GT INSIDE REPORT
Network Edition
GTC 2000
Round2 ALL JAPAN FUJI GT RACE


No.2



5.3 wed. - Qualify


予選2回目終了後のコメント(順位はクラス順位)

No.30 綜警McLaren GTR(予選総合8位)
McLaren
岡田秀樹「昨日、ミッションオイルをオイルクーラーに循環させるためのポンプが壊れてしまって、いったんは直したんですが予選1回目にまたそれが出て…。機械式のポンプなんですが内部のギアが欠けてしまって、スペアがないんで、今、電磁式のポンプを外付けしてそのかわりにする作業に入ってます。決勝には間に合うと思いますが、油温が上がってしまいそうなんで、ちょっと苦しいですね。せっかくテストから好調だったのになあ…」


No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(予選総合8位)
RX7
山野哲也「クルマはいい感じですね。第1戦よりもさらにバランスがよくなった感じ。ウェイト(30kg)は、効いてはいるんでしょうが気になるほどではないですよ。これが50kgを超えると重いなっていう感じになるんでしょうけどね。予選順位はよくありませんが、タイム差はそんなにないので、決勝ではいいところにいけると思います」


No.26 シェルタイサンアドバンGT3R(予選総合1位)
Porsche
松田秀士「(PPタイムは)白いポルシェ(No.11 アビリティ・マリオポルシェ)がクラッシュしたあと、タイヤがおいしいうちのあの1ラップしか出ないタイムだった。明日はブレーキがきびしいから、だましだまし走ります」


No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R(予選総合13位)
SKYLINE
エリック・コマス「今朝はコースがかなり速い状態だったので、マシンは完璧ではなかったけど、タイヤを2セット使った。午後になって気温が上がるのが気になったんだ。でも午後に古いタイヤで走って朝のタイムを更新してしまったよ。ここはいずれにしてもグリッドはあまり重要ではない。もちろん、10位以内からスタートできればそれにこしたことはないけどね。ただ、50kgのハンディウェイトは大きく影響している。同じニスモの2号車(カストロール・ニスモGT-R)と比較するとストレートだけで1秒近く差をつけられているよ。でもレギュレーションだからそれに従うほかはない。午後はエンジンにミスファイアが出て、ピットインを繰り返した。3度目に走り出したときにエンジンが壊れてしまった。エンジンマネージメントの問題だ。でも今日出てよかったよ。いずれにしてもレース用のセッテイングでは悪くない。今回の目標は4位でゴールすること。明日はおもしろいレースになると思うよ」


No.2 カストロール・ニスモGT-R(予選総合3位)
SKYLINE
ミハエル・クルム「すごくうれしい。ニッサンでは自己最高の予選位置につけたからね。今朝のセッションのあとセッティングを変更したんだ。走り出してすぐにコースコンディションが若干よくなっていることを感じとった。グリップのレベルでね。セットアップもよかった。古いタイヤで1分26秒6はすでに出ていたけど、まさか1分25秒5が出るとは思わなかった。驚いたよ。プッシュしたし、完璧なラップがとれた。すべてが考えたとおりにいって、ラインもうまくとれた。新しいタイヤもよかったし、タイミングも、すべてがうまくいった。エンジンもパワフルでストレートが速い。ブリヂストンのタイヤもいい。いつものスカイラインらしくロングディスタンスも速いし、レースも強力だと思うよ」


No.64 Mobil 1 NSX(予選総合12位)
ドミニク・シュワガー「クルマはよかった。決定的なミスだったのは朝のセッションで2セットタイヤを使ったこと。午後のほうがコースは明らかによかったからね。(午後に)ニュータイヤを使うべきだった。でもチームの決定だからしかたないですけどね。ともかく明日はベストをつくすだけです。次のレースからはニューマシンになるし、フロントロウからスタートしたいと思っています」


No.39 デンソーサードスープラGT(予選総合19位)
Kageyama
影山正彦「今回、2000年仕様を実戦投入したんですけど、持ってきてすんなり走るかと思っていたんですけど、ちょっときびしいですね。アンダーステアでフロントが入っていかなくて、いろいろ苦労します。ストレートスピードはスープラ勢のなかではある程度満足できる速度にはなってますが、いかんせん曲がらないんで苦しいんです」


No.6 エッソウルトロンタイガースープラ(予選総合2位)
Noda
野田英樹「救済措置もあるし、直線はけっこういい感じです。トヨタ自動車さんからも“なんとか頼むね”っていわれてますからね。チームも気持ち入れてきているし、なんとか結果につなげたいな、と思っているんですけど…。できればポールを獲ろうと思って必死になって走ったけど、今日はもうあれ以上はむりでした。(朝コースアウトしたのは)攻めていてスピンしちゃって…。 セッションの終わりに運ばれてきたのはGT300クラスのクルマと当たってしまったんです。譲ってくれたのかな、と思って入ったら見てなかったようで、そのまま寄ってきてドーンと。あとは明日レースでTAKATA(No.18 TAKATA童夢NSX)についていってがんばるだけです」


No.36 カストロール・トムス・スープラ(予選総合15位)
Tsuchiya
土屋武士「問題点を出して開発していかなければならないんですけど、今年はちょっと遅れている感じなんで…。開幕戦でストレートが伸びなかった問題は解決しています。少しずつ少しずつよくなっていますから、ちゃんとステップアップはしています。今年の仕様は剛性がしっかりしているし、トラクションもいいし、問題点を直していけばほんとうのいいところが出てくると思います。車体がいいんで、悪くないですよ」


No.37 カストロール・トムス・スープラ(予選総合10位)
Ara
荒 聖治「まあ、悪くないと思います。以前のテストや前回のもてぎのときと比べるとずいぶんよくなっているんで、レースでいいタイムを維持できれば、かなりいいところをねらえると思うんですけどね。決勝レースのセッテイングでは今までのなかではけっこういいんで、ちょっと期待しているんですよ」


No.35 マツモトキヨシ・トムススープラ(予選総合17位)
ピエール・ラファネル「時差ぼけは大丈夫(日曜日にル・マン24時間テストデーに参加)。ストレートが伸びないね。原因はエンジンだと思う。わからないけど本体ではなく、コンピューターのセッテイングの問題だろう」


No.910 ナインテンアドバンポルシェ(予選総合2位)
和田 久「もてぎのときみたいにやられて(予選順位を逆転されて)悔しいけれど、決勝でコンビネーションがうまくいけば手堅く表彰台をねらいたい。前回表彰台に乗れなかったんで。まあ、欲かけば勝ちたくなりますけどね。タイサン(No.26 シェルタイサンアドバンGT3R)とうちではお互いにある症状が出ていなかったり、出ていたりします。決勝は、ちゃんと走りきれれば表彰台はいけると思う。余郷がスタートもアタックもやっているんで、ボクは自分のパートをキッチリ走ります」


No.16 Castrol無限NSX(予選総合6位)
Michigami
道上 龍「2回目はバッチリ。ええんちゃいます〜? ちょっと自分でも攻めたし、午前中ちょっとオーバー傾向だったので、リヤを安定させるためにリヤ回りのセッティングを変えていったんです。せめて25秒台には入れたかったけど、まぁいいです。マクラーレンを1台は喰っておきたかったんで。マクラーレンはストレートが速いし、コーナーで押さえられたら抜けないですからね。レースではチームのみんなが4位といっているので4位を目標にしていますが、それよりも上にいけるようならいきます。ウェイトをもらったら、また考えますよ」


No.8 ARTA NSX(予選総合14位)
NSX
鈴木亜久里「1回目の予選ではブレーキングでミスしちゃった。2回目のアタックでもあれ以上はむりだったね。クルマ自体は乗りやすいけど。決勝ではむりしないで着実に走ってゴールしたい。新車が来るまでは我慢。でも見せ場は作ります」


No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S(予選総合7位)
MR-S
新田守男「1回目の予選はパワステが壊れて走れないぐらいステアリングが重かったのでタイムが出せませんでした。2回目はいい方向に来ていると思います。足回りはまだ決まりきってはいないけど、ストレートスピードも伸びましたしね。今はこれ以上の欲はないです。ただ、決勝ではかならず後ろから差します。暴れるので見ていてください」


No.12 カルソニックスカイライン(予選総合9位)
Motoyama
本山 哲「予選は犠牲にしても、いいレースセッティングを出したいと思って昨日からやっていました。予選のセッティングはまだ決まっていませんでしたが、そういうこともあって1回目に2セット使ってアタックしたんです。コンディションはよかったですね。3列目にいきたかったですけど、それより1戦目に完走していないし、とにかくレース重視。午後は決勝セットをやってだいぶ仕上がりました。クルマ的には安定して走れると思います。1周のタイムより、10周、20周のトータルタイムが大切ですから。明日は表彰台をめざしてがんばります」


No.86 BP・KRAFT・トレノ(予選総合3位)
Trueno
松田晃司「(予選2回目の)つぎはぎだらけのカラーリングも、町中のハチロクっぽくてフェンダーの色が変わっているような感じでいいかな(笑)。自分のことをいえば、(JGTCは)初めての経験だからレースを始めたころのように原点にかえってやりたいです。表彰台に乗れればラッキーだろうけど、たんたんといけば結果は出ると思う。クルマのバランスがすごくいいから。富士は、コンパクトなクルマのほうがストレートは伸びるんです。空力面で有利なんで、ダウンフォースを増やしてもトップスピードがそんなに遅くならないんですね。あとはタイヤがいいんじゃないですか? FRはライフにもやさしいし。初めてだから気合いが入りまくりっていうようなことはないです。データがチームに残ればいいなという気持ちです」
◎松田晃司 1972年6月6日生まれ
 95年富士フレッシュマンシルビアでデビュー
 96年       同      チャンピオン
 97年 ミラージュ カープラザカップレースに参戦
 98年 ミラージュ インターカップに参戦
    十勝24時間レースからスーパー耐久レースに参戦
 99年 ギャザズシビックでスーパー耐久に参戦
 00年 アルテッツァでスーパー耐久に参戦中



No.77 クスコスバルインプレッサ(予選総合4位)
Impreza
大溝敏夫監督「4位のポジションは実力以上ですよ。富士の合同テストに来られなくてデータが少なかったんですが、昨日一日だけのデータでエンジニアとメカニック、STIのメカが協力して一晩でいい仕事をしてくれました。予選も、2回目は谷川くんのスリップの使い方がすごくうまかった。さあアタック! というときに赤旗が出て止められてつらかったでしょうが、コンセントレーションを維持できたことも大きいでしょう。昨日一日は小林がセットに励んで、いい方向で谷川がアタックできました。二人のコンビネーションとエンジニア、メカニックのがんばりですね。富士は、最初のレース(98年第2戦)は例の事故で、2回目(98年第4戦)は4位からいきなりエンジンブローで、3回目の5月(99年第2戦)はローリングでホースが抜けて、去年の8月(99年第5戦)はザナヴィ(No.15 ザナヴィARTAシルビア)とヘアピンでぶつかっちゃったというようにまともに走れていないんです。きちんと完走してデータをとって、8月(第4戦)や来年につなげたい。決勝はたんたんといって6番手ぐらいにいければ、と思います」



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