- SUPER GTについて
- ニュース
- レース日程
- 順位
- チーム&ドライバー紹介
- English
- Japanese
以前ご案内したように月刊自動車情報誌『CARトップ』においてGT300クラスのチーム紹介が掲載されている。記事内ではチームトリビアなども掲載されており、興味深い内容となっているが、残念ながら記事を読み逃してしまったという方に『CARトップ』誌のご協力により同記事をご紹介する事となった。
第12回となる今回はNo.65 K2 R&D LEON RACINGとNo.87 JLOCをご紹介する。
≫ 月刊自動車情報誌『CARトップ』でGT300クラスのチームを紹介
ファッション誌「LEON」を主体としたチームで、スタイリッシュな漆黒のメルセデスAMG GT3を走らせる。GT300の強豪チームのひとつであり、2018年にチャンピオンを獲得して以降も、毎年複数回の表彰台を記録するなど安定して好成績を収める。昨年は優勝2回、2位2回と大活躍するも、シーズン4勝に終盤3連勝と大暴れした88号車JLOCに敗れ2位。蒲生尚弥の相方として菅波冬悟が4年ぶりに復帰した今季も、開幕戦を制するなど好調な滑り出しを見せている。
2022年にフリーアナの岡副麻希と結婚し話題になった。物静かで柔和な雰囲気を醸し出す、ある意味レーサーっぽくないキャラ。SNS発信もしておらず私生活はやや謎に包まれている感もある。「小さい頃からコロッケが好きです」と明かしてくれた。
4年ぶりの古巣復帰となった菅波は、「大人数はあまり好きじゃない」という人見知りの関西人。飲食店では冒険しないが納豆が好物で、カレーや味噌汁、さらにはカツ丼にもトッピングするほど。ただ“納豆走法”というキャッチフレーズはノーサンキュー。
蒲生曰く、ファッション誌を母体としたチームだからか(?)、背の高いメンバーが多数揃っているという。蒲生自身も「本気出したら180㎝(公式には179㎝)」と、GT300の日本人ドライバーでは4番目の長身なのだが、それでもチーム内では見上げて話すことが多いようだ。ちなみに相方の菅波は172cmだが、ドライバー交代の際もシートは調整せず、ペダル位置だけの変更で済んでいるとのこと。
「ジャパン・ランボルギーニ・オーナーズ・クラブ」を母体とするJLOCは2台体制でGT300クラスに挑んでいる。0号車とともに戦う87号車はベテランの松浦孝亮、若手の坂口夏月というコンビで今年5年目を迎える。昨年は4勝を挙げた88号車(現0号車)の活躍に目が奪われがちだったが、87号車も開幕から6戦連続入賞など高い安定感を示す。2台体制の強みも活かして、今シーズンも開幕戦からシングルフィニッシュを果たした。最大のライバルはやはり0号車。今シーズンは0号車を超えられるか。
後輩の坂口にとって、兄貴肌でクレバーなドライバー。悪いところもズバッと指摘してくれる、いいパートナーだ。ただ、「僕だけなのかわからないですが、松浦さんってすごく考えてコメントを返してくれるので、返事にタイムラグがあるんですよね(笑)」(坂口)
「まだ経験が少ないのか、もともとの性格なのか、あまり先読みが得意じゃなくて結構うっかりさんな部分が多いですね」というのが松浦からの評だが、タッグを組んで5年、成長も感じている。「夏月のレースペースの速さはもっと周囲に評価されるべきです」
ドライバーだけでなく、「打倒0号車」は87号車のチームスタッフも同様。とくに勝俣雅史チーフエンジニアは、JLOCが走らせる2台のベースセッティングを作っているだけにその思いが強いひとりだ。ちなみにドライバーの坂口とは同じ福岡出身で、実家同士は歩いていけるほどのご近所さん。九州男児2人は毎回「俺たちはハチハチ(88 号車・現0号車)より前に行かないと!」と熱く語り合っているそうだ。
65号車と87号車のチーム紹介ムービーはこちらからご覧いただけます。
次回はNo.96 K-tunes RacingとNo.360 TOMEI SPORTSをご紹介します