2002 JGTC INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round6 MOTEGI GT CHAMPION RACE
決勝日レポート
15 Sep. 02
Race Day Report

朝のフリー走行終了後のコメント


No.18 TAKATA童夢NSXがフリー1位、決勝は雨でもドライでもOK
セバスチャン・フィリップ「ウエットでのフリー走行になったけれど、クルマは(ドライと)変わらず調子いいよ。路面はたしかに濡れていたけれど、それほど雨量も多くなく比較的走りやすかったんじゃないかな。基本的には午後の状況も考えながら、ほぼドライセットのままでタイヤだけウエットに換えて走ったけれど、結構いい感じ。ウエットタイヤは1種類しか試さなかったが、なんの問題もなかったし、かなりいいパフォーマンスを発揮してくれていたから、決勝も朝と同じようなコンディションになったらかなり期待できると思う。昨日のドライでもよかったし、決勝のコンディションはウエットでもドライでもかまわないよ」

フリー走行クラストップ、No.24 EndlessタイサンアドバンGT3R
木下みつひろ「予選2回目は気温が低すぎて、路温が高いほうにセットしてしまっていたので(タイムが出なかった)。読みが甘かった。フリーは、満タンでウエットタイヤです。タイヤの性能が上がってるんでムリはしなくてもいけるタイムですよ。セットはドライからちょっと変えてあるけど、すぐに戻せる状態です。まともな雨は今日がはじめてなんで探ってる段階です。ダンロップ勢との差はもてぎでは開かないですね。タイヤの開発もこれからもっと進みそうですよ。決勝は雨のほうがいいね。シコシコ上にあがっていくには安定したクルマのほうが決勝はいけるでしょう。ドライの決勝はつらいね。予選のポジションがつらいから。スタートはボクがいきます」

No.87 HKS CLK、決勝出走へ
北川五一監督「昨日はエンジントラブルがあってそれを直したんですが、基準タイムに届きませんでした。いま、フリー走行でそのチェックを含めて走ったんですが、雨のセットが出なくて苦労しています。電気系統のトラブルも出ていましたね。SUGO(での第3戦)以後は順調にやってきました。クラッシャブルストラクチャーの認証テストもやりました。朝の走行で審査委員長のOKももらえましたので、ようやくグリッドにつけることになりました。お天気がちょっと心配ですね。いつも言ってるんですが、完走が最大の目標です。JTCC以降、レース以外のカテゴリーでクルマはつくっていましたが、レギュレーションのもとでつくるとなると長いあいだのブランクがあり、まわりがどんどん進んでるので苦労しました」

No.76 イエローコーンマクラーレンGTR、タイヤ比較に時間を費やし13番手
服部尚貴「タジィ(田嶋)の時も入れて全部で4セットと、レインタイヤをいろいろ試していたので、連続でラップしてないからタイムは出ていないけど、問題ないよ。朝のトップタイムだって全然見えてるしね。今のセッションで全部のタイヤのフィーリングを頭に入れたつもりだから、本番はコンディションを見ながら、どれを使うかベストな判断をしたいと思う」

No.6 エッソウルトラフロー スープラはフリー走行4番手
飯田 章「朝ですか? ワイパーを使いたかったのにスイッチの場所がわからなくて使えませんでした(笑)。走り始めは雨の量が少なかったのでタイヤのヨレなんかもありましたけど、バランス的にはまずまずだと思います。(予選でリヤブレーキがロックしてスピンしていることもあって)ちょっとブレーキングが心配ですけど、なんとかなるでしょう。ボクも(脇阪同様)ドライでもウェットでもいいです。そんなに遅いワケじゃないですし、かといって優勝するほど速くもないし、まぁウチは淡々といきますよ」

No.15 AMPREX BMW M3GT、フリー走行クラス5番手
橋本元次「きびしいですね。昨日は午前中の予選でクラッチの部品が折れてしまってクラッチなしで走ったんですよ。午後は直しましたけど。それとセッティングが合ってないのでいま調整しています。今回、シュニッツアーの社長が来ていて、来年のことを話し合っています」

No.5 BANPRESTO CAR倶楽部マッハ号MT、ピットロードでコースアウト
三船 剛「雨で前が曇って見えなくて、ピットロードで飛び出した。アメリカでは雨だとレースはないので、(雨対策を)まるで考えてない。寿命が10年縮まりましたよ。(フロントウィンドウの)ガラスの換えがないんですよ。今はアクリルで、ガラスじゃないんです。ワイパーも80km/h以上だと浮いちゃってきかないし、ブレーキングポイントの看板も通り過ぎてから気づくんですから(笑)。マッハ号目隠しの術って、自分で隠してどうするんだ(笑)。このまま(雨)だとリタイヤするしかないですねえ…」

No.62 Vemac R&Dダンロップ320Rにマシントラブル
柴原眞介「アクセルが戻らなくなってしまいました。マレーシアまでのレースで出たのとは違う症状。決勝までに直ってもらわないと怖くてね。雨だから出たトラブルというわけではありません。鈴鹿1000kmでは雨のセッションもちょこっと走っていますから。雨だとポルシェが速いですね。ボクも乗ってましたからわかりますよ」



決勝レーススタート直前情報


天候:曇り/路面状況:ドライ/気温:23度/路面温度:26度(14時00分現在)
入場者:決勝日(15日)4万4000人/予選日(14日)1万4000人

*リタイア(GTインサイドレポート班調べ)
No.原因周回数
66デフ0L
87エンジン3L
30サスペンション10L
86エンジンのカットオフ28L
7クラッシュ32L
81エンジン34L
2ブレーキライン39L
88エンジン44L
23サスペンション47L
16ミッション49L



決勝レース終了後のコメント


No.100 RAYBRIG NSX、大健闘も一歩およばず2位に
光貞秀俊「(No.18を)抜く気ではいたんですけど、しょうがないですね。残念です。ボクはソフト(タイヤ)でいったんですが、ピットのタイミングが回りよりも早く、残り35〜36周もあったんで最後までもたせられる自信はなかったんだけど、ぎりぎりなんとか最後の勝負まで持ち込めたのはよかったと思います。レース自体は観ていた人は楽しかったでしょうけど、負けたボクとしては悔しいというか辛かった。選手権のことを考えると2位というのはいいポジションかもしれないけど、勝ちたいね、とにかく。残り2戦、勝ってからチャンピオンシップのことを考えたいですね」
加藤寛規「う〜ん、ハードタイヤが働かなかったですね。路面温度は25度だったようなんですが、少しでも陽が出ていれば完全にこちらのペースだったはずです。序盤以外はグリップが足りなくてどうにもならなかった。もし、同じタイヤでスタートしていたらウチが勝っていたと思います。最初はよかったんですけど、たぶん一気に気温が下がったんでしょうね」

No.76イエローコーンマクラーレンGTR、3位入賞
服部尚貴「スタートからずっと限界で走っていた結果だから、途中で18号車に追いつかれてきたのはしょうがない。タイヤは途中グリップダウンもあったけど、燃料が軽くなってからはまたタイムも上がったし、コンスタントでよかったと思う。マシンのバランスはちょっとオーバー気味だった。でも、ほかのクルマもみんなそんなには速くなかったし、ミスさえしなければと思って走っていたよ。3位で表彰台に上れて、やっとコツコツやってきた成果が出たんじゃないかな。今回はすごい達成感があるよ」
田嶋栄一「ピット作業に時間がかかってサード(No.39)の前まで落っこちてしまったね。でも、出たラップからクルマはしっかりしていたしタイヤもグリップしていたので、今回はいいなと思ってた。ウェイトを積んでいるスープラに比べればアドバンテージがあったし、前のコーナーでうまく合わせればストレートエンドで簡単に抜くことができた。途中、無限(No.16)と4秒ちょっとの差で“ウ〜ン”と思っていたら、向こうがスローダウンして、これでお立ち台は確実だと思ったので、タイヤの状況を見ながら、そこからはちょっと守りに入った。だけど終盤はエッソ(No.6)がついてきて、寿一が結構しつこかった。こっちもタイヤがキツくて差を開けなかったし。でも、結果としてこのチームで初めての表彰台に立ててうれしいね。GT500に復帰して、いいチーム、いいパートナーに恵まれて、なんとか結果を残すことができ、いい仕事ができたと思う。なによりガラさん(五十嵐協二チーフエンジニア)が“おめでとう”と言ってくれたのがうれしい。いつもは抜かれるたびに“なにやってんだ、バカヤロー”とか、バカヤローばっかり言われてたからね」

No.77クスコスバルADVANインプレッサ、暫定クラス2位
谷川達也「オープニングラップでNo.26をかわせました。余郷くんはマナーのいいドライバーですから。今日は、壊れなければ優勝までいける気がしてたから、悔しいですね。レースウイークはいい流れで、このクルマはトラブルがなかったんですよ。自分の仕事はできたので、まあ表彰台ということで結果オーライですかね。MINEも鈴鹿も、昨年は結果はリタイヤでしたがMINEは予選3位、鈴鹿も一時トップを走っていたので、クルマ的にはあっているんじゃないですか? 少しでもポイントを多く獲って来年につなげたいですね」
小林且雄「レースはいい展開で、No.5も、失礼かもしれないけど予定どおりいなくなってくれて、クルマのバランスも、チームがいいセットを出してくれた。ただ序盤から、フラット(スポット)なのかな、振動があってブレーキが目一杯踏めなかった。ようすを見ながらポジションキープをしようということで、前をいくビーマック(No.62)とはだんだん離れてしまったけど、(2位という)結果はよかったんじゃないかな」

No.26 PLUS eタイサンアドバンGT3R、暫定クラス3位
余郷 敦「序盤いきなりNo.77にいかれた。向こうに勢いがあったのと、ブレーキバランスが(朝のフリー走行の)雨のなかでおかしくなっちゃって、序盤はブレーキ勝負ができなかったんです。向こうのペースも速かったしね。ホントはもう1つ上にいきたかったですね」
西澤和之「(前をいくNo.77に)追いついていたりしたんですが、周回遅れを抜くところでフラットスポットができてしまって、追い上げられませんでした。ブレーキにもちょっとトラブルがあったんです。何とか踏ん張れて表彰台にあがれました」


No.6エッソウルトラフロー スープラは4位
脇阪寿一「クルマの感触はいつもどおりだった。今回はいつもより柔らかい構造のフロントタイヤを選んでいたので温まり方がいつもと違って、ピットアウトしてすぐはちょっとポジションを落としたけど、章とライバルのラップタイムを見ていてもあとで抜いていけるのはわかっていたからね。さいわいライバルに対しても計算が立っていたので慎重にいったよ。次のMINEでも、(ウェイトハンディが)50kgなら4位とか5位に入れると思う。それで最後の鈴鹿で(タイトルを)ねらっていきたいね」

暫定6位、No.36トクホン トムス スープラ
土屋武士「このコンディションではやはりきびしかったですね。きびしいだろうということはわかっていたけれど、思ったよりはがんばれたとは思うんですが…。スタートから、前をいくクルマは全然追いかけられない状態たっだけれど、レース中盤の展開を見るかぎり、ちょっとでも陽が当たってくれれば結構ちぎったんじゃないかと思いますね。ホントについてないです。クルマのセット自体はまったく問題はなかったんですが、ワインに引き継ぐ段階まで、よく3番手で踏ん張ったなと思います」
ワイン・ガードナー「武士が前後ミディアムソフトでスタートして、無線で『ワインにはリアにソフトを履かせろ』と言ったんだけど、無線のトラブルでそれがチームに伝わらなくて、ハードを履かせてしまった。だから自分が乗ったときはコーナーというコーナーでホイールスピンしてプッシュできなかった。最終コーナーでスピンしたのも、自分のミスもあるけれど、それが原因だ。今年はホントに不運が重なっている。自分は今年42歳だが、日本では42歳はアンラッキーな年齢だと聞いた。残りのレースで状況が変わることを期待しているよ」


No.3 ユニシアジェックスシルビア、暫定クラス4位でランキング首位を堅持
柳田真孝「コンスタントに速く走ることを心がけて、できればNo.31の前に立ちたかったんです。できれば予選でももっと前のグリッドを獲って山野さんにラクなレースをさせてあげたかったんですが…。決勝で追い上げたこと自体はチームも喜んでくれたので、よかったです。レース展開としては、ボクもタイヤが辛かったんですが、なんとかタイヤをセーブしつつ、それでいて速く走ろうとがんばったつもりです。ビーマック(No.62)も来ているし、ラクな展開じゃないですが、残り2戦もがんばってチャンピオンを獲りたいですね」

No.31 ARTAアペックスMR-S、クラス5位
新田守男「結果的に残念なレースになりましたね。No.3に先行されてしまったのが一番の問題。レース前半、ボクが乗っている段階ではタイヤ的にちょっときびしいところもあったくらいで大きな問題はなかったんですが、真一に代わってからミッションに不具合が出たようで…。No.3との差が1ポイント離れただけという考え方もできるけど、それはきびしい問題だね」
高木真一「一時的になにかがおかしくなったのか、ミッションの入りや戻りが悪くなったんです。残りまだ20周くらいあったんで、とにかく完走しなければということで、1周2秒くらいペースを遅くしてゆっくりシフトチェンジするようにして走っていたんです。リタイアしたら元も子もないですから。そのあいだに抜かれてしまったんですけど、前のNo.3も離れていかなくて、最後に勝負してもいいという指示がチームから出たので、徐々にシフト操作も戻していったんですが、あまり状態が悪くなっていなかったので最後は普通に攻めました。なぜあんな症状が出たのか、不可解ですね」


No.16無限NSX、ミッショントラブルでリタイア
伊藤大輔「ボクが乗っているスティントの真ん中ぐらいから、もうミッションがおかしくて音が鳴っていた。トムス(No.36)とのバトルをしている段階からどんどん音がひどくなっていったので、4速ギヤだったんですが、それをいたわるように4速をほとんど使わないで5速にシフトアップするようにして走っていたんです。悪化していくスピードが今回すごく早くて、雰囲気的にもう最後までもたないだろうと思っていました。4速ギヤが欠けて、その破片がどこかに噛んで、最終的に龍ちゃんが乗ってるときには、3速壊れ、4速壊れ、という状態になって最後は1速と5速しかないというような状況になったみたいです。最後のトップ2台のペースを見ると、走っていたら、とは思うんですが残念です。せっかくNo.100やNo.36といいバトルをしているのに、手負いになってしまって、水を差されてしまった気分ですね」
道上 龍「今週はずっとミッションはなんの問題もなく調子がよかったんですが…。大輔から引き継いだ段階で、やはり音がしたり、重かったりという症状が出ていたので、4速を飛ばしてなんとか走っていたんですが、最後までもたせられなかったです」

No.22ザナヴィ ニスモGT-Rは10位、No.23カストロールピットワークGT-Rは34位
柿元邦彦NISMO取締役技術部長「23号車のほうは正美選手がコースアウトしたときに、右のフロントサスペンションを傷めたみたいです。それがだんだん劣化してきて、エリックに代わってから折れてしまいました。22号車の2回目のピットは予定どおりですよ。最初から2回ピットの予定だったんです。予選18番手からのスタートだとまともにいっても10位以内に入るのはむずかしかしいですし、SCが出る可能性もあると思って、そういう作戦を採りました」

No.7雨宮マツモトキヨシアスパラRX7、押し出されクラッシュ
雨宮勇美監督「ガードナー(No.36)はGT300を馬鹿にしてるよ。(接触した場所は)5速全開だったんだよ。抗議出しましたよ。もう少しマナーのいいドライバーとレースしたいね」

No.5 BANPRESTO CAR倶楽部マッハ号MT、序盤健闘もトラブル
三船 剛「エンジンが吹けない状態になってしまったので予定より早くピットインしました。スタートする前から十中八、九はなにかが壊れるだろうと思っていたんですが…。予定より早く入ったのでもう一回ピットインしなければならないんです。(せっかくいいポジションを走っていたのに)ひじょうに悔しい」



優勝者インタビュー


No.18 TAKATA童夢NSX(GT500優勝)
セバスチャン・フィリップ「今回の勝利はたいへんうれしいです。開幕のTIで2位になって以来なかなかいい結果を挙げられませんでしたからね。クルマの調子が悪かったり運がなかったりと、リタイヤ3回でしたから。SUGOでも、とてもいいところまでいったのに(勝利に)届かなかったし。この5戦のあいだ待ち望んでいた勝利でした。チームやスポンサー、そしてリチャードにとってもいいことでした。(終盤にNo.100が迫ってきたが)いったいいつ彼がすぐ後ろに来たのかわかりませんでした。ボクは7秒あったギャップを保っていたと思ったんですが、急に後ろに来ていてビックリしました。黄旗などあってタイムを落としたところもありましたが、それでも信じられなかった。でも、クルマは同じで同じ性能ですから、普通の状態だったら自分は絶対抜かれないと自信はありました。(これでランキングトップと10ポイント差になったが)JGTCはウエイトハンディがあって、次戦はたぶん90kgとなるでしょうから、MINE(で勝つこと)はむずかしいとは思います。でも、残っている二つのサーキットはともにNSXに向いていますし、ランキングでのライバルもみなウエイトを積んでいるので、いい勝負ができるかもしれない。楽しみにしてます」
リチャード・ライアン「今回(JGTCで)初めて表彰台の一番高いところに上れて、自分でも驚いています。日本に来たというのは自分のキャリアでも大きな変化でしたが、さらにホンダのチームに参加でき、ホンダのドライバーとなれて、ホンダのサーキットで勝てたことは非常に意義のあることだと思います。(今日のレースは)1周目が終わった時点でほかのクルマより自分のほうが速いということがわかったので、それに合わせて作戦を立てました。周回遅れをうまく使いながら自分のマージンを稼いでいこうと考えました。これでトラブルに巻き込まれることなく、トップに立つことができました。でも、トップに出るよりそれを守るほうがむずかしいと思います。だからその仕事はセバスチャンに担当してもらいました。(今後のレースは)セバスチャンが言ったとおり、ウエイトを積むということでむずかしくなるでしょう。でも、今日それを証明したとおりチームも力がありますし、レースはやってみないとわからないわけで、自分とセバスチャンとチームとが、みんなで力を合わせれば、いい結果を得られると思います」


No.62 Vemac R&Dダンロップ320R(GT300優勝)
柴原眞介「前半、まさかマッハ号(No.5)があんなに速いとは、正直言って思いませんでした(苦笑)。ただ、走っているうちに彼らの速いところと自分の速いところとがすぐにわかったので、そこだけ気をつけていきました。ほんとうはもっとマージンを稼いで、と思ったんですが、10周目くらいにこれはちょっとムリだなぁ、と。自分のマシンの都合もありましたのであきらめました。あとはGT500が来れば差は広がると思って、それを利用しようと思ってました。今朝はスロットル系にトラブルがあって、3周くらいしか走れませんでしたが、(マシンの都合というのは)同じところではないです。見てのとおり、後半にラップタイムがスバル(No.77)のほうが速かったときもありましたし、まだまだタイヤにきびしいセッティングになっちゃているんで、それが今後の課題です。(残りのレースは)MINEには80kg積むと思いますが、ああいうサーキットですから、ちょっと辛いかな。これからダンロップさんと一緒にいいタイヤを作って、なんとかしていきたいと思います」
密山祥吾「ピットアウトでインプレッサが真後ろにいるというのは、無線で聞きました。だから、とにかくアウトラップを意識していこうと思っていたんですが、ちょうどそのときにGT500が数台からんできてくれたんで、思いのほか1周で差をつけることができました。そのあとは(No.77を)意識せずに自分のペースで走れたんで、まったく問題はありませんでした。後半ちょっとタイヤがきつくなってきたんで、自分のミスでスピンやクラッシュするなどしないように、ペースを落とし気味に走っていました。(勝つと)みんなが喜んでくれますから、いいですね。また、ああいう光景を見られるようにしたいです。(この後のレースは)戦い方は変わらないと思います。ただ全力をつくす。それだけじゃないでしょうか」


Qualify Day Report Special Report 1 / Special Report 2




BACK
HOME
JGTC.net

Copyright 2002 JGTC.net. http://www.jgtc.net