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2025 AUTOBACS SUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」の決勝日となる10月19日(日)、GTアソシエイション(GTA)の定例記者会見を前に、「第72回マカオグランプリ FIA フォーミュラ4 ワールドカップ」に出場する佐藤樹選手、そして所属チーム「HYDRANGEA Kageyama Racing」の影山正彦監督が登壇し、出場の発表会見を行なった。
11月13日から16日にかけてマカオ(中華人民共和国マカオ特別行政区)で開催される伝統の一戦「マカオグランプリ」において、FIA-F4マシンによるレースは史上初。世界中のFIA-F4レースに参戦する凄腕のトップドライバー、総勢20人が参戦するこの大会は、いわば「F4世界一決定戦」。現在FIA-F4選手権でランキングトップである佐藤選手にとってもビッグチャンスとなる。
マカオ市街地の特設コースで繰り広げられる歴史ある一戦に向け、選出された佐藤選手は「世界各国から速いドライバーが集まってきて、そのなかでレースができるというのは本当に貴重な経験だと思います。楽しみながら自分の実力を出し切って優勝目指して頑張りたいと思ってます」と目標を掲げた。
影山監督は、自身がF3でマカオGPに参戦した経験を振り返り、「僕は痛い目にあったので大したアドバイスはできないですが(苦笑)、充分シミュレーションをやってコースを予習し、しっかり走り切ることが大事だとアドバイスした」とのこと。「マカオで結果を出すのは本当に難しいと思うが、走り切って1台でも前の順位で帰ってきてくれたら」と佐藤選手への期待を語った。
これを受け、日本で開催するFIA-F4選手権のプロモーターであるGTAの坂東正明代表は初マカオとなる佐藤選手にエールを送る一方、「世界各国から(FIA-F4という)同じカテゴリーで戦えるものがあり、日本から若手育成の中から戦いに行けるような状況にあっても、経費的なもののほとんどがチーム負担となっている。費用がかかることは理解できるが、それをサポートできるような環境を今後は作らなければならない」と中長期的な支援の必要性を説き、プロモーターであるGTAとしてもその体制作りを意識しつつ努力していきたいと答えた。