SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

News

【第5戦 鈴鹿:決勝日】優勝記者会見

 

第5戦 鈴鹿サーキット:優勝記者会見

GT500 Class

No.23 MOTUL AUTECH Z

 

千代勝正

「全員で勝ち取った優勝だと思う」

 ありがとうございます。レースも長かったですけど、23号車(のドライバー)になってから勝てるまでが、非常に長かったなと思います。うまくいかないときもたくさんあったんですけど、諦めずにチームとがんばってきて本当に良かったなと思いますし、今日のレースに関しては、決め手は予選でまずフロントロウになれたというところ……いいポジションからレースができました。あと、前半の高星(明誠)選手の走りが非常に良くて、16号車(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)に対して僅差でピットに飛び込めました。セーフティカーのおかげでGT300車両のトラフィック(と遭遇する)のタイミングがちょっと変わったので、(チームは)多分そこを狙ってピットに入れたんだと思うんですけど、16号車も同じタイミングでピットに入って……。今回、メカニックのひとりが病欠で、大事な左側のタイヤマンがいなかったんですけど、急きょベテランチーフの出口メカニックに変わって、正直大丈夫かなと思ったんですけど、そんなブランクを感じさせないNISMOのお家芸のピットワークで16号車の前に出たっていうところで、ほんとにNISMOらしいレースができたと思います。アウトラップも自分なりにすごくがんばって、そのあとピットインしてくるであろう3号車(Niterra MOTUL Z)と、14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)が来たのはちょっと意外だったんですけど、その前にも出られました。

 後半スティントは結構長くなるのでタイヤを労りながら一生懸命走ったんですけど、14号車が想定外に速くて楽ではなかったですね。大嶋(和也)選手がすごいペースで来てて、こっちもヒヤヒヤする場面があったんですけど、なんとか守り切れました。これ(優勝)は全員で勝ち取った優勝だと思います。

(残り3戦に向けては)鈴鹿で勝ててホッとしてる暇はなく、またすぐSUGO、オートポリスと続きますし、あまり休んでいる暇はないですね。23号車は常に(SUPER GTの)主役のひとりでいなきゃいけないと思うんで、しっかりいい仕事がきるようにしたいです。今回、23号車での初優勝だと思ったんですけど、よく考えたら、僕自身はブリヂストンさんとも初優勝なので……タイヤメーカーさんと一緒に仕事をさせていただきながら、より良いタイヤを自分もうまく乗れるように努力して、残りの3レースではドライバーとしてできる限りのことをやっていきたいなと思います。

 

高星明誠

「この優勝を励みに次戦以降もやっていきたい」

 まずは優勝できてすごくうれしく思ってます。我々、シーズン序盤は苦しんでいて、(サクセスウェイトが)軽い状況(で迎えた鈴鹿戦)でしたけど、この優勝を励みに次戦以降もやっていきたいなと思います。

 僕のスティントは、今日(決勝直前)のウォームアップからすごく速さがあるというのがタイムから見て取れて、そのなかでのスタートだったんですが、僕の方が(16号車よりも)ウォームアップは少しキツかったのかなと。ただ、そこからどんどん追いついていけるペースはクルマにあることは理解していました。どこかのタイミングで抜ける可能性もあったんですけど、でもここで無理をしてもいいことがないなと考えました。抜けたら抜きたかったですけど、抜けなかったらピット(作業)だったり、後半スティントの千代(勝正)選手に託していこうと考えて走っていました。

 今回勝ったのもパフォーマンスが高かったというよりも、正直(サクセスウェイトが)軽かったっというのが大きい部分だと思ってます。そのなかで次のSUGOも優勝あるいは表彰台を獲れるようになって、初めて(23号車として)パフォーマンスがあるというふうに捉えられるので、実力で表彰台争いできる位置にいけるように、今回の優勝に満足せずやっていけたらなと思っています。

 

 

 

GT300 Class

No.7 CARGUY FERRARI 296 GT3

 

ザック・オサリバン

「素晴らしいリザルトを手にすることができて、とてもうれしい」

 この素晴らしいリザルトを手にすることができて、とてもうれしく思っています。今シーズンを振り返っても、シーズン前半を振り返っても、クルマは常に速いのにレースになると何か問題が発生したりして、自分たちの速さや結果につなげることがなかなかできなかったのですが、今日はやっと勝つことができました。

 僕のスティントでは、まずは61号車(SUBARU BRZ R&D SPORT)にプレッシャーをかけることが一番重要な役目でした。向こうはダンロップタイヤを着けているので後半にデグラデーションも出てくるだろうから、そこにプレッシャーをかける……もう、毎周毎周が予選ラップのような状況のなか、プッシュしてプレッシャーをかけ続けました。あとは(ピット戦略としての)アンダーカットですね。それもうまくいきました。後半スティントの(小林)利徠斗選手がいいレースをしてくれたと思います。60号車(Syntium LMcorsa LC500 GT)を追い越すことはとても難しかったと思いますが、そのあとも自分のペースを最後まで崩さず走ってくれて感謝しています。

(残り3戦では)もちろんチャンピオンシップを獲得するためにベストを尽くしたいし、そのために走っています。ただ、常にトップ5(の位置)にいることが大事になってくると思います。この先、SUGO、オートポリス、もてぎの3つのサーキットはみんなそれぞれ特徴の異なるレーシングコースです。僕たちもそうですが、そこで勝ちたいのはすべてのチームが思っていることなので、僕らもクルマの特徴を活かしてベストを尽くしたいと思っています。それが一番大事になってくると思うし、結果としてそのなかでナンバーワンになることができたらとてもうれしいです。

 

小林利徠斗

「すべてが良かった結果の優勝だと思うのでうれしい」

 優勝できたことは本当に貴重なことだと思います。ただ予選で速ければいいだけでもないですし、決勝もドライバーがふたりとも速くなければいけないですし、ピットワークの総合力……すべてが良かった結果の優勝だと思いますので、本当にうれしいですね。

 僕のスティントでは無線が最後の最後まで聞こえなかったので、自分が今何番手を走っているかを正直把握しきれていなかったんです。ただ、やるべきことは決まっていて、なるべく安定して速く走ること、そしてもし近くに……前にクルマがいればひとつでも前に出て帰ってくる(フィニッシュする)ことだと思っていたので、それを徹底して走り続けました。タイヤが減ったりしても後半まである程度いいペースは刻めていたんですけれども、まさか優勝できるとは思ってもいなかったので、正直帰ってきてから(ゴール後)は驚きの方が大きかったですけど、本当にいいレースでした。

(残り3戦に向けて)僕もザック(オサリバン)選手と同じで、今回勝てたことが非常にうれしいところもあるんですけど、クルマのトラブル(無線の不調)含め、結果には響かなくともいろいろまだ改善する点があったり、ここからサクセスウェイトも増えたり、コースの状況も変わればまた課題も変わってくるでしょうから、その場面場面でしっかりベストを尽くしていきたいと思います。

 

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