2005 AUTOBACS SUPER GT第3戦JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIAの予選1回目が、6月25日11時からマレーシアのセパン・インターナショナルサーキットで行われた。天候は晴れ。開始時点での気温は33度、路面温度は41度。あいかわらずの暑さのなかでの走行となった。
QUALIFY SESSION 1 晴、気温33度、路面温度41度、ドライ
このラウンドも予選はスーパーラップ方式で行われる。このため予選1回目はスーパーラップに出走する上位10台の決定と、各ドライバーの予選通過基準タイムクリアのために費やされることになる。
最初の20分間はGT300クラス専有。計測1周目にNo.43 ARTA Garaiyaが2分09秒812を出し、まずはこれがターゲットタイムとなる。次の周、No.31 APEXERA MR-Sが2分09秒608でこれを上回ると、つづいてNo.27 direxiv ADVAN 320Rが2分09秒547をマークし、トップを奪った。しかし、その直後に満場を驚嘆させたのがNo.30 RECKLESS MR-S。2分08秒403と、この時点で他を1秒以上も引き離すタイムをたたき出してみせたのである。その後、No.7 雨宮アスパラドリンクRX7がこれに迫ろうとアタックするが、タイムは2分9秒128。差を0.5秒ほど詰めたにとどまる。
これをみてようやくコースインしてきたのがNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R。前日の練習走行でトップタイムをマークしていたが、ここでも計測2周目にあっさりと2分08秒403を出し、悠々とクラストップを奪取してみせた。その後、これを上回るマシンはないまま専有セッション終了となった。この結果、No.62、No.30、No.7、No.27、No.31、No.2 Privee ZurichアップルRD320R、No.13 エンドレス アドバンZ、No.46 Dream Cube's ADVAN Z、No.43 ARTA Garaiya、No.77 クスコスバルADVANインプレッサの10台がスーパーラップ進出を決定した。
11時20分から20分間はGT500専有。まずはNo.21 ノマド フェラーリ550GTS、No.39 デンソーサードスープラGTの2台がコースインする。ここでのタイムは2分01秒台がベスト。8分ほど過ぎてNo.22 モチュールピットワークZもコースに出ていくが、タイムは同レベルにとどまる。
その他の各車がピットをあとにしたのは10分ほどすぎてから。そのなかで、まずはNo.12 カルソニック インパルZが1分59秒532でトップを奪う。残り2分、No.1 ザナヴィ ニスモZが1分59秒513でこれを逆転。フェアレディZ勢が上位を占めるかと思われた。しかし、最後にトップを奪ったのはNo.8 ARTA NSXだった。1分59秒387までタイムを縮め、前日の練習走行につづいてトップを奪った。ターボからNAに切り換えた緒戦で、まずは幸先のいいスタートが切れた。さらにNo.6 エッソウルトラフロー スープラも1分59秒434で2番手につづいた。この結果、No.8、No.6、No.1、No.12、No.18 TAKATA童夢NSX、No.32 EPSON NSX、No.38 ZENTセルモスープラ、No.36 DYNACITY TOM'S SUPRA、No.3 G'ZOX・HASEMI・Z、No.22 モチュールピットワークZの10台がスーパーラップ進出を決めた。
最後の20分間は両クラスの混走。ここではタイムアタックをしないドライバーが、予選通過基準タイムクリアのために周回を重ねていった。
なお、予選1回目終了後の車検で、GT300クラストップタイムのNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC350Rの車両に規定違反が認められたため、予選1回目の全タイムを抹消された。これにより、No.30 RECKLESS MR-Sが予選1回目のトップとなった。以下の順位も繰り上がる。