2005 SUPER GT Round6 > QUALIFY #1
2005 AUTOBACS SUPER GT Round6
FUJI GT 300km RACE
9.24 25 / FUJI SPEEDWAY

QUALIFY

2005-09-24

2005 第6戦 公式予選1回目

やっぱり富士マイスターがキター!!

ZENTセルモスープラが暫定ポールを獲得!

絶好調Dream Cube's ADVAN ZがGT300トップに立つ

Qualify :  Session 1 | Session 2 | Total

 富士スピードウェイで2005 AUTOBACS SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」の予選1回目が、午前10時20分から60分間の予定で行われた。(観衆:20,800人)

QUALIFY SESSION 1 曇、気温24度、路面温度28度、ウェット/ドライ

 早朝から降っていた雨は上がったが路面はまだ乾ききっていない状態で、ウェット宣言が出されるなかでの走行開始となった。開始時点での気温は24度、路面温度は28度。

 最初の20分間はGT300クラスの専有走行。とりあえず浅みぞのレインタイヤでようす見に出ていくチームが多い。そのなかで最初からスリックを履き、ターゲットとなるタイムを出したのはNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R(柴原眞介)。1分44秒282でトップに立つ。これをNo.27 direxiv ADVAN 320R(密山祥吾)が1分44秒239で逆転すると、その直後にNo.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP(田中哲也)が1分43秒488と、1分44秒を切ってトップを奪う。その後、No.46 Dream Cube's ADVAN Z(星野一樹)、No.2 Privee ZurichアップルRD320R(渡辺明)、No.7 雨宮アスパラドリンクRX7(山路慎一)らも1分43秒台をマーク。スーパーラップ進出ライン(トップ10台)をねらって激しいタイムアタック合戦となる。このなかであたま一つ抜け出したのがNo.46。1分43秒341をマークし、この時点でのトップを確定的なものとする。その後、これを上回る車両はなく、クラス専有時間は終了した。

 10時40分、「GT500」ボードが提示され、20分間の同クラス専有走行が始まる。ここでも序盤は各車ようす見の時間帯が続き、本格的なタイムアタックが始まったのは残り時間が7〜8分となってから。まずはNo.6 エッソウルトラフロー スープラ(脇阪寿一)が1分35秒594でトップを奪うと、その後2周続けてタイムを更新。1分35秒230まで記録を延ばす。残り3分あまりとなってこれを逆転したのがNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA(ジェームス・コートニー)で、タイムは1分35秒214。残り2分を切ってNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔)が1分35秒175でこれを逆転すると、混走に入る直前にNo.38 ZENTセルモスープラ(立川祐路)が1分35秒012までタイムアップして、この時点でのトップを奪った。

 最後の20分間は両クラス混走。コース上には両クラスの車両が入り乱れて混雑してくるが、走行ライン上はかなり乾き、うまくクリアラップが取れればタイムアップが望める状況となる。そのなかで、クラス専有走行の時間帯に走行しなかったNo.32 EPSON NSX(アンドレ・ロッテラー)が7番手にジャンプアップ。スーパーラップ進出圏内に入ってくる。
 その直後、No.43 ARTA Garaiya(新田守男)が他車と接触し、13コーナー先のコース上でストップ。赤旗が提示され、約10分間の中断となる。この時点でNo.43は7番手に相当するタイムをマークしていたが、再開後にタイムアップする車両が複数あったため、スーパーラップ進出はならなかった。

 再開後、まずタイムアップしたのはNo.10 MACH-GO FERRARI DUNLOP。クラス専有の時間帯には三船剛がアタックしていたが、空力セッティングを変えて番場琢がアタックしたところ大幅にタイムアップ。スーパーラップ圏内に進出してくる。さらにNo.0 EBBRO M-TEC NSX(細川慎弥)、No.5プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU(玉中哲二)、No.13 エンドレス アドバンZ(影山正美)もタイムアップ。さらにNo.46 Dream Cube's ADVAN Zが1分42秒830までタイムアップしてトップを奪ったところでチェッカー。そしてチェッカーフラッグが出た周にNo.2 Privee ZurichアップルRD320Rが6番手に飛び込んだところでセッション終了となった。この結果、GT300クラスのスーパーラップ進出車両はNo.46 Dream Cube's ADVAN Z、No.0 EBBRO M-TEC NSX、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R、No.5プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU、No.13エンドレス アドバンZ、No.2 Privee ZurichアップルRD320R、No.10 MACH-GO FERRARI DUNLOP、No.7雨宮アスパラドリンクRX7、No.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP(田中哲也)、No.30 RECKLESS MR-S(佐々木孝太)の10台となった。

 いっぽう、GT500クラスでは再開後の順位の逆転はなく、No.38 ZENTセルモスープラが暫定トップ。以下、No.35イエローハットYMSスープラ(服部尚貴)、No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA、No.8 ARTA NSX、No.3 G'ZOX・HASEMI・Z(金石年弘)、No.6エッソウルトラフロー スープラ、No.32 EPSON NSX、No.37 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA(山本左近)、No.39 デンソーサードスープラGT(アンドレ・クート)、No.25 ECLIPSE ADVANスープラ(織戸学)までがスーパーラップ出場を決定。ランキング2番手のNo.1ザナヴィ ニスモZ、同3番手のNo.22 モチュールピットワークZはともに進出を果たせなかった。

 予選2回目は14時35分から。1回目終了後に雨が降り始め、コースは完全なウェット状態に。その後、一時小止みになったが、スーパーラップの予定時刻の予報では雨の確率が高く、レインタイヤでのアタックとなりそうだ。

DRIVER INTERVIEW

GT500 TOP TIME

No.38 ZENTセルモスープラ

立川祐路「うまくタイムが出せたかなと思います。開始ちょっと前まではコースがまだ濡れている状態だったので、最初はウェット(タイヤ)でコンディションだけ確認しました。それでスリックに履き替えて出ていったんですが、思ったよりも(路面が)早く乾いたんで、完全ドライで走れました。それがよかったと思います。クルマは仕上がっているので、ドライだったら決勝でもよさそうです。スーパーラップはドライでやりたいですね。雨でのワンラップアタックはあんまりよくないでしょ。予選最後に赤旗中断になったときは、僕は乗ってなかったし、あのときにニュータイヤを履いてもタイムアップはないだろうと思ってたんで心配はありませんでした。でも今年の予選はスーパーラップしだいだから、逆にプレッシャーのかかる位置になってしまったかな(笑)」

GT300 TOP TIME

No.46 Dream Cube's ADVAN Z

星野一樹「混走で雨が降るといけないから、GT300(クラス専有)でとりあえずタイムを出さなきゃいけないと思ってました。それでトップを取ったんですが、混走でも晴れている状態だったんで、じゃ最後の最後に(アタックに)出ようと思ってました。(アタックに出る前は)すでにコースにいて、誰かがタイムを更新したら無線を入れてもらうことになってて、連絡をもらってからクリアを探してアタックに入りました。運よくクリアも1周だけ見つかって、計測2周目にタイムが出るタイヤだったので、いい感じでゆっくりと1周温めてタイムを出すことができました。ホント、チーム力に助けられてますね。(ウエイトハンデを)50kgも積んでいると思えないほど、いいクルマを作ってくれてます」

2005 AUTOBACS SUPER GT Round6 | Qualify #1

富士スピードウェイ 公式予選1回目

Qualify Session 1 : 2005-09-24 | 天候:曇 | コース:ウェット/ドライ
富士スピードウェイ:4.563km

GT500 予選1回目
Po No Machine Driver BestTime Lap Diff Tire WH
138ZENT セルモ スープラ立川 祐路*
高木 虎之介
1'35.0126/15172.892km/hBS10
236OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA土屋 武士
ジェームズ・コートニー*
1'35.1597/170'00.147BS30
38ARTA NSX伊藤 大輔*
ラルフ・ファーマン
1'35.1755/150'00.163BS40
43G'ZOX・HASEMI・Z金石 年弘*
エリック・コマス
1'35.2226/170'00.210BS
56エッソウルトラフロースープラ脇阪 寿一*
飯田  章
1'35.2308/190'00.218BS20
632EPSON NSX松田 次生
アンドレ・ロッテラー*
1'35.3635/130'00.351DL
737OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA片岡 龍也
山本 左近*
1'35.5926/100'00.580BS30
839デンソー サード スープラGTアンドレ・クート*
ロニー・クインタレッリ
1'35.6317/180'00.619BS10
925ECLIPSE ADVAN スープラ織戸  学*
野田 英樹
1'35.6587/170'00.646YH
1022モチュール ピットワーク Zミハエル・クルム*
柳田 真孝
1'35.89010/180'00.878BS40
111ザナヴィ ニスモ Z本山  哲*
リチャード・ライアン
1'35.9166/160'00.904BS60
1212カルソニック インパル Zブノワ・トレルイエ*
井出 有治
1'35.9607/190'00.948BS40
1334BANDAIスープラ荒  聖治*
横溝 直輝
1'35.96117/180'00.949DL+1
1418TAKATA 童夢 NSX道上  龍*
小暮 卓史
1'36.5126/160'01.500BS60
15100RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア*
1'36.52817/190'01.516BS80
1621ノマド フェラーリ 550 GTS黒澤 琢弥
光貞 秀俊*
1'36.61511/130'01.603DL
1720Tajimax McLAREN F-1 GTR田嶋 栄一*
一ツ山 幹雄
1'37.4054/130'02.393DL
1888JLOC ムルシェ RG-1山西 康司*
古谷 直広
1'40.3664/70'05.354YH
1935イエローハットYMSスープラ服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
---DL
GT500 予選1回目通過基準タイム(107%) : 1'41.750
GT300 予選1回目
Po No Machine Driver BestTime Lap Diff Tire WH
146Dream Cube's ADVAN Z星野 一樹*
青木 孝行
1'42.83016/16159.747km/hYH50
20EBBRO M-TEC NSX黒澤 治樹
細川 慎弥*
1'42.86117/180'00.031DL80
362WILLCOM ADVAN VEMAC350R柴原 眞介*
植松 忠雄
1'42.97216/170'00.142YH
45プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU玉中 哲二*
筒井 克彦
1'43.21518/190'00.385YH+2
513エンドレス アドバン Z木下 みつひろ
影山 正美*
1'43.30014/150'00.470YH40
62Privée Zurich アップル RD320R高橋 一穂
渡辺  明*
1'43.39521/210'00.565YH+1
710MACH-GO FERRARI DUNLOP三船  剛
番場  琢*
1'43.44613/140'00.616DL
87雨宮アスパラドリンクRX7山路 慎一*
井入 宏之
1'43.4517/110'00.621YH10
911JIM GAINER FERRARI DUNLOP田中 哲也*
パオロ・モンティン
1'43.4886/150'00.658DL
1030RECKLESS MR-S佐々木 孝太*
山野 哲也
1'43.8655/140'01.035MI35
1127direxiv ADVAN 320R宮川 やすお
密山 祥吾*
1'43.9446/150'01.114YH10
1243ARTA Garaiya新田 守男*
高木 真一
1'43.96312/140'01.133MI85
1319ウェッズスポーツセリカ加藤 寛規*
谷口 信輝
1'44.04119/190'01.211YH30
1447CCI・リカルデント・ADVAN Z清水  剛
藤井 誠暢*
1'44.06019/200'01.230YH+2
159Gulf ADVAN FORTUNE MT山下 潤一郎
山田 英二*
1'44.09311/140'01.263YH
1631吉兆宝山 MR-S田中  実
中嶋 一貴*
1'44.11315/160'01.283MI60
1777クスコスバルADVANインプレッサ小林 且雄
谷川 達也*
1'44.39310/100'01.563YH+2
1852プロμ太陽石油 KUMHO セリカ竹内 浩典
平中 克幸*
1'44.40518/190'01.575KH
1987JLOC ムルシェ RG-1マルコ・アピチェラ*
WADA-Q
1'44.5973/140'01.767YH
20777梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3高見沢 一吉
砂子 塾長*
1'45.24215/190'02.412YH
21111ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4飯島 寛也
Guts 城内*
1'45.75019/200'02.920YH
2272T.T.O ADVAN ポルシェ和田  博*
平川  晃
1'46.4518/180'03.621YH
2370外国屋アドバンポルシェ石橋 義三
山岸  大*
1'46.54415/200'03.714YH
24110ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT菅  一乗
大井 貴之*
1'46.6857/140'03.855YH
25913フィールズ ADVAN CORVETTE C6福山 英朗*
(周防 彰悟)
1'49.7028/180'06.872YH

112ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3(余郷  敦)
(壷林 貴也)
出走せず--YH
GT300 予選1回目通過基準タイム(107%) : 1'50.089
※各クラス上位10台は、スーパーラップ進出決定
*=タイムを出したドライバー/( )の付いたドライバーは、予選不通過
タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

※ 赤旗中断:11:09 - 11:20

No.35は、2005年JAF国内競技車両規則第1編部門I第7章別表2違反(車両重量)により、全予選タイム抹消のペナルティを課す。