2001 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round7
CP MINE GT RACE
11.10,11 CP MINE CIRCUIT

QUALIFY REVIEW 2001-11-10


公式予選 1回目レビュー

綜警McLaren GTRがクートのスーパーラップで初ポール
ザナヴィ4番、ロックタイト9番グリッド、auセルモ、ARTAは…
GT300はR&DスポーツダンロップGT3Rが初ポール
ダイシンADVANシルビアはチャンプに向け最前列スタート

McLaren

 JGTC最終戦CP MINE GT RACEの予選2回目は、予定通り14時50分から60分間で行われた。この走行時間は、1回目とは逆に両クラス混走、GT300占有、GT500占有の3つセッションの順番で行われた。

 走行開始時点では気温も19度、日ざしが強く差したため路面温度も25度まで上昇した。
 混走セッションでは、まずNo.18 TAKATA童夢NSXがわずか2周で1分24秒789を出し、条件の良さをうかがわせた。そしてTAKATA童夢NSXは24秒104までタイムを上げ、これにNo.100 RAYBRIG NSX、No.6 エッソウルトラフロースープラ、No.39 デンソーサードスープラGT、No.64 Mobil 1 NSXが24秒台で続く。

 GT300の占有セッションを挟んで、GT500占有になると、混走時に走らなかったNo.36 カストロール・トムス・スープラが早々に1分23秒556を出してトップに立つが、その直後にスピンを喫してしまう。これに代わってトップに飛び出したのはNo.39 デンソーサードスープラ。早くも22秒台に入れる1分22秒935。さらに次のラップでは22秒806とする。
 開始10分時点で、各車一端ピットインしてとっておきのニュータイヤを装着。サーキットは一瞬、まさに決戦前の静けさに包まれる。そして残り7分を切ったところで、一斉にコースイン。ラスト5分の真剣勝負が始まった。
 ここでまずトップに躍り出たのは、昨年のMINE勝者であるNo.12 カルソニックスカイライン。タイムは1分22秒435。だがこれもつかの間、No.18 TAKATA童夢NSXが22秒333を叩き出してトップを奪う。続いてランキング4位から逆転チャンピオンに賭けるNo.22 ザナヴィヒロトGT-Rが22秒616まで詰めるが3番手。
 この時点でTAKATA童夢NSX、カルソニックスカイライン、ザナヴィヒロトGT-R、エッソウルトラフロースープラ、デンソーサードスープラと22秒台で並んでいる。

 このまま終わりかと思われたラスト1分。タイミングボードの最上段に一発タイムを刻み込んだのは、No.30 綜警McLaren GTRのアンドレ・クートだった。タイムは、なんと1分21秒789。予選1回目に出した自らの暫定ポールタイムをさらに1秒弱縮める驚異的なタイムだ。残り数十秒で21秒台に入るマシンは現れず、綜警McLaren GTRとクートにとってのJGTC初ポールポジションが決定した。マクラーレンF1 GTRにとっては、1996年の最終戦MINE以来のポールとなる。

SILVIA

 GT300クラスは、混走時にNo.19 ウェッズスポーツMR-Sが1分31秒344でトップ。これにNo.31 ARTA・アペックスMR-SとMR-S勢が好調。さらにNo.3 ユニシアジェックスシルビア、No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7と続く。
 そして、GT300占有セッションに入ると、やはりMR-SのNo.71 シグマMR-Sが31秒196までタイムを上げてトップに。だが、No.19 ウェッズスポーツMR-Sも30秒044で首位を奪還。これに雨宮マツモトキヨシアスパラRX7が30秒169、No.81 ダイシンADVANシルビアが30秒360とチャンピオン候補が並ぶ。

 この中から飛び出したのは、ランキング1位で80kgと規定いっぱいのウェイトハンディを積むダイシンADVANシルビアだった。ラスト5分で叩き出したタイムはなんと1分29秒893。この後ウェッズスポーツMR-Sも29秒893まで上げるが、ダイシンに届かず。一方、ランキング2位の雨宮RX7は結局タイムが伸び悩む。
 このまま占有セッションは終了。これで予選2回目のトップはダイシンADVANシルビアとなったが、暫定ポールのタイムは上回れず、No.62 R&DスポーツダンロップGT3R(柴原眞介)の初ポールポジションが決定した。ランキング1位のダイシンは予選2位で最前列からの決勝をスタートとなる。ランキング3位のNo.3 ユニシアジェックスシルビアは7番グリッド、ランキング2位の雨宮マツモトキヨシアスパラRX7は8番グリッドと厳しい決勝になりそうだ。


GT500ポールポジション
No.30 綜警McLarenGTR
アンドレ・クート「気分は最高です。チームがよくやってくれたので、シーズン終盤になってクルマのフィーリングもよくなって来ていて(予選で)3位、そして2位にまでなれるようになったのですが、1位だけがなかった。それをシーズン最後のレースでかなえられたのだからうれしいですよ。明日もいいレースがしたいです。もてぎのときのようにトップを走り続けたいです」

GT300ポールポジション
No.62 R&DスポーツダンロップGT3R
柴原眞介「結果はポールですね。午後は路面が悪くなって(ほかがタイムアップできなかったので)よかったです。開幕直前にタイヤが変わって、そこからダンロップさんとの二人三脚で、チームもマシン開発をいろいろやってきて、それが今日のタイムにつながったと思います。クルマは、オリジナルのままなのはエンジンとフレームぐらい。ポルシェの格好をした『スーパーGT3R』みたいなクルマなので、それで今年初のポルシェのポールがとれてうれしいですね」



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