、前に何台かクルマがいてスリップも使えました。午後もまだタイムアップできると思いますよ」

ベストの周にブレーキングミス、auセルモスープラは2番手
 昨日の練習走行では他を引き浴vすトップタイムをマークしていたNo.1 auセルモスープラだが、予選1回目ではNo.6エッソウルトラフロー スープラに先行され2番手。午後、2回目の予選でさらなるタイムアップを目指すこととなった。
立川祐路「路面は悪くはなかったですけど、昨日の午後のほうがもっとよかったですね。クルマは問題ないですよ。ただ、ボクがアタックのときにちょっとミスってしまいました。1分24秒503の周にミスしたんですけど、タイヤの状態はその周がいちばんよかったんですよね。Aコーナーのブレーキングでいきすぎてロックさせてしまったんです。それでコンマ2〜3秒はロスしていると思いますよ。2回目はさらに気温が上がるかもしれませんが、今回は固いほうのタイヤを選んでいるからだいじょうぶ。タイムもまだ上がるんじゃないですか」

総警McLaren、暫定3番手に
 予選1回目、黒澤治樹のドライブで早々にアタックに入ったNo.30 総警McLaren。クリアラップをうまく手にして暫定の予選3番手となる1分24秒775をマークした。
黒澤治樹「まだちょっとバランス的によくないところがあるんで、それを直せばコンマ3〜4秒は上がると思います。だから午後にもう1回アタックします。朝もコンディション的には昨日と似たような感じでまあまあでしたし、クリアがちゃんと獲れたので、(アタックとしては)まずまずでしたね」


GT300クラスでもNSX速し!
 GT300クラスでは、昨日の午後の練習走行でもトップタイムをマークしたNo.2 BOSSベルノ東海AR・NSXが暫定ポールを獲得した。
渡辺 明「路温(の高さ)は気にならなかった。昨日と変わらない走りをしただけ。ドライバーのコメントをシャシー屋さん、エンジン屋さんが聞き入れて、いいセットにしてくれた。エンジンはコンピューターマネージメントをドライビングに合わせてやってくれて、けっこう効果が大きいね。以前乗っていたポルシェとはぜんぜん違うね。フロントのステアリングインフォメーションがいいし、きっちりアクセルが踏める。走らせやすいクルマだね。ポルシェのほうがアンダーオーバーが出る。MRは初めてだけれど違和感はないよ」

ウェッズスポーツMR-S、スピンにもめげず暫定2番手
 前回のTIからマシンのパフォーマンスが向上したというNo.19ウェッズスポーツMR-Sは田中実のアタックで2番手。だが、最後は攻めすぎてBコーナーでスピンしてしまった。
田中 実「(暫定)ポールを獲れると思ったんだけど、リヤのダウンフォースがほんのちょっと足りなかった。これぐらいでいいかなって思ってたんだけど…。それもあって、ベストラップを2周続けたあとに、もう1周思いきりいったらBコーナーの入り口でスピンしてしまった。赤旗のタイミングも最悪だったね。計測3周目のいちばんいいときに最終コーナーで赤旗が出ちゃったから。でも、クルマのポテンシャルはポールを獲れるレベルまで来たので、午後はダウンフォースをあわせてもう1回トライします」

ニューカマー、ヴィーマックが暫定3番手に
 No.62 Vemac R&Dダンロップ320Rは予選1回目では3番手に入る速さをみせた。
柴原眞介「デビューポールをぜひ獲りたい。セットする時間がなかったんで、それを考えれば、(3番手でも)まあ上デキなんですけれどね。午後は涼しくなるでしょうからアタックにいきます。ぜったいポールをとりたいんです。みんなで作ってきたクルマですから」

暫定クラス4番手のAMPREX BMW M3GTはエンジントラブル発生
 チャールズ・クワンのアタック中エンジントラブルに見舞われ1コーナーでコースオフしてしまったNo.15 AMPREX BMW M3GT。それでも暫定4番手と、まずまずだった。
チャールズ・クワン「予選のアタック自体はうまくいきましたね。昨日より気温が高くなったせいで、タイヤがうまく働いてくれたんだと思います。クルマのバランスもかなりよくなっていたし、5〜6周はクリアに近い形で周回できました。ただ、まだ車検からクルマが戻ってきていないので原因は不明ですが、走行中にエンジンがカットオフしてしまう症状が出て、コースアウトしてしまいました。クルマのパフォーマンスには問題ないのですが、そのトラブルが解消できるようなものかどうかが心配ですね」




予選2回目終了後のコメント


1回目トップのBOSSベルノ東海AR・NSXがトータル2番手
 予選1回目で1分32秒521を出し暫定ポールを奪ったNo.2 BOSSベルノ東海AR・NSXは、2回目にはアタックをせず、通算では予選2番手となった。
渡辺 明「2回目はアタックしてないから(予選2番手は)しょうがない。コースの条件もあまりよくなかったからね。最後の最後はよくなったみたいだけどね。そりゃポールのほうがいいけど、(2番手でも)久々だよ、TVなんか出たの(笑)。クルマに関して昨日(のセッティング)から変えたのはダウンフォースを減らしたこと。あとは(タイヤの)内圧をピタリと合わせて一生懸命走っただけ。1回目(のベストタイム)は赤旗直前に出したタイム。ヘアピンで遅いクルマに引っかかったけどクリアできた。決勝は、クルマのバランスがよくてタイヤがタレてもプッシュできるから、ドライバーのミスをなくして淡々と走ってお立ち台に乗れればハッピーだね。コンスタントにミスなく与えられた仕事をするだけですよ。オーナーもボクも40代後半だけど、若いもんには負けないよ(笑)」

タイムはアップしたが順位はダウン。ウェッズスポーツMR-Sは3番手
 予選2回目ダウンフォースを増やして臨んだNo.19ウェッズスポーツMR-S。だが、思ったほどのタイムアップはできずにセッションを終了。ひとつポジションを落としてしまった。
田中 実「1回目はダウンフォースが少なかったので2回目は少し増やしていきました。タイヤが温まる前がアンダーステア、温まってからがオーバーステアなんですが、ダウンフォースをつけたのはそのオーバーを解消するためです。タイムアタックはアンダーからオーバーに移るキワのところをねらってピンポイントでいったんですが、いちばんいいときに前で1台スピンしていていききれませんでしたね」


auセルモスープラはフルアタック中に痛恨の接触
 予選1回目を2番手で終わったNo.1 auセルモスープラ。2回目にポール奪取をねらったが、アタックラップでNo.88ノマドディアブロJGT-1と接触。2番手に終わった。
立川祐路「1分24秒386を出したときは、最終コーナーでシフトミスしてストレートスピードが伸びなかったので思いきりアタックしていなかったんです。それでもあそこまでタイムが出ました。その次の周にフルアタックに入ったんですけど、ゆっくり走るディアブロが前にいて、パッシングしましたがぜんぜん避けてくれなかったんですよ。さらに向こうはAコーナーの立ち上がりでフラついてラインを外したので、こっちはそのままライン上を攻めていったら、突然ラインに戻ってきたんです。そこでウチの右フロントと向こうの左リアが当たってしまいました。1分23秒台に入れる感触があっただけによけいに悔しい。でも、クルマはぜんぜん問題ないので、明日はブッちぎります」

イエローコーンマクラーレンGTR、今度は納得のアタック
 予選1回目ではブレーキに問題があり満足のいくアタックではなかったNo.76 イエローコーンマクラーレンGTR。修復なった予選2回目では服部尚貴が納得のタイムアタック。
服部尚貴「路面コンディションは“いつもの富士”って感じでしたね。朝よりはちょっとグニャっとくる感じで、タイムは落ちるかなと思ってたんですけどね。1回目はちゃんとアタックできなかったんですが、気になっていたブレーキもちゃんと直っていたし、最初からコンマ3秒は上げるつもりで出ていってましたから、自分としては満足のいくタイムでしたね。もう1周アタックにいったんだけど、1コーナーで飛び出したクルマがいたんで止めました」

予選2回目に大躍進! トクホン トムス スープラが一気にセカンドローへ
 予選1回目までは思うようなバランスが得られなかったNo.36 トクホン トムス スープラだったが、予選2回目の終盤に一気にタイムアップし、4番手となった。
土屋武士「久々に決まったパーフェクトラップって感じでしたね。最初少し多めにガソリンを積んで出たんですが、ちょこちょこセッティングを合わせていって、最後にタイヤを換えてドーンといってみたタイム。コンディションはあまりよくなかったから(タイムが)出ないかもと思ったんだけど、出ましたね。(1分)24秒台が出るなんて予想もしてなかった。とにかく完璧な予選でした。ロングも悪くないし、決勝では500km走ってどのあたりにつけられるか。トップには届かないかもしれないけれど、その下あたりをねらっていきますよ」

総警McLarenは予選5番手から上位進出をねらう
 予選1回目で3番手と好位置につけていたNo.30 総警McLaren。だが2回目はタイムを縮めることができず、No.76、No.36の逆転を許してしまった。
黒澤治樹「予選2回目はアタックに行ったんですけど、100分の何秒か縮められただけでした。午後のほうが滑りやすかったかな、という気がしました。クルマのバランスはよかったと思います。ただ、気になっていたところもよくはなっているんですが、まだちょっと、という部分も残っています。服部さん(No.76)のほうがちょっと速かったですしね」

NSX勢トップはARTA NSX
 1回目に5番手のタイムをマークしたNo.8 ARTA NSXは2回目にタイムを伸ばせず、総合では6番手とひとつポジションを落とした。だが、NSX勢ではトップとなった。
金石勝智「いまの状況では一生懸命やりました。ただ、予選2回目はいちばんうまくいっているラップの途中、ヘアピンでブレーキロックしてしまって…。失敗した次の周に1分24秒9だったので、うまくやればもう少し前、4番手ぐらいにはいけたかもしれませんね。それでも1分24秒台前半はむずかしかったと思います。ただ、(満タンで)重い状態でのクルマは悪くないので、レースは楽しみですね」




ポールポジションインタビュー


No. 6 エッソウルトラフロー スープラ(GT500:ポールポジション)
脇阪寿一「今回はほんとうにポールを獲りたかった。ゴールデンウィークのレースにはいい思い出がある(昨年、一昨年とポール・トゥ・ウィン)のと、明日(決勝日)はとても多くの観客が入ると聞いているので、ポールからスタートするというのがドライバー冥利につきますから。ただ、シーズンオフはよかったんですけど、開幕から流れが悪くてクルマが路頭に迷うというか、ここのテスト時もトップは獲れたものの、たまたま(タイムが)出たようなものでドライバー的には納得できずにいました。でも、エンジニアが悩んで悩んでクルマを作ってきてくれたんで、なんとかポールを獲って彼をよろこばせたかった。それも含めて、これからチームをよくしていくという意味でもいい結果だったと思います。
 昨日のテストからau(No.1)に比べてストレートが延びなかったんでスリップをうまく使おうと思って、それはうまくいきました。最後は目の前のauがディアブロ(No.88)と接触して、部品(の破片)が散らばったので、ボクもauも(アタックを)止めたんです。あれは危なかったです。まあ、結果的には朝のタイムで終われてよかったです」
−決勝の作戦は?
「TIで章選手の乗りかたもわかったし、ボクの乗りかたやクルマのセッティングを彼が理解して、こういうふうにふたりで走らせようということがわかってきました。スタートはまだどちらがいくか決めてませんが、まあどっちがいってもだいじょうぶ。混走のときに満タンのチェックをしましたが、どっちからいっても問題ないんじゃないかという感じです。たぶんauとのマッチレースになると思いますが、きっとミスしたほうが負けると思うので、ドライバーとして完璧な仕事をして明日もここ(記者会見)に来たいです」
飯田 章「ここでのテストのときは問題があって、不安があったんです。でも、昨日のフリー走行からクルマの雰囲気がだいぶ変わって、ふたりでよくなっていると確認しました。これでポールを獲れたらいい成績が残せるなと思いました。これで流れを変えていこうとするエンジニアとドライバーとの努力のなかでこういう結果が出たなと思います。
 (開幕戦では)スープラは(足下の熱が)きついと聞いてましたが、靴の問題とか足下に出る空気の口を塞いでしまったり思いもよらないことがありまして…。スープラでの初めてのレースということもあって、(予定より自分の)距離が長かったりしてタイヤの使いかたとかうまくいかなくて、TIは悔しいレースになってしまいました。富士ではそれをはね返してチームの期待に応えたいなと思います」
−脇阪とのコンビネーションについては?
「まあ、見てのとおり(笑)楽しくやってます。先輩を先輩と思わない後輩と後輩を後輩と思わないボクと(笑)、いい雰囲気で来ていると思います。とにかく1回勝てばそのままその勢いでやってくれるんじゃないかと思います」

No.62 Vemac R&Dダンロップ320R(GT300:ポールポジション)
柴原眞介「クルマはまだできたばかりでマイナートラブルはまだ出ています。でも走れば速いんです。だからなんとかなるかなと思ってました。昨日までいろいろと問題はあったんですが、昨日の夜から予選前までにチームが新しいパーツを作って持ってきてくれるというチーム力に助けられて、このポールを獲ることができたんだと思います。(去年のポルシェと比べると)去年の最終戦にポールを獲っていますから、どっちが速いかということは比べにくいですね。ただ、タイヤには(ヴィーマックのほうが)やさしいと思います。おかげで今日も1ランク柔らかいタイヤを使うことができました。そういう意味では助かってますね。(決勝は)まだ燃費のデータとかまったく獲れていない状況なんです。連続走行が1回もできてませんから。そのへんがまだわからないんで、まぁ、2ピットになるのかなぁ、というところです」
密山祥吾「いままでそんなに多くは乗っていないんですが、乗った感じでは素直というか、扱いやすくていいクルマだなと思いました。まだセットがぜんぜん煮詰まっていない、できあがったばかりのクルマですが、秘めた力っていうのがあるのかなぁと思います」
−決勝レースは?
「ボクは500kmのレース初めてなんで、柴原さんとともにコンスタントに走ってクルマを壊さないように完走したいと思います」


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