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2025 AUTOBACS SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の公式予選が9月20日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周3,586m)で行われた。心配された雨も予選中には降ることなく、ドライ路面で行われた。GT500クラスは前戦の第5戦鈴鹿に続いてNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤 蓮)の佐藤がコースレコードを更新し、通算2回目のポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは前戦で初優勝を飾ったNo.7 CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)の小林が自身とチームにとって初のポールポジションを獲得した。この2チームは、明日9月21日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。
□公式予選 天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT300 Q1開始時:21℃/25℃、GT300 Q2開始時:21℃/25℃、終了時21℃/26℃。
予選日となった9月20日(土)は早朝こそ雨となったが午前の公式練習を前にして止み、その時点では午後に雨の予報もあったが、幸いにも再び降ることはなく、ドライコンディションで予選が行われた。
午後2時05分からスタートした公式予選は曇り。気温21度/路面温度25度というコンディションで始まった。まずスタートしたGT300クラスのQ1A組は、14台が出走。Q2進出を目指して、10分間の走行が行われた。まず1分17秒873というタイムを記録したのは、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)。これをターゲットに各車がアタックしていく。
そして第5戦鈴鹿のウイナーであるNo.7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン)が、このトップタイムを1分17秒596と更新。このタイムでQ2進出を果たした。2番手は56号車で、3番手には1分17秒999記録したNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(平良響)となった。前戦鈴鹿で3位表彰台のNo.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(木村偉織)は11番手で、残念ながらQ2へは進めなかった。
続いて行われたQ1のB組では、午前の公式練習でマシントラブルに見舞われたNo.20 シェイドレーシング GR86 GTは修復が間に合わず出走を断念。このため、13台による戦いとなった。
そして第5戦鈴鹿で表彰台に立ちながらも、再車検で失格となってしまったNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(河野駿佑)が躍動する。連続のアタックを1分17秒569、1分17秒363と決めて、B組のトップでQ2に進出する。2番手には1分17秒887を記録したNo.87 METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮)が続く。そして3番手には先週開催のSUZUKA 1000kmからの連戦となるNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)がつけた。
一方、第3戦セパン勝者のNo.18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志)と前戦鈴鹿のポールシッターであるNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)は、不本意な11、12番手となり、ここで予選を終えた。
GT500クラスのQ1をはさみ、A組とB組の上位9台、計18台が参加するQ2は午後2時58分にスタート。心配された雨が降ることはなく、ドライコンディションのまま18台がコースインする。
まず1分16秒987というコースレコード(1分16秒834)に迫る好タイムを記録したのは、Q1のB組トップだった60号車(吉本大樹)。これをターゲットに各車がアタックを続けていったが、なかなかそのタイムを更新する車両は現れず、ポールポジションを決めるかに思われた。
しかし、残り1分。7号車の小林利徠斗が1周の好アタックを決めてみせた。SUGOのある仙台の隣、山形県出身である小林は、来場のファンからの大声援を力として、1分16秒968と60号車より0.019秒速いタイムを叩き出す。この結果、自身初の、No.7 CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)としても初のポールポジションを獲得した。
予選2位にはNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が続き、前戦の悔しさを晴らす優勝を狙う。そしてディフェンディング・チャンピオンのNo.0 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が復調の兆しと予選3位となり、まだ果たせていない今季初勝利に挑む。その後ろには、No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)とNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)といった強豪も控えており、決勝レースもこの強豪チームによる僅差のバトルが展開されそうだ。