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Race Report
2019.11.24
【スプリントカップ:レース2】リバースグリッドを克服してSYNTIUM LMcorsa RC F GT3がレース2も制する!

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auto sport Web Sprint Cup:レース 2 レビュー

『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT X DTM 特別交流戦』の併催レースとして開催されているGT300クラス車両を中心としたレース『auto sport Web Sprint Cup』は11月24日(日)、午前11時30分から決勝レース2が行われ、No.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)がレース1に続き優勝を飾った。

 

□レース2  天候:曇 | コース:ウエット&ドライ | 気温/路面温度 開始時20℃/22℃(スタート時)

 

 

   

 

 

■スタートはレース1上位がリバースグリッドとなって混戦模様に

前日に行われた決勝レース1の表彰式で、優勝を飾ったNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)の吉本が引いたクジ引きにより、レース2はレース1トップ6のリバースグリッドが採用された。ポールポジションからスタートしたのは、No.37 BH AUCTION CORVETTE GT3(武井真司/笹原右京)。2番手にはNo.70 LM corsa Ferrari 488 GT3(河野駿佑/菅波冬悟)がついた。そしてレース1優勝の60号車は6番グリッドから、レース1の6位以下は順位どおりのグリッドだ。

早朝こそ小雨が舞っていたものの、その後急速に晴れ間が広がった富士スピードウェイ。レース2のフォーメーションラップがスタートした午前11時35分の時点で気温20度/路面温度22度と、この時季らしからぬ暖かさとなる。路面はところどころ水が残っているものの、レコードライン上はほぼドライとなった。

スタートでホールショットを決めたのは、No.37 BH AUCTION CORVETTE GT3(笹原右京)。1周目から2番手以下に大きなギャップを築いていき、2番手にNo.70 LM corsa Ferrari 488 GT3(菅波冬悟)、3番手にはNo.30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT(永井宏明)が続く。ただ序盤から上位陣は激しいバトルが展開され、レース1勝者のNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹)が1周目から4番手につけると2周目には30号車をパス。さらに翌周には70号車もかわし2番手につけた。また、No.360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行)も果敢なオーバーテイクで3番手まで浮上した。

その後方ではNo.25 HOPPY 86 MC(佐藤公哉)が、30号車とNo.31 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT(中山友貴)をかわしてポジションを上げてくる。佐藤は5周目にADVAN(ヘアピン)コーナーで70号車をパスして4番手につける。また、No.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(吉田広樹)も8周目には5番手につけた。

『auto sport Web Sprint Cup』のレースでは、スタート後20分から30分の間にピットインしなければならず、かつピットインからアウトまでの時間が70秒(ジャッキアップしたとき=タイヤ交換を行ったときは100秒)に定められているが、スタートからほぼドライだったこともあり、レース中に路面上が変わった前日のレース1と異なりピットレーンオープン後もなかなか上位陣はピットインを行わなかった。

 

 

 

■逃げるBH AUCTION CORVETTE GT3をSYNTIUM LMcorsa RC F GT3の宮田が逆転

最初にピットインしたのはNo.25 HOPPY 86 MC。13周を終えピットインし、佐藤公哉から松井孝允に交代する。タイヤ交換を行わず、ピットイン時間を減らす作戦を採った。さらに翌周にはNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3もピットインし、吉本から宮田莉朋に交代。こちらもタイヤ交換は行わず、No.25 HOPPY 86 MCの前に出た。しかし、No.25 HOPPY 86 MCはピットインの滞在時間が不足していたとして、1秒のペナルティを課され、順位を落としてしまった。

一方トップを走るNo.37 BH AUCTION CORVETTE GT3は17周を終えピットイン。笹原から武井真司に交代したが、ピットアウトすると60号車が急速に接近。前日の再現のような追い上げをみせたNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3が19周目にトップに立った。

 

 

 

 

さらに、ピットインしたNo.360 RUNUP RIVAUX GT-Rも青木から田中篤に交代するが、その背後からはNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一)が接近。20周目にオーバーテイクし3番手に浮上すると、52号車は23周目に37号車もパスして2番手となり、60号車を追う。 しかし、トップを走るNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)は逃げ切って、auto sport Web Sprint Cupの2レースを連勝で締めた。2位はNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)、3位はNo.37 BH AUCTION CORVETTE GT3(武井真司/笹原右京)となった。

4位争いは終盤盛り上がりをみせた。No.360 RUNUP RIVAUX GT-R(田中篤)、No.30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT(織戸学)、No.70 LM corsa Ferrari 488 GT3(河野駿佑)のバトルは河野が勝ち抜いた。30号車は5位でフィニッシュ。このレースがラストランとなるNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉)はペナルティが響き、8位でチェッカーを受けた。

 

 

 

   

 

 

 

 

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