JGTC 2001 Round4 - Practice

2001-08-03

■練習走行1回目レビュー

ウエイトハンデをものともせず!
auセルモスープラがトップタイムを叩き出す!
GT300は好調ウェッズスポーツMR-Sが最上位に

　スペシャルステージのマレーシア・セパンでのGTレースも終了し、いよいよシリーズ戦の再開だ。全7戦のちょうど折り返しとなる第4戦ALL JAPAN GT CUPが8月4、5日に富士スピードウェイで開催される。それに先立ち前日の公開練習が行われた。

　この日の富士の空は、朝から雲が多く午前中は強い日ざしは刺さなかった。だが、気温は26度、お昼前には28度近くまで上がる。前日夜に雨が降ったせいか、非常に蒸し暑い。
　走行の方だが、午前の走行時間は1時間30分。だが前の走行時間が10分ほど遅れたために、9時20分から開始となった。20分経過まではトップをNo.22 ザナヴィヒロトGT-Rが1分27秒358、2番手No.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-Rの27秒420、そしてシャシーやサスペンションに手を入れてきたNo.30 綜警McLaren GTRが27秒572とスカイラインGT-RとマクラーレンF1 GTRが上位に並んだ。

　だが20分過ぎに第2戦、ここ富士で優勝したNo.6 エッソウルトラフロースープラが1分26秒843を出してトップに立つ。No.6はウエイトハンディ60kgを積むが、ここ富士ではやはり速さを見せつける。さらにNo.25 FK/マッシモADVANスープラが27秒401を出して、スカイラインに接近。そして30分目前にNo.38 auセルモスープラも27秒289までタイムを上げ4番手に。これで、30分過ぎの時点でトップNo.6 スープラ、続いてNo.22、No.23のスカイライン、4番手からはNo.38、No.25、 Team UKYOスープラの27秒111、No.37とスープラが並ぶ。NSXの最上位は8番手のNo.64 Mobil 1 NSXだ。NAでストレートスピードにやや劣るNSXは、前評判通り苦戦しそうだ。

　40分を過ぎにNo.22 ザナヴィヒロトGT-Rが26秒895まで挙げるが、ポジションは2番手のまま。そして、その3分後には僚友No.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-Rが26秒851とタイムアップし、No.22を抜き2番手に上がる。このあと50分過ぎに、コースサイドに止まったマシンを回収するために、約10分間の中断となる。
　再開後、1時間12分過ぎにNo.38 auセルモスープラが1分26秒363を叩き出して、トップに立つ。No.38のウエイトハンデはなんと70kg。No.38は次のラップに26秒698までタイムを詰めていく。そして、1時間15分すぎにNo.39 デンソーサードスープラGTが26秒972とタイムアップし、5番手に。No.39は終了5分前に26秒324まで刻み2番手となる。
　このままセッションは終了。午前のトップはハンデ70kgを背負ったNo.38 auセルモスープラとなった。2位もNo.39、3位No.6とスープラがトップ3を独占。4、5位はNo.23、No.23スカイラインとなった。NSXは10位のNo.64 Mobil 1 NSXだった。

　GT300は、MR-S勢が好調。序盤はNo.0 Nets BP Kosei MR-S、No.19 ウェッズスポーツMR-Sが1分35秒台で争う。セッション中盤No.19が34秒344を記録して一歩リード。このままこのセッションのトップとなった。そして、今季不振をポルシェGT3RのNo.24 JCMタイサンGT3Rが34秒442で2番手に入った。3番手にはウエイトハンデ60kgを積むNo.31 ARTA・アペックスMR-Sが34秒921。この3台のみが34秒台。クラスランキング・トップのNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7はセッション序盤にコースアウトしたため、わずか11周の走行だったが、それでも35秒542で6番手に入っている。

BACK

HOME