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2024.04.26
【2024年SUPER GT規定改定】予選基準タイム等の改定と第2戦富士の運用を発表

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 GTアソシエイションはブルテンで予選方式の改定と、第2戦富士(3時間レース)のタイヤ持ち込み本数とピットインの義務回数等を発表した。
 なお、このまとめは当該ブルテンをSUPERGT.net編集部が一般向けにまとめたもので、正確な解釈を要する場合は当該ブルテンと2024競技規則を参照してほしい。

 

 

予選方式の改定

 

 

 予選の順位決定において、これまではQ1とQ2に通過の基準タイムが設けられていたが、Q1においては設定を取り消した。また予選不通過の車両における決勝スターティンググリッドでの順番付け(実際の決勝スタートはピットスタート)を改めた。

 

※併せてお読みください。
「新たな公式予選の詳細」
「【2024年SUPER GT規定改定】予選時間とリザーブドライバー制度の改定」
※赤字は改定個所。

 

●Q2の通過基準タイムと不通過車両のグリッド順番
 ・Q1では必ずタイムを記録しなければならない。
 ・Q2では各組上位3台のタイムを平均し、その107%を基準タイムとして達成しなければならない。ただしウェット宣言時は適用されない。
 ・上記をクリアできなかった車両は、予選不通過として、予選順位は与えられない。また、決勝レースのスターティンググリッドについては競技会審査委員会によって決定される。

 予選不通過の車両は、決勝スタート前にグリッドに着き、フォーメーションラップ1周後にピットインして、ピットスタートとなる。グリッドにつけなかった車両は決勝スタートの各クラスのグリーンシグナル点灯後、各自のピットを離れることができる。

 この条件の車両が複数いる場合は、原則として以下のグリッド順になる。

【グリッド前方】 ① Q1出走/Q2出走(基準タイム未達) ※複数台の場合、合算タイム順
          ↓
  ② Q1出走/Q2不出走 ※複数台の場合、Q1ベストタイム順
          ↓
  ③ Q1不出走/Q2出走(基準タイム達成) ※複数台の場合、Q2ベストタイム順
          ↓
【グリッド後方】 ④ Q1不出走/Q2出走(基準タイム未達) ※複数台の場合、Q2ベストタイム順
          ↓
【最後尾】 ⑤ Q1/Q2とも不出走(計測タイム無し) ※複数台の場合、公式練習のベストタイム順

 

●ピット作業
各セッション中のピット作業は認められるが、セッションの該当クラス終了から車検対象の通知までの間は、以下の作業を除き一切禁止される。
1)ドライバーの乗降車補助(ベルト、ドリンク、無線機の脱着)
2)車両方向転換のためのジャッキアップ、台車挿入、移動
3)車両冷却、ブロアまたはファンの使用
4)タイヤ内圧測定
5)タイヤサプライヤーによるタイヤ温度測定  ※今回追加

 

 

 

3時間レースのタイヤ持ち込み本数など

 

 第2戦富士における追加の条件、持ち込みタイヤの本数やピットイン回数の義務などが発表された。

 

 第2戦富士の決勝レースは、3時間であることから、下記の様に取り扱う。
1.タイヤの持ち込み本数及びマーキングタイヤ運用
  レースウィークにサーキットに持ち込めるタイヤの本数はメーカー毎に1台あたりドライタイヤ6セット、
  ウェットタイヤ7セットまでとする。
  ただし、前年度から前戦まで優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持ち込み本数を1 台あたり 1 セット追加できる。
  公式予選に先立ち、最大6セット(24本)のドライタイヤがマーキングされる。
  プロモーションイベントを含み公式練習開始から決勝レーススタートまでに1競技車両が使用できるドライタイヤはマーキングタイヤとする。
  ※編集部註:昨年までの長距離レースでは追加が許された持ち込みタイヤにはマーキングを行わず、
        決勝レーススタート後にのみ使用可能としてきたが、Rd.2富士大会では公式練習から
        使用できるマーキングタイヤを増やすこととなった。
 

2.第3ドライバー
  第3ドライバー登録を認める。

3.ドライバーに対する得点
  第3ドライバーが起用される場合、決勝レースでの運転距離が50km(11周)未満の第3ドライバーに得点は与えられない。

4.ピットインの義務回数(GT500クラス / GT300クラス)
  決勝レース中、給油を伴うピットインを2回行う事が義務付けられる。
  ピットインの義務は、先頭車両が5周回目の第1SCラインに到達した時点から先頭車両が最終周回に入る前までに
 完了しなければならない(5周回目とは、4周終了後5周目に入った周回を指す)。
  またセーフティーカー中のピットインでは、給油作業は認めるが、これは義務付けられた給油を伴うピットイン
 の回数には含まれない。

 

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