GT INSIDE REPORT
Network Edition
GTC 2000
Round5 GT CHAMPIONSHIP in TI


No.3



9.10 sun. - Race


朝のフリー走行後のコメント

No.100 RAYBRIG NSX(GT500 1位)
服部尚貴「けっこう使いこんだタイヤであのタイムですから、ロングではまあまあいいということかもしれないですね。でも、このコースは抜きどころが少ないんで後ろ(のグリッド)からだときびしいことはきびしい。他人のミスにつけこむ走りをしないとね。雨だとレースは荒れるだろうけど、その混乱に乗じてというより、NSXが真っ先に飛び出しそうな気がする(笑)。そうならないよう、上位目指してがんばります」


No.39 デンソーサードスープラGT(GT500 2位)
影山正彦「予選の一発のタイムは出にくかったですけど、決勝用のラップタイムはいいタイムで走れます。ストレートがウチはちょっと速くできない状態なんで、パスしていくのはむずかしいかもしれないんですけど、コンスタントにはいいタイムで走れるのでしぶとくいきたいな、と思っています。前回よかったし、やってきたことが結果につながってきているんで、ポイントを積み重ねていきたいです、しぶとく」


No.8 ARTA NSX(GT500 3位)
土屋圭市「上でき上でき、いい感じ。ドライだと10周まではいいけど後半タイヤがつらい。たぶん後半勝負になるんでだいじにいく。やっぱり6位ねらいかな。でも雨降ったらぜーーーったい勝ちにいくよ!」


No.2 カストロール・ニスモGT-R(GT500 4位)
片山右京「(フリー走行の順位は上位でも)内情はよくはないです。古いタイヤでフルタンクで走ったんですけど、バランスがあまりよくなかったんです。これから対策を考えないと…。満足できる状態ではなかったです。それにまた雨が降りそうですよね」


No.30 綜警McLaren GTR(GT500 5位)
岡田秀樹「悪くはない。レースタイムはみんな一緒ぐらいだと思うよ。いかにミスしないようにするかだね。ピットのミスとか、ワンミスで3台ぐらい抜かれるかもしれない。今回は国産3メーカーとも速いし、緊迫感ありますよね。おもしろいレースになると思う。チャンスはあると思うけど、6位にはなんとか確実に入りたいね」


No.38 FK/マッシモセルモスープラ(GT500 8位)
竹内浩典「(フリー走行でタイムが出なかった原因は)チョット…、いえない…。いまからそれを解決するためのミーティングをはじめます」


No.12 カルソニックスカイライン(GT500 16位)
星野一義「ちょっと見えなくなってきたね。昨日からいろいろ変えたけど、今朝もタイムが出ていないから。ちょっとアンダーが出てるな。いま頭を悩ませてるよ。でも、レースに向けてはそんなに冒険はしない。目標は表彰台。がんばるよ」


No.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S(GT300 1位)
新田守男「トップタイム? 意味なーいじゃーん。満タンもしっくりこない。雨だと走ってないんでまったくわからない。ドライよりもかなりつらいと思うよ」


No.77 クスコスバルインプレッサ(GT300 2位)
小林且雄「絶好調だったのが突然きた。たぶんタービンでしょう。時間的にはなんとかだいじょうぶだと思うけど、原因がわからないと不安だよね。2番手タイムは、雨を想定してウェット用に足を変えたら、それがドライでも良かった。100リッター近く入ってたフルタンクの状態でも、バランスがまあまあよくて、いいかなあと思ったら…」
大溝敏夫監督「開けてみないとわからないけど、タービンでしょう。まあ、レース前でよかったんですけれど、昨日出てればもっとよかったですね。エンジンパワーが出て壊れたとかいう問題ではなく、たまたま出たトラブルです」


タイヤメーカーに訊く

ブリヂストン
「各車種ごとに構造が違いますが、ドライはソフト、ハードの2種類。今回はハードを選んでいるところはありません。いずれも磨耗は問題ないと思いますが、タレが出てくるところはあるかもしれませんね。ウェットはレインとインターミディエイトという2パターン。レインは浅溝と深溝があります。コンパウンドはソフト、ミディアム、ハードの3種類ですが、テストができていないのでミディアムを供給しています」


ミシュラン
「TIはミューが低くてスライドの出るサーキットなので、コンパウンドのマッチングが重要ですね。耐磨耗性がありグリップのバランスを探せるようなものを用意してきました。ドライは3種類ありますが、それはコンパウンドの組成が違うもので、一概にハード、ミディアム、ソフトという分け方はできませんね。3種類とも路面温度は25℃から45℃で使えるゴムで、いまの状況のなかで合いそうなものを選んでいます。金曜日に全種類テストして、35号車と36号車が同じタイヤ、37号車は異なるものをチョイスしました。ウェットは、インターミディエイトがウェット寄りのものとドライ寄りのものの2種類ありますが、レースでは使わないでしょう。レインは3種類。同じパターンでソフト、ハード、ミディアムと、その溝を深くしたものも3種ありますが、深い溝のタイヤは大雨で赤旗が出る直前ぐらいにしか使わないでしょう」


ヨコハマ
「GT500はソフト、ハード、ミディアムと3種類持ってきたなかで、2台(No.25、No.39)ともミディアムを選んでいます。いままでよりは全体的にソフト傾向になっていますね。GT300は1種類のみで、全車ソフトです。No.19はフロントのみの交換もあると聞いています。ポルシェの場合もフロントを換えなくてもだいじょうぶなんですが、オーバーが出てスピンするといけないので4本交換するようです。ウェットに関しては、GT500にインターミディエイトが2種類、レインが4種類。レインのうちの2種類に溝を深彫りしたものがあります。レースに向けては、菅生テストでよかったミディアムソフトを用意しています。GT300はインターミディエイトとレイン。インターミディエイトはゴムも1種類、レインはソフト目とハード目の2種類のゴムがあります。ずっと雨が降っていないとソフトはツライと思いますが、降り続ければソフトの方がいいでしょうね」


ダンロップ
「GT500は今までと同じで、今回はソフト系を選んでいます。ハードも用意はしていましたが、このサーキットでは最初からソフトだと思っていました。GT300もソフト系ですね。ウェットは、レインが2種類。一番ソフトなゴムで、いわゆるレインとそれを増し彫りしたスーパーレインがあります。スーパーレインはそうとう雨が降ってもいけますよ。昨日ほどでなければ普通のレインですね」







PREV | 1 - 2 - 3 - 4 | NEXT