SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

News

【第2戦プレビュー】チームがそれぞれの戦い方で勝利を目指す3時間レース!早くも序盤戦の大一番!!

 

 

まだ2025開幕戦岡山の余韻が残る中ではあるが、5月3日(祝/土)、4日(祝/日)に静岡県の富士スピードウェイで開催される2025 AUTOBACS SUPER GT 第2戦「FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL」が間近に迫った。開幕戦で表彰台に上がったチームはサクセスウェイトが増え、逆襲のチャンスと第2戦で勝利を狙ってくるチームも少なくないはず。そして、この第2戦は昨年に引き続き3時間の時間レースだ。SUPER GTで基本的な300kmレースのような距離でないため先が読めない戦いであり、第3ドライバーを起用するチームもあるため、レース戦略も違うものとなるだろう。昨年は3時間レースが3大会行われたので、この第2戦富士では各チームがどんなノウハウで争っていくか、状況の変化にどう対応するか、ぜひ注目してほしい。例年、ゴールデンウィークの最中に開催される5月の富士大会。今年は土曜日曜の開催で、後にも休日が続く好日程となった。ぜひ、この機会に富士スピードウェイでのSUPER GTへ出掛けてみてほしい。
※トップの写真は2024年の第2戦富士より。以下の写真は開幕戦岡山のもの。

 

■ホーム富士で2022年以来の勝利となるか!GR Supra勢では開幕戦の雪辱を誓う14号車と38号車に期待

 今季の開幕戦岡山では、昨年のGT500チャンピオンであるNo.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が予選2位から逆転し、初戦で早くも勝利して王者の貫禄を見せつけた。これでサクセスウェイト(SW)が40kgとなった1号車だが、勝てなくても連続表彰台となれば昨年以上の好調さを示して、3連覇への足掛かりを築くことになるだろう。
 一方、他のTOYOTA GR Supra GT500勢としてみれば、1号車ばかりを活躍させたくないはずだ。TOYOTAのホームコースであり、シリーズ屈指の観客が訪れる大型連休の富士大会では皆が勝利を手にしたい。中でも、開幕戦でポールポジションを獲りながら決勝レースで逆転されたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)としては、必勝の一戦となるだろう。特にGR Supraで2年目となる福住の速さは目を見張るものがある。今度こそ、ポール・トゥ・ウインを決めてチャンピオンシップの獲得ポイントでも1号車を逆転したい。そしてもう1台、開幕戦の雪辱を果たしたいのがNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)だろう。レース早々で思わぬスピンを喫してしまい、無念のリタイヤとなってしまった。それだけに第2戦では速さを発揮させ、完璧なレースを行い勝つという決意があるはず。GR Supraの1号車を脅かすのは、14号車や38号車を筆頭とするGR Supraではないだろうか。

 

 

 

■昨年勝利した富士で2勝目を狙うCIVIC TYPE R-GT勢。注目は17号車と100号車と8号車か

 デビューイヤーの昨年、1勝を挙げたHonda CIVIC TYPE R-GT。その1勝は第4戦の富士で、優勝はNo.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)で、2位もNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)だった。その前の第2戦富士ではNo.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(今季ドライバーは塚越広大/小出峻)が3位表彰台に上がっており、ストレートスピードに強みがあるCIVIC TYPE R-GTと富士との相性はかなり良いと思われる。
 となれば、今季の第2戦では特に100号車と17号車に注目したい。昨年は勝利こそなかったものの、ランキングは2位とCIVIC TYPE R-GT勢の最高位になっており、CIVIC TYPE R-GTのセッティングは一番進んでいたはず。今季の開幕戦岡山でもトップ3を占めたGR Supra勢に次ぐ4位となっており、第2戦で勝つチャンスは十分だ。また17号車も富士を得意とするチームで、天候や路面のコンディションが悪くなければGT500ルーキーの小出の速さも発揮できるはず。そして昨年の富士でCIVIC TYPE R-GTの初勝利を獲得した8号車も加えて、CIVIC TYPE R-GTの表彰台独占を目指したい。

 

 

 

■昨年の第2戦では3号車と23号車がワン・ツーを決めたNissan Z勢。その再現を成し遂げるか!?

 昨年の第2戦富士は予選2位のNo.3 Niterra MOTUL Zが高星明誠の好スタートでトップに立つとそのまま逃げ切り。2位にはNo.23 MOTUL AUTECH Zが千代勝正の粘り強い走りで入って、Nissan Z NISMO GT500が見事にワン・ツーを決めた。富士に集結するZやNISSANファンの大応援団は、今季の第2戦でもこの表彰台が見たいはず。
 今季は昨年第2戦の立役者だった”強さ”の千代と”速さ”の高星が23号車でコンビを組むので、23号車が優勝候補に挙げられよう。そして3号車には、富士で1勝&3位1回と表彰台に2度上がっている佐々木大樹が加入。GT500も2年目となって、ドライバーとしての評価も上昇中の三宅淳詞とのコンビなので、3号車が対抗と言える存在だ。しかも両車ともレース巧者と知られるNISMOが運営するチームであるから、3時間レースという点もアドバンテージとなるはず。NISSAN&NISMOファンには見逃せない一戦だ。

 

 

 

■GT300は昨年を完勝した0号車ウラカンが本命か!? GR SupraやGT-R GT3、AMGにも注目だ

 開幕戦岡山は前年の開幕戦を決勝2位、ランキングも2位となったNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟。第2戦では黒澤治樹も加わる)が見事リベンジを果たした。対して、昨年のGT300チャンピオンのNo.0 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)は予選15位、決勝9位だった。この開幕戦だけ見れば悔しい結果だが、逆に見れば得意の第2戦富士はサクセスウェイト(SW)が14kgと少なくて済む。昨年もSW6kgでポール・トゥ・ウインを決めた0号車(昨年はゼッケン88)だけに、今年の第2戦も優勝候補の筆頭と言える存在だ。また65号車のSWは50kgと大きいが、メルセデスAMG GT3自体も、65号車のK2 R&D LEON RACINGも富士を得意としているので、このSWでも表彰台や上位入賞は十分に可能と思われ、そうなれば早くもチャンピオンシップを有利に運べる立場となる。この0号車と65号車のタイトル争いは、今年も熱くなりそうだ。
 そしてGT300クラスで富士か得意なのはGR Supra GT勢か。ことにNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)はこの4年の富士12戦で2勝を含む表彰台5回を記録しており、また彼ら以外のGR Supraも2勝を挙げているので、やはり優勝候補の1台であろう。また、NISSAN GT-R NISMO GT3やメルセデスAMG GT3も富士を、さらに長距離レースも得意する。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手晃平/金丸コウ)やNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)などが、上位を争ってきそうだ。
 他にもGT300規定車両ではNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)やNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響/卜部和久)も富士での速さを持っており、予選上位につければ、決勝レースでも上位入賞が見えてくる。この他、ダークホースとしてはNo.31 apr LC500h GT(オリバー・ラスムッセン/小山美姫/根本悠生)とNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑/伊藤黎明)を挙げたい。元々LC500は高速コースを得意としており、中でもハイブリット非搭載のNAエンジン仕様となる60号車は初めてとなる富士での走りに注目したい。

 

 

≫ 第2戦 富士:チケットのご案内
≫ 第2戦 富士:エントリーリスト
≫ 第2戦 富士:レーススケジュール
≫ 第2戦 富士:GT300クラス公式予選・Q1組分け

AUTOBACS
  • TOYOTA GAZOO Racing
  • Honda RACING
  • NISSAN
  • SUBARU
  • BOSCH
  • J SPORTS
  • PONOS
  • ETS
  • GRAN TURISMO
  • TORAY
  • sevenxseven
To Top