GTアソシエイションは、8月4日公示のブルテンで公式予選方式の改定を発表した。この改定は第5戦鈴鹿から適用される。主な概要は以下の通り。
※併せてお読みください。
「新たな公式予選の詳細」
「【2024年SUPER GT規定改定】予選時間とリザーブドライバー制度の改定」
「【2024年SUPER GT規定改定】予選基準タイム等の改定」
タイム合算方式
GT500/GT300クラスとも、Q1とQ2の「タイム合算方式」となる。Q1とQ2を異なるドライバーが担当する。
※従来から変更なし。
タイヤ持ち込み本数
レースウィークを通じて使用できるタイヤセット数(1セット4本)は、ドライ用/ウェット用とも大会毎に定められた持ち込みセット数以内とする。
※予選での1セット制限を廃止する。
決勝スタート時の使用タイヤ
決勝スタートで使用するタイヤは、予選終了後の抽選で決定した予選用マーキングタイヤとする。
※従来の「予選に使用した1セットを使用」を改定。
GT300の組み分け
GT300クラスQ1の組み分けを廃止する。Q2の組み分けは継続し、Upper(上位)14とLower(下位)15とに分けて行う。
※Q1は従来のチームランキングによる組み分けを廃止。Q2はUpper16,Lower17を改定。
予選各セッションの時間
1セッションあたりの時間は以下の通りとする。
GT500クラス | Q1:10分間 |
Q2:10分間 | |
GT300クラス | Q1:20分間 |
Q2:各組10分間 |
※GT300クラスQ1のみ変更
予選基準タイム
Q1、Q2ともに、上位3台平均の107%を基準タイムとする。基準タイム未達車両はグリッド最後尾からのスタートとする。
順位入れ替え特別ルール
GT300クラスにおける「順位入れ替え特別ルール」は廃止する。
予選におけるポイント
予選上位にポイントを付与する(1位3pt、2位2pt、3位1pt)
予選上位ポイントやP.P.獲得回数は「ドライバー2名とも」に与えられる。
※従来から変更なし。
予選不出走の扱い
Q1/Q2とも不出走(計測タイム無し)の車両は、フォーメーションラップ1周目にピットインし、ピットスタートとする。
Q1/Q2どちらかでタイムを計測した車両は、グリッド最後尾からのスタートとする。
※従来から変更なし。
予選の手順
第5戦以降の予選の進行は下記の様に実施する。
なお、GT500クラスは15台、GT300クラスは27台とした場合。
○予選日
1) チームは予選前にQ1/Q2のアタックドライバーを大会事務局に申請する。
2) Q1(A)/Q2(B)使用予定タイヤに予選用タイヤマーキングを実施する。
Aマーキング:フロント最大2本、リア最大2本
Bマーキング:フロント最大2本、リア最大2本
例1) Q1/Q2それぞれに新しいタイヤ4本で走行する場合:
Aマーキング:フロント2本、リア2本
Bマーキング:フロント2本、リア2本
例2) Q1/Q2を1セットで走行する場合:
フロント2本・リア2本にAとB両方をマーキング
例3) フロント⇒Q1/Q2連続使用、リア⇒Q1NEW/Q2NEWの場合:
フロント2本:AとBの両方をマーキング
リア2本(Q1用):Aをマーキング、リア2本(Q2用):Bをマーキング
※ 1セッションに2セットを同時使用することは禁止 (例:Q1にNEW2セットは使用できない)
3) Q1の進行は下記の通り。Q1の通過基準タイムは、各組上位3台平均の107%とする。
GT300 (全車出走/ドライバーA):20分間
・全車がタイム計測を実施
・上位14台は「Q2 Upper 14(U14)」に進出
・下位13台は「Q2 Lower 15(L15)」に進出
・インターバル8分間
GT500(15台出走/ドライバーA):10分間
・全車がタイム計測を実施
4) インターバル10分
5) Q2の進行は下記の通り。Q2の通過基準タイムは、各組上位3台平均の107%とする。
GT300 Lower15(Q1下位13台が出走/ドライバーB):10分間
・Q1のタイムとQ2のタイムを合算して予選15位から27位を決定
・インターバル8分間
GT300 Upper14(Q1上位14台が出走/ドライバーB):10分間
・Q1のタイムとQ2のタイムを合算して予選1位から14位を決定
・インターバル8分間
GT500(15台出走/ドライバーB):10分間
・Q1のタイムとQ2のタイムを合算して予選1位から15位を決定
6) 再車検
Q1とQ2終了後、共に実施する。
7) 予選のリザルト(結果表)
すべての予選セッションとQ1/Q2合算タイムの「総合順位リザルト」を発行する。
8) 決勝スタート時の使用タイヤ
決勝スタートで使用するタイヤは、Q1(A)/Q2(B)から抽選で決定する。
雨天時(予選前、予選中にWET宣言が出た場合)
○GT300クラス:ドライ用タイヤ使用時と同様、Q1のタイムをもとにQ2 Upper14とLower15に振り分ける。Q1/Q2のタイム合算は行わずQ2のタイムのみ採用して予選順位を決定する。
○GT500クラス:ドライ時と同様、Q1/Q2のタイム合算で予選順位を決定する。
予選通過基準タイムと不通過車両のグリッド順番
Q1やQ2で不出走等の車両が出た場合、その決勝グリッド順は以下の通りとする。
【グリッド前方】 | ① Q1出走/Q2出走(Q1あるいはQ2で基準タイム未達)※複数台の場合、合算タイム順 |
↓ | |
② Q1出走/Q2不出走※複数台の場合、Q1ベストタイム順 | |
↓ | |
③ Q1不出走/Q2出走(基準タイム達成) ※複数台の場合、Q2ベストタイム順 | |
↓ | |
【グリッド後方】 | ④ Q1不出走/Q2出走(基準タイム未達) ※複数台の場合、Q2ベストタイム順 |
↓ | |
【最後尾】 | ⑤ Q1/Q2とも不出走※複数台の場合、公式練習のベストタイム順 |
公式予選でタイヤが使用不可能になった場合
公式予選(Q1およびQ2)中にタイヤを破損した場合でも、公式予選中のタイヤ交換は不可とする。Q2終了後、決勝レースに向けたタイヤ交換ルール(1本交換はOK、2本以上はピットスタート)に準ずる。
ウェット用タイヤの使用が可能になった場合、予選時のウェット用タイヤの使用セット数制限はなし。決勝スタートタイヤは「予選用マーキングが施されたマーキングタイヤ」とする。
※Q1とQ2で別のセットの予選タイヤが可能になったための改定。ウェット用タイヤは従来通り。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
Postponed | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |