2005 SUPER GT Round8 > QUALIFY #1
2005 AUTOBACS SUPER GT Round8
SUZUKA GT 300km
11.5 6 / SUZUKA CIRCUIT

QUALIFY

2005-11-05

2005 第8戦 公式予選1回目

エッソウルトラフロースープラが今季初ポールを狙う!

GT300暫定ポールは吉兆宝山MR-S

ARTA NSXは好位置6番手、RECKLESS MR-Sはクラス14番手に沈む

Qualify :  Session 1 | Session 2 | Total

 今季の最終戦となる2005 AUTOBACS SUPER GT第8戦「SUZUKA GT 300km」の予選1回目が、午前10時ちょうどから鈴鹿サーキット(三重県)で行われた。(観衆:17,000人)

QUALIFY SESSION 1 晴、気温21度、路面温度28度、ドライ

 公式予選1回目は10時から。前日にひきつづき好天に恵まれ、路面は完全なドライ。気温21度、路面温度28度というコンディションでのセッション開始となった。

 最初の20分間はGT300クラス専有。各チーム、序盤から積極的にタイムアタックに出ていくが、とりわけ光ったのがNo.31 吉兆宝山MR-S(中嶋一貴)だった。最初のアタックラップでいきなり2分04秒台を出しトップに立つと、次の周には2分04秒296までタイムアップ。ライバルも、このタイムをターゲットにめっぱいのアタックを敢行するが、No.47 CCI・リカルデント・ADVAN Z(藤井誠暢)が2分05秒012、No.43 ARTA Garaiya(新田守男)が2分05秒067と、2分04秒台には入れない。No.31以外がこの壁を破ることができたのは開始から10分ほど過ぎてから。No.2 Privee ZurichアップルRD320R(渡辺明)が2分04秒369で、No.31に0.073秒差にまで迫る。次の周にはNo.27 direxiv ADVAN 320R(密山祥吾)2分04秒893で3番手。残り5分を切ってNo.0 EBBRO M-TEC NSX(細川慎弥)が2分04秒978で4番手に上がる。No.0は翌周もアタックを続行するが2コーナーでコースアウト。すぐに復帰はできたがタイムアップはならなかった。その後、No.13 エンドレス アドバンZ(影山正美)がスーパーラップ圏内の9番手に上がってきたところで専有時間終了となる。この結果、トップ10はNo.31、No.2、No.27、0、No.47、No.62 Vemac R&Dダンロップ320R(柴原眞介)、No.43、No.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP(田中哲也)、No.13、No.77 クスコスバルADVANインプレッサ(谷川達也)の順。しかし、No.77はその後エンジントラブルが発生して小林且雄が予選通過基準タイムをクリアできず、No.19 ウェッズスポーツセリカ(加藤寛規)がスーパーラップに繰り上がることになる。

 GT500クラスで各チームがアタックに入ったのは専有走行開始から10分ほど過ぎてから。タイヤが温まりにくいのか、No.8 ARTA NSX(伊藤大輔)がアウトラップでコースアウトするシーンも見られたが、これはすぐに復帰する。しかし、その次の周にコースに出ていったNo.12 カルソニック インパルZ(井出有治)はダンロップコーナーでスピンアウト。クラッシュバリアに左側面から激突してしまう。すぐに赤旗中断。井出はいったんメディカルセンターで診察を受けた後、検査のため病院に運ばれることになった。

 約15分間の中断後、専有走行残り時間8分あまりで再開。ここでまずNo.38 ZENTセルモスープラ(立川祐路)が1分54秒256を出しトップに立つが、次の周にNo.6 エッソウルトラフロー スープラ(脇阪寿一)が1分53秒882とコースレコードを更新してその座を奪った。3番手につづいたのはNo.37 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA(山本左近)で、タイムは1分54秒390。4番手には終盤タイムを上げたNo.32 EPSON NSX(アンドレ・ロッテラー)が入り、前日の練習走行でトップだったNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍)は5番手に。ランキングトップのNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔)が6番手につづき、7番手のNo.3 G'ZOX・HASEMI・Z(金石年弘)がフェアレディZ勢最上位。8番手No.100 RAYBRIG NSX(セバスチャン・フィリップ)、9番手No.39デンソーサードスープラGT(アンドレ・クート)、10番手No.22 モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム)までがスーパーラップ進出。ランキング2位のNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA(ジェームス・コートニー)は14番手、ランキング5位のNo.1 ザナヴィ ニスモZ(本山哲)は11番手と、いずれもスーパーラップ進出圏内には入れず。最後の20分間の混走時間帯に2セット目のニュータイヤを投入するがタイムアップはならず、苦しいグリッドからタイトルを目指さなければならなくなった。


 予選1回目終了後にNo.39 デンソーサードスープラGTがJAF-GT車両規則の「フラットボトム、床」の規定に違反していたとして予選タイム抹消となった。このため、予選1回目11番手のNo.1 ザナヴィニスモZが繰り上がって予選1回目10位となりスーパーラップに進出することになった。

DRIVER INTERVIEW

GT500 TOP TIME

No.6 エッソウルトラフロー スープラ

脇阪寿一「クルマはオートポリスからそこそこよくなってきているし、昨日も順調。昨日はタイヤ選びをしてたんでアタックはしてません。それでも手応えはあったし、計画どおりです。このあとはスーパーラップに向けてクルマを調整します。普通にいけばポールは獲れると思います。今年はお客さんに喜んでもらえるレースをしてないんで、チームも章も『今年1年の憂さ晴らしをしたい』と気合いが入ってます。明日のことは、章が決勝を見据えたセッティングをしてますんで、今日は予選で一つでも前(のグリッド)にいけることを考えてます。最終戦は毎年荒れますが、目標は優勝ですよ。まずはお客さんに喜んでもらえるレースを心がけていきます」

GT300 TOP TIME

No.31 吉兆宝山MR-S

中島一貴「昨日はタイヤ選択をやらせてもらって、足もタイヤもうまく仕上がって、金曽さんの期待に応えられるかなと思っています。実さんと『普通にいけばポールは獲れるだろう』と話していたんですが、1回目に暫定ポールがとれてよかったです。スーパーラップは久しぶりなんですが、ニュータイヤでのアタック1〜2周目でタイムを出していますから、スーパーラップもめいっぱいやるだけです。アタックの順番が最後なので、『王様のイス』に座れないのは残念ですが(笑)。明日は雨だとしたら、雨では走ってないんでなんともいえませんが、ミシュランタイヤは雨でもいいのでなんとかなると思います。ドライでも気温が下がればボクらにとっては有利です。シリーズ争いとは関係ないんですが、勝つことが目標ですからポールトゥウインをねらっていきます。スーパーラップもいっぱいいっぱい攻めていきますよ。鈴鹿は地元でもありますからね」

2005 AUTOBACS SUPER GT Round8 | Qualify #1

鈴鹿サーキット 公式予選1回目

Qualify Session 1 : 2005-11-05 | 天候:晴 | コース:ドライ
鈴鹿サーキット:5.807km

GT500 予選1回目
Po No Machine Driver BestTime Lap Diff Tire WH
16エッソウルトラフロースープラ脇阪 寿一*
飯田  章
R 1'53.8823/12183.57km/hBS20
238ZENTセルモスープラ立川 祐路*
高木 虎之介
R 1'54.2563/70'00.374BS40
337OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA片岡 龍也
山本 左近*
R 1'54.3903/120'00.508BS
432EPSON NSX松田 次生
アンドレ・ロッテラー*
1'54.5044/120'00.622DL40
518TAKATA 童夢 NSX道上  龍*
小暮 卓史
1'54.5065/130'00.624BS40
68ARTA NSX伊藤 大輔*
ラルフ・ファーマン
1'54.5493/110'00.667BS90
73G'ZOX・HASEMI・Z金石 年弘*
エリック・コマス
1'54.6774/130'00.795BS30
8100RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップ*
ジェレミー・デュフォア
1'55.1174/140'01.235BS40
922モチュールピットワーク Zミハエル・クルム*
柳田 真孝
1'55.1638/170'01.281BS60
101ザナヴィ ニスモ Z本山  哲*
リチャード・ライアン
1'55.4704/100'01.588BS30
1134BANDAIスープラ荒  聖治*
横溝 直輝
1'55.5174/120'01.635DL+1
1225ECLIPSE ADVANスープラ織戸  学*
ドミニク・シュワガー
1'55.5788/180'01.696YH10
1336OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA土屋 武士
ジェームズ・コートニー*
1'55.6503/120'01.768BS20
1435イエローハットYMSスープラ服部 尚貴*
ピーター・ダンブレック
1'55.7554/130'01.873DL
1521ノマドフェラーリ550GTS黒澤 琢弥
光貞 秀俊*
1'58.3218/170'04.439DL
GT500 予選1回目通過基準タイム(107%) : 2'02.168

12カルソニックインパル Z(ブノワ・トレルイエ)
(井出 有治)
計測出来ず

BS40

39デンソー サード スープラGTアンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ



BS
GT300 予選1回目
Po No Machine Driver BestTime Lap Diff Tire WH
131吉兆宝山MR-S田中  実
中嶋 一貴*
R 2'04.2963/17168.189km/hMI30
22Privée Zurich アップル RD320R高橋 一穂
渡辺  明*
R 2'04.3695/170'00.073YH+2
327direxiv ADVAN 320R密山 祥吾*
吉本 大樹
2'04.8933/110'00.597YH
40EBBRO M-TEC NSX黒澤 治樹
細川 慎弥*
2'04.9784/150'00.682DL100
547CCI・リカルデント・ADVAN Z清水  剛
藤井 誠暢*
2'05.0123/140'00.716YH+2
662WILLCOM ADVAN VEMAC350R柴原 眞介*
植松 忠雄
2'05.0172/80'00.721YH10
743ARTA Garaiya新田 守男*
高木 真一
2'05.0673/180'00.771MI100
811JIM GAINER FERRARI DUNLOP田中 哲也*
パオロ・モンティン
2'05.1073/110'00.811DL40
913エンドレス アドバン Z木下 みつひろ
影山 正美*
2'05.3014/130'01.005YH45
1077クスコスバルADVANインプレッサ(小林 且雄)
谷川 達也*
2'05.3133/40'01.017YH+2
1119ウェッズスポーツセリカ加藤 寛規*
谷口 信輝
2'05.5133/130'01.217YH35
1246Dream Cube's ADVAN Z星野 一樹*
青木 孝行
2'05.57711/120'01.281YH60
137雨宮アスパラドリンクRX7山路 慎一*
井入 宏之
2'05.7615/130'01.465YH5
1430RECKLESS MR-S佐々木 孝太*
山野 哲也
2'05.7963/140'01.500MI75
1586JLOC ムルシェ RG-1山西 康司*
古谷 直広
2'05.9607/150'01.664YH
165プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSHU玉中 哲二*
筒井 克彦
2'06.68712/160'02.391YH+2
1787JLOC ムルシェ RG-1マルコ・アピチェラ*
WADA-Q
2'06.8984/110'02.602YH
1852プロμ太陽石油 KUMHO セリカ竹内 浩典
平中 克幸*
2'06.94511/130'02.649KH
19110ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT菅  一乗
大井 貴之*
2'07.1633/160'02.867YH
2010MACH-GO FERRARI DUNLOP三船  剛*
松田 秀士
2'07.7623/180'03.466DL
21112ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3余郷  敦*
壷林 貴也
2'08.1593/150'03.863YH
2226DIRECTION TAISAN TOTAL S GT3R山岸  大*
伊橋  勲
2'08.2616/150'03.965YH
23777梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3(高見沢 一吉)
砂子 塾長*
2'08.6883/180'04.392YH
24111ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4飯島 寛也
Guts 城内*
2'10.14812/150'05.852YH
259Gulf ADVAN FORTUNE MT山下 潤一郎*
(周防 彰悟)
2'10.7414/180'06.445YH
26170外国屋アドバンポルシェ石橋 義三*
井上 貴志
2'11.1164/130'06.820YH
GT300 予選1回目通過基準タイム(107%) : 2'13.235
2772T.T.O ADVANポルシェ(和田  博*)
(平川  晃)
2'13.6222/50'09.326YH
※各クラス上位10台は、スーパーラップ進出決定

*=タイムを出したドライバー/( )の付いたドライバーは、予選通過基準タイムをクリアしていない/R=コースレコード
タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

No.777は、SUZUKA GT300km特別規則書第23条(計時用自動計測装置の装着)違反により、訓戒を課した。
No.39は、JAF競技車両規則7-3-4-7(フラットボトム)違反により、タイム抹消。