2024.04.05

【2024年SUPER GT規定改定】予選時間とリザーブドライバー制度の改定を発表

　GTアソシエイションはブルテンで、リザーブドライバー制度と予選方式の改定を発表した。
　なお、このまとめは当該ブルテンをSUPERGT.net編集部が一般向けにまとめたもので、正確な解釈を要する場合は当該ブルテンと2024競技規則を参照してほしい。

　※公式予選の基準タイム等が4月26日に改定されました。詳しくはこちらをおご覧ください。

 

 

 

　予選方式については、Q1のインターバル時間とQ2の走行とインターバル時間が改定された。これは、3月の公式テスト（2回）で行なった模擬予選の結果、ならびにエントラント（チーム）からの意見を踏まえた改定となる。また、概要として発表されていた予選ポイントに関してもブルテン016-Sの改定で明記された。
※併せてお読みください。「新たな公式予選の詳細」
※赤字は改定個所。

 

●Q1の進行

改定個所	変更前の数値
・GT300 グループA(B)（10分間）
インターバル（8分間）
・GT300 グループB(A)（10 分間）
インターバル（5分間）	6分間より変更
・GT500（10分間）

 

●Q2の進行

改定個所	変更前の数値
Q1終了後のインターバル（10分間）
・GT300 Q2 グループ2（10分間）	8分間より変更
インターバル（8分間）
・GT300 Q2 グループ1（10分間）	8分間より変更
インターバル（8分間）	6分間より変更
・GT500（10分間）	8分間より変更

 

●ピット作業

　各セッション中のピット作業は認められるが、セッションの該当クラス終了から車検対象の通知までの間は、以下の作業を除き一切禁止される。
１）ドライバーの乗降車補助（ベルト、ドリンク、無線機の脱着）
２）車両方向転換のためのジャッキアップ、台車挿入、移動
３）車両冷却、ブロアまたはファンの使用
４）タイヤ内圧測定　　※今回追加

 

●ウェット宣言（降雨等）が出た場合

　予選に使用できるドライタイヤは、マーキングタイヤのうちの1セットのみに限られる。
　ウェット宣言下でウェットタイヤを使用する場合は使用セット数に制限はない。
※上記1行を今回追加

 

●予選ポイント（ブルテン016-Sの改定）

　各クラスの予選の1位～3位を獲得した競技車両の予選出走ドライバー（組）に対し、1位：3点、2位：2点、3位：1点が授与される。
※改定前は、予選ポイントの授与ドライバーの走行か非走行は明記されなかったが、これによりQ1、Q2を走行したドライバー2名のみとなった。

 

 

 

 

　今季よりレギュラードライバーが病気やケガで急遽出走できなくなった場合のために、リザーブドライバー制度が制定された。この制度において、改定が発表されている。
　この改定では、大会ごとにリザーブドライバーを登録できる人数と、GT500チームがGT300のレギュラードライバーをリザーブドライバーにした場合の条件が加えられた。
※併せてお読みください。「リザーブドライバー制度を制定」
※赤字は改定個所。

 

○リザーブドライバーを登録できる大会と人数

・リザーブドライバーを登録できる大会と人数は以下の通り。
　　300kmレース　　レギュラードライバー2名で、リザーブドライバー最大2名
　　長距離レース　　 レギュラードライバー2名の場合、リザーブドライバー最大2名
　　　　　　　　　    レギュラードライバー3名の場合、リザーブドライバー最大1名
・複数の競技参加者（チーム）が同一のドライバーをリザーブドライバーに登録できる。
※上記の改定に併せて、これまでの大会とチームの条件は削除される。

 

○リザーブドライバーの登録

※変更なし。

 

○GT500チームがGT300のドライバーをリザーブドライバーとする場合

・GT500チームがGT300チームのレギュラードライバーを登録する場合は、相手のGT300チームに1名以上のリザーブドライバーが登録されていること。ただし第3ドライバーが登録可能な大会では、相手のGT300チームの同意が得られているならばこの限りではない。

 

○予選終了後に交代した場合

・公式予選終了後にリザーブドライバーに変更した場合は、決勝中にドライブスルーペナルティが課せられる。
　ただし、GT300チームのレギュラードライバーがGT500チームのリザーブドライバーとして出場する場合は、GT300チーム側にペナルティは課されない。

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