2001 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round4
JAPAN SPECIAL GT CUP
8.4,5 FUJI SPEEDWAY

PRACTICE 2001-08-03


練習走行2回目レビュー

FK/マッシモADVANスープラがトータル最速を叩き出す!
だが痛恨のクラッシュ!!予選出場は微妙か?
GT300は第2戦勝者のダイシンADVANシルビアがトップに


 第4戦の前日練習走行、午後のセッションも午前同様に10分遅れの14時30分にスタート。走行時間は1時間30分の予定だ。気温は30度まで達するが、午前同様にどんより曇った空模様は変わらない。

 走行開始からNo.25 FK/マッシモADVANスープラが快走を見せ、開始わずか7分で1分26秒601と午前相当でも4番手のタイムを記録して、まずはリーダーとなる。これに続くのはNo.64 Mobil 1 NSXとNo.12 カルソニックスカイライン、No.33 Team UKYOスープラだ。
 10分過ぎにNo.25 FK/マッシモADVANスープラは25秒973と25秒台までタイムを挙げ、トップを堅持。ここで2番手になったNo.22 ザナヴィヒロトGT-Rも26秒662と26秒台後半でトップNo.25に近づけない。
 24分過ぎにNo.18 TAKATA童夢NSXが26秒325と2番手に浮上。富士で不振のNSXの中でスープラ、スカイラインに割り込む健闘を見せる。No.23 ペンズオイル・ゼクセルGT-Rも26秒561と3番手に上がるなど、にわかに動きがあわただしくなる。そして、No.22が26秒224までタイムアップして2番手に返り咲く。また、今日好走を見せるNo.33 Team UKYOスープラも26秒282で4番手に。
 30分過ぎのトップはNo.25 FK/マッシモADVANスープラ。タイムは1分25秒804までアップさせている。No.33 Team UKYOスープラも26秒197で2番手にアップ。これにNo.22スカイライン、No.18 NSX、No.23スカイラインと3車種が均衡する状態になる。

 このまましばらく、ポジションの変動が止まり、終盤へと向かう。そう思われた矢先に思わぬアクシデントが発生する。今日午前と総合してもトップ、唯一の1分25秒台を出しているNo.25 FK/マッシモADVANスープラが、50分過ぎに100R入り口でコースアウト。パッドを飛ばし、ガードレールに激突、転倒するクラッシュを喫する。ドライブしていた織戸学は、むち打ち症状があったものの幸い大きなケガはなかった。だが、マシンは前右側面など大破。明日の予選までに修復できるかは、微妙な模様だ。
 このアクシデントの処理のため、約15分間の中断をして15時42分に走行が再開。この再開後の走行でNo.18 NSXが26秒224までタイムをあげるがポジション変わらず2番手。結局、終盤に上位陣に変動はなく、No.25 FK/マッシモADVANスープラが今日のトップタイムとなる。総合2位には午前のタイムでNo.38 auセルモスープラ、総合3位が午後2位のNo,33 Team UKYOスープラとやはりスープラが上位となった。総合の4番手がNo22 ザナウ゛ィヒロトGT-Rとなる。


 GT300クラスの午後のセッションは、MR-Sの対抗勢が健闘を見せる。序盤はNo.77 クスコスバルインプレッサ、No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7らがトップに立つ。
 そして、20分過ぎにこの富士に照準を絞ってきたNo.19 ウェッズスポーツMR-Sが1分34秒769でトップに。そして、No.63 レイジュンR&DダンロップGT3Rも35秒978をだして2番手に。
 だが、No.81 ダイシンADVANシルビアが1分34秒748でクラストップに立つ。一方、No.19 MR-Sはマシントラブルでストップ。終盤にNo.31 ARTA・アペックスMR-Sが34秒933を出すが、3番手止まり。このあとこの2台を上回るタイムを出すマシンは現れず、このセッションの1位はダイシンADVANシルビア、クラス総合1位はウェッズスポーツMR-Sとなった。


No.25 FK/マッシモADVANスープラ(総合トップタイム)
織戸 学「原因は分からないけど、フロントが急に抜けたような感じになって、コントロールが効かなくなってまっすぐいってしまった。衝撃でクルマがひっくり返って、首と背中を痛めました。それまでクルマの調子が良くて、タイムも良かったんですが。救済措置でリストリクターが大きくなっているし、このレースに向けていろいろやってきたのでかなり速くなっていたけど…、残念です。クルマのダメージが大きいので(修復は)厳しいと思います」

No.19 ウェッズスポーツMR-S(GT300総合トップタイム)
坂東正明監督「午後はアップライトが壊れた。午前の中古タイヤで走ったタイムがベスト。だからタイム的にはもう少し行けるかな。ただ、今回は救済措置があるしね。ウチと他のMR-Sと共通なのはハブだけだ。今回は欠場となるけど、86号車(これまでトレノで参戦していたNo.86が今後MR-Sにチェンジする)がウチの2号車というか、イイとこ取りのクルマになるから、出て欲しくないなぁ(笑)」


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