2005 SUPER GT Round2 > QUALIFY #1
2005 AUTOBACS SUPER GT Round2
FUJI GT 500km RACE
5.3 4 / Fuji Speedway

QUALIFY

2005-05-03

2005 第2戦 公式予選1回目

05年型スープラ本領をついに発揮

エッソウルトラフロー スープラが暫定ポールに

GT300ではEBRRO M-TEC NSXがトップに

Qualify :  Session 1 | Session 2 | Total

 2005年4月にリニューアル・オープンしたばかりの富士スピードウェイの最初のビッグレースとなる2005 AUTOBACS SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の予選が5月3日に行われた。予選1回目は、午前10時30分から行われた。(観衆:27,300人)

QUALIFY SESSION 1 晴、気温21度、路面温度30度、ドライ

 公式予選1回目は、サポートレース遅延の影響で、予定より15分遅れ、10時45分から始まった。前夜にぱらついた雨も夜半に上がり、薄い雲は広がっているものの初夏の日差しのなかでの走行となった。開始時点での気温は21度、路面温度は30度。終了時にはそれぞれ23度、38度まで上昇した。

 最初の20分間はGT300専有。ここではNo.10 MACH-GO FERRARI DUNLOP(三船剛)の1分41秒731がとりあえずのターゲットタイムとなる。最初にこれを上回ったのはNo.27 direxiv ADVAN 320R(密山祥吾)の1分41秒265。だが、前日の練習走行でトップタイムだったNo.0 EBBRO M-TEC NSXが、まず細川慎弥が基準タイムをクリアした後、黒澤治樹に交代してアタックに入り、1分41秒159をマークしてあっさりとトップを奪った。その後、No.5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHUが最終コーナー付近にオイルをまき、さらにNo.110 ARKTECH TOTAL BENEFIT BOXSTER GTがコースサイドにストップしたため赤旗提示。そのままGT300の走行は終了となった。No.110は開幕戦にマシンの準備が間に合わず、今回ようやくエントリーにこぎつけたものの、最初の走行は数百mで終わってしまった。

 10分ほどでオイル処理作業が終わり、つづく20分間はGT500専有。しばらくはNo.20 McLAREN F-1 GTR、No.21 ノマド フェラーリ550GTS、No.88 JLOCムルシエRG-1の“スーパーカー"群にNo.3 G'ZOX・HASEMI・Zを加えた4台しか走行せず、静かな時間帯が続く。各チーム、路面状況やライバルの出かたをみきわめているようだ。そのまま10分あまりが過ぎたあと、ニスモ勢を先頭にほとんどのチームがいっせいにコースイン。No.22 モチュールピットワークZが1分35秒909を出したのを皮切りに最初のタイムアタック合戦が始まる。

 最初に1分34秒台をマークしたのもNo.22だが、直後の数分のあいだに6台が一気に1分34秒台になだれ込み、メモを取る手も追いつかないほどめまぐるしくトップが入れ替わる。
 この混戦から抜け出し、最初に1分33秒台をマークしたのはNo.6 エッソウルトラフロー スープラの脇阪寿一だった。直後、No.38 ZENTセルモスープラ(立川祐路)が1分33秒591でこれを逆転したかと思われたが、ピット入口の白線を踏んでしまったためベストタイムと2番目のタイム抹消のペナルティ。脇阪の1分33秒902が、新生・富士スピードウェイの最初のレコードタイムとなった。No.38は3番目のタイムでトップ10には残った。

 最後の20分間は両クラスの混走。各クラス専有の時間帯に10番手以内に入れなかったチームは、スーパーラップへの出走権をかけていま一度アタックに入る。GT300のNo.7 雨宮アスパラドリンクRX7はここで14番手から4番手にジャンプアップ。出走権を得た。
 その後、最終コーナー立ち上がりでNo.11 GPH FERRARI DUNLOPがスピン。コースサイドのイン側にストップしたため赤旗中断。自力で復帰した後、残り時間5分で再開される。
 最後、No.1 ザナヴィ ニスモZが11番手からのポジションアップをねらったがタイム更新はならず、予選2回目最初の15分間にスーパーラップ出走をかけることになった。また、No.3 G'ZOX・HASEMI・Zはエンジンにトラブルを発生。スロー走行でピットに戻っている。

 この結果、GT500クラスではNo.6 エッソウルトラフロー スープラ、No.35 イエローハットYMSスープラ、No.37 DYNACITY TOM'S SUPRA、No.12 カルソニック インパルZ、No.34 BANDAIスープラ、No.36 DYNACITY TOM'S SUPRA、No.22 モチュールピットワークZ、No.8 ARTA NSX、No.39 デンソーサードスープラGT、No.38 ZENTセルモスープラの10台がスーパーラップ進出を確定。GT300クラスではNo.0 EBBRO M-TEC NSX、No.27 direxiv ADVAN 320R、No.10 MACH-GO FERRARI DUNLOP、No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、No.46 Dream Cube's ADVAN Z、No.11 GPH FERRARI DUNLOP、No.43 ARTA Garaiya、No.31 APEXERA MR-S、No.30 RECKLESS MR-S、No.62 WILLCOM ADVAN 350Rの10台が次に進むことになった。

2005 AUTOBACS SUPER GT Round2 | Qualify #1

富士スピードウェイ 公式予選1回目

Qualify Session 1 : 2005-05-03 | 10:30スタート | 天候:曇 | コース:ドライ
富士スピードウェイ:4.563km

Po No Class_Po Machine Driver BestTime Diff Tire WH
1 6 500-1 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一*
飯田  章
1'33.902 174.936km/h BS
2 35 500-2 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴*
脇阪 薫一
1'34.141 0'00.239 DL
3 37 500-3 DYNACITY TOM'S SUPRA 片岡 龍也*
山本 左近
1'34.147 0'00.245 BS
4 12 500-4 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ
井出 有治*
1'34.273 0'00.371 BS
5 34 500-5 BANDAIスープラ 荒  聖治*
横溝 直輝
1'34.445 0'00.543 DL
6 36 500-6 DYNACITY TOM'S SUPRA 土屋 武士*
ジェームズ・コートニー
1'34.468 0'00.566 BS 30
7 22 500-7 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム*
柳田 真孝
1'34.670 0'00.768 BS 10
8 8 500-8 ARTA NSX 伊藤 大輔*
ラルフ・ファーマン
1'34.696 0'00.794 BS 20
9 39 500-9 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート*
ロニー・クインタレッリ
1'34.798 0'00.896 BS
10 38 500-10 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介*
1'34.964 0'01.062 BS
11 1 500-11 ザナヴィ ニスモ Z 本山  哲*
リチャード・ライアン
1'35.001 0'01.099 BS 20
12 32 500-12 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー*
1'35.014 0'01.112 DL
13 3 500-13 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス*
1'35.262 0'01.360 BS 20
14 25 500-14 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸  学
ドミニク・シュワガー*
1'35.325 0'01.423 YH 70
15 100 500-15 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ*
ジェレミー・デュフォア
1'35.533 0'01.631 BS
16 18 500-16 TAKATA 童夢 NSX 道上  龍*
小暮 卓史
1'35.605 0'01.703 BS
17 20 500-17 McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一*
一ッ山 康
1'36.166 0'02.264 DL
18 21 500-18 ノマド フェラーリ 550 GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊*
1'37.370 0'03.468 DL
19 88 500-19 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司*
WADA-Q
1'39.635 0'05.733 YH
20 0 300-1 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹*
細川 慎弥
1'41.159 162.386km/h DL 20
21 27 300-2 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾*
1'41.265 0'00.106 YH +1
22 10 300-3 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船  剛*
番場  琢
1'41.731 0'00.572 DL +1
23 7 300-4 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一*
井入 宏之
1'41.843 0'00.684 YH 30
24 46 300-5 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹*
青木 孝行
1'41.860 0'00.701 YH
25 11 300-6 GPH FERRARI DUNLOP 田中 哲也*
パオロ・モンティン
1'41.897 0'00.738 DL
26 43 300-7 ARTA Garaiya 新田 守男*
高木 真一
1'41.900 0'00.741 MI 10
27 31 300-8 APEXERA MR-S 田中  実
中嶋 一貴*
1'42.237 0'01.078 MI 15
28 30 300-9 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太*
山野 哲也
1'42.280 0'01.121 MI
29 62 300-10 WILLCOM ADVAN VEMAC350R 柴原 眞介*
植松 忠雄
1'42.310 0'01.151 YH +1
30 52 300-11 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ 竹内 浩典
平中 克幸*
1'42.392 0'01.233 KH +1
31 2 300-12 Privée Zurich アップル RD320R 高橋 一穂
渡辺  明*
1'42.480 0'01.321 YH +1
32 47 300-13 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水  剛*
藤井 誠暢
1'42.645 0'01.486 YH +1
33 77 300-14 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也*
1'42.679 0'01.520 YH +1
34 13 300-15 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美*
1'43.074 0'01.915 YH 40
35 19 300-16 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規*
谷口 信輝
1'43.277 0'02.118 YH 10
36 777 300-17 梁山泊・TEAM高見沢ADVANGT3 高見沢 一吉
砂子 塾長*
1'43.642 0'02.483 YH
37 9 300-18 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二*
1'43.858 0'02.699 YH
38 26 300-19 DIRECTION TAISAN ゲンバラGT3R 山岸  大
井尻  薫*
1'43.998 0'02.839 YH
39 5 300-20 プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU 玉中 哲二*
(筒井 克彦)
1'44.781 0'03.622 YH +1
40 112 300-21 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷  敦*
澤  圭太
1'44.909 0'03.750 YH
41 72 300-22 FK/massimo ADVAN ポルシェ 和田  博*
平川  晃
1'45.125 0'03.966 YH
42 111 300-23 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也*
Guts 城内
1'47.238 0'06.079 YH
43 70 300-24 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史*
1'48.073 0'06.914 YH
44 913 300-25 フィールズ ADVAN CORVETTE C6 福山 英朗*
(周防 彰悟)
1'48.453 0'07.294 YH

110 300-26 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT (菅  一乗)
(大井 貴之)
計測出来ず - YH
予選通過基準タイム (107% = GT500: 1'40.647 / GT300: 1'48.481)
※各クラス上位10台は、公式予選2回目のスーパーラップ進出決定
参加台数:45台 出走台数:45台

*=タイムを出したドライバー
( )の付いたドライバーは、予選不通過
タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)

●No.38は、ピット入り口のホワイトラインカットにより、ベストラップタイムおよびセカンドラップタイム削除のペナルティを課す。
●No.26は、H項(赤旗中の減速)違反により、ベストラップタイム削除のペナルティを課す。