SUPER GTを運営するGTアソシエイション(GTA)は、2024 SUPER GT Sporting Regulations (競技規則)の改訂をブルテンNo.008-Sで発表した。
この中で、競技規則の新たな付則として「リザーブドライバー制度」が追加された。これはチームのレギュラー登録のドライバー2名の内、1名が不測の事態(急な病気や決勝前の走行での負傷など)で出場できなくなった場合、事前に登録された「リザーブドライバー」が代わりに出場できる制度だ。
過去にもドライバーの急病やケガで決勝レースの参加を諦めたり、完走不可を承知で1名でスタートすることがあった。このリザーブドライバー制度で、ファンのチームへの応援やチームの参戦を継続できる救済策となる。ここでは、このリザーブドライバー制度の内容を紹介しよう。
※掲載の写真は記事のイメージを表したもので、内容とは直接関係ありません。
※この解説は当該ブルテンをSUPERGT.net編集部が一般向けにまとめたものです。正確な解釈を要する場合はブルテンNo.008-Sと2024競技規則を参照してください。
リザーブドライバー制度の概要
○リザーブドライバーを登録できる大会とチーム
・決勝が300kmのレースは全チームが登録できる。
・第3ドライバーの登録が許される長距離レースは、第3ドライバーを登録していないチームが対象。
・複数のチームが同一ドライバーをリザーブドライバーとして登録できる。
ただし、すでにレギュラードライバーとして参加受付をしたドライバーは、他のチームのリザーブドライバーとして登録することはできない。
○リザーブドライバーの登録
・参戦チームは、任意でリザーブドライバーを登録することができる。
※任意なのでレギュラードライバーのみでも構わない。
・公式予選前日の大会参加受付で登録すること。
・登録するリザーブドライバーは、SUPER GT競技規則にある参戦ドライバーに関する条件を満たす者であること。
○リザーブドライバーへの交代条件
・リザーブドライバーへの交代は、レギュラードライバーが急病・怪我等(公式練習あるいは公式予選でのクラッシュによる怪我を含む)に見舞われ、当該ドライバーが以降の公式セッションに参加不可とGTAのメディカルデリゲート(医療担当者)が判断し、競技会組織委員会、競技会審査委員会が変更を認めた場合に限る。
・交代申請は、次の公式セッション開始2時間前までに行う。
・交代するリザーブドライバーは、競技長等によるブリーフィングを受けること。
○予選終了後に交代した場合
・公式予選終了後にリザーブドライバーに変更した場合は、決勝中にドライブスルーペナルティが課せられる。
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