 |
2001-09-15 |
 |
 |
 |
 |
 |
■公式予選 1回目レビュー
2位には綜警McLarenGTRがつける
GT300はユニシアジェックスシルビアが最上位に
全7戦で行われる2001年のAUTOBUCS CUP全日本GT選手権(JGTC)も後半戦となる第5戦もてぎGTチャンピオンレースの予選が、9月15日に栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
予選1回目は午前10時40分から60分間で、走行は20分ずつ3つのセッションに分けられて、まずGT500の占有、次にGT300占有、そして両クラス混走で行われる。サーキットの上空は一面の曇り空。幸い雨の心配はなさそうで、コースはドライ。
予選開始となりGT500マシンがコースインとなるが、多くのチームが状況眺めの状態で、10分過ぎて走行しているのはわずか6台のみ。この時点でトップはNo.39 デンソーサードスープラGTが1分48秒509と、昨日の練習走行トップの48秒308（No.12 カルソニックスカイライン）に迫るタイムを記録する。12分を回ったところで、続々とマシンがコースに入ってきた。
15分過ぎに1分47秒949とトップを更新するタイムを出したのが、No.25 FK/マッシモADVANスープラだ。前戦の富士では金曜の練習走行でトップタイムを出しながらクラッシュしたために欠場。今回は別シャシーを導入しているが、好調さは変わらないようだ。だが、No.25のトップもわずか3分ほどだった。No.64 Mobil 1 NSXが1分47秒575でトップを奪う。そして2番手にはNo.30 綜警McLarenGTRが47秒757で上がってくる。No.38 auセルモスープラも48秒170を出し4番手に。昨日のトップタイムを出したNo.12 カルソニックスカイラインも5番手に。
GT500占有セッションももう残り1、2分ほどというところでNo.23 ペンズオイルゼクセルGT-Rがオイル漏れでコースサイドにストップ。そして、上位陣には変動がなく占有セッションは終了。終了と同時に赤旗が提示され、予選を15分ほど中断してコースに止まったマシンの回収とオイル処理を行った。
混走セッションでは、タイムを更新するマシンが現れず、結局No.64 Mobil 1 NSXが暫定ポールポジションを確定、2位はNo.30 綜警McLarenGTRとなった。
GT300クラスの占有セッションでは、開始から7分でNo.71 シグマMR-Sが1分59秒571でトップに。No.71はさらに58秒847までタイムアップする。
だが、15分経過時点でNo.3 ユニシアジェックスシルビアが1分58秒570を叩き出して、トップを奪う。結局このタイムがGT300の予選1回目トップタイムとなり、No.3 ユニシアジェックスシルビアがクラス暫定ポールとなった。
2位には、今季2勝しているNo.81 ダイシンADVANシルビアが占有セッション終盤に出した58秒897で入った。3位にはNo.71 シグマMR-S、4位にはNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rとなった。
☆GT500暫定ポールポジション
No.64 Mobil 1 NSX
ドミニク･シュワガー「いいラップがとれてトップタイムを出すことができました。でもセッティングには満足していません。2番手とタイム差があまりないですし、このままポールポジションが獲れるかどうかはまだわかりません。方向性としてはいいと思うので、午後も少し変更するだけでアタックします。雨さえ降らなければ気温などの状況は午後のほうがよくなると思います。まあ、コンディションが悪くなったほうがボクにとってはハッピーですけどね（笑）」
☆GT300暫定ポールポジション
No.3 ユニシアジェックスシルビア
井出有治「昨日は全体的にグリップ感がなくて、シルビアが得意なブレーキが安定しなかったのでタイムが出てなかった。それで今日はクルマのバランスを大きく変えたら、それがよかったみたいです。アタックはクリアもうまくとれましたし、タイミングはバッチリ。でも、まさかトップタイムだとは思いませんでした。午後ももう少しタイムアップするようにがんばります」
 |
BACK |  |
HOME |
