SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第6戦 SUGO:決勝日】GTA定例記者会見:坂東GTA代表が来季のFIA-F4について説明を行なう

 

 SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝日となる9月21日の午前、GTアソシエイション(GTA)は定例会見を行ない、GTAの坂東正明代表がSUPER GTと併催で開催しているFIA-F4選手権(以下、FIA-F4)について現状を報告した。

 ここ数年、参加台数が右肩上がりとなっているFIA-F4。前回の鈴鹿大会では49台がコース上で熱戦を展開し、今後も若手育成を目的とするチャンピオンクラスと、いわゆるジェントルマンドライバーが参戦するインディペンデントクラスの両方での参加増加が予測される。現在は基本的に土曜、日曜日に各1レースのスタイルを採っているが、今後の状況を踏まえ、次回オートポリス大会ではクラスごとのレースを開催し、レースウィークに4レースを実施することを検討している。また、この流れを受け、レースウィークの金曜午後に予選実施の可能性にも言及した。説明の中で、坂東代表は「土・日に4レースができるのか、もしくは金曜日に予選を入れなければならないのか」と語り、まずは次戦オートポリスでの3時間レース開催の中で実証を行ない、来シーズンからクラスごとのレース開催を検討する。

 また、今シーズンからSUPER GTではマレーシアでの海外戦が復活したため、FIA-F4は国内大会で14戦を実施するスタイルとなっており、今回のSUGO大会では3レース(土曜日2レース、日曜日1レース)を開催している。この状況でクラスごとのレースを開催することは現実的には困難なので、「SUPER GTの大会を離れ、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権等のサポートレースとして1イベントくらいやらないといけないだろう」という新たな可能性についても言及した。若手選手の育成を謳うFIA-F4としてステップアップを目指すドライバーたちが確実にレースでの経験を積めるよう、今後も手厚いサポートを目指していく。

 さらに、定例会見の最後に坂東代表は11月13日から16日にかけてマカオで開催される第72回マカオグランプリ の「FIA フォーミュラ4 ワールドカップ」にFIA-F4参戦中の佐藤樹選手が出場することを発表。このレースは新たなワールドカップイベントの一環であり、FIA-F4マシンがマカオ市街地の特設コースでレースを行なうのは史上初となる。FIAによって厳選された世界中のF4ドライバー20名が集い、戦いを繰り広げる。佐藤選手は今年からHYDRANGEA Kageyama Racingに所属し、今回のSUGO大会の第10戦で5勝目を挙げたばかり。ポイントランキングトップの猛者としてマカオに初挑戦する。
 大会には中国で開催されているFIA-F4車両で臨むが、坂東代表は「アライヘルメットさんに(FIA基準適合の)カーボンヘルメットの用意をお願いした。また、日本代表として参戦するにあたりOTG(大阪トヨペットグループ)様にサポートいただく」と述べ、自動車メーカー系の育成ドライバーではなく、プライベートチームから輩出された選手の活躍にエールを送った。

 

 

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