SUPER GT 2025 SERIES

JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIP

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【第7戦 オートポリス:決勝日】優勝記者会見

 

第7戦 オートポリス:優勝記者会見

GT500 Class

No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT

 

山本尚貴

「燃費とタイヤの空気圧を意識しながらできることをやった」

 作戦として、僕が最初のスティント(担当)で、残りのふたつを牧野(任祐)選手が担当することを決めました。戦略としては、最初と2回目のスティントを最大でなるべく引っ張って2回目のピットストップ(にかかる時間)を短くすることをチームとして考えていました。ちょっと無線の調子が悪かったんですけど、僕はそのこと(戦略)を頭に置いて走っていたのと、燃費とタイヤの空気圧を意識しながらできることをやったという形です。今日の結果はもうほんとに牧野選手のスピードと強さとすべてが出たレースだったかなと思います。

“STANLEY TEAM KUNIMITSU”としても、戦略、セットアップ含めて、この勝利に値する仕事をしっかりとみんながこなしてくれたので、気持ち的にはみんなに勝たせてもらったなっていう感じが強いです。最終戦はチャンピオン(争い)の権利を得て行けるので、またしっかりHRCとSTANLEY TEAM KUNIMITSUと一丸となって、牧野選手と一丸となって最終戦を戦いたいなと思います。

 あと個人的には、伊沢(拓也)選手(No.64 Modulo CIVIC TYPE R-GT)が今シーズンでGT500クラスを降りますけど、僕だけじゃなくて隣の牧野選手もそうですし、今回表彰台に上がったドライバー全員が伊沢選手にお世話になって、プロのドライバーとして地位を確立させてもらえたとみんなが思ってると思うので、そんな伊沢先輩とみんなで表彰台に上がれたということが、このレースで一番うれしかったかなと思います。ありがとうございました。

(タイトル争いについては)今回も1号車(au TOM’S GR Supra)は燃リス(燃料流量リストリクター制限)が入っている状態で、予選も含めてああいう(上位での)戦いをしているので、ノーウェイト(サクセスウェイトなし)の彼らの強さは僕らもみんなも知っています。一筋縄ではいかないのはしっかりと理解していますが、Hondaファン含め、STANLEY TEAM KUNIMITSUのファンの皆さんに期待を持たせるという意味でも、(牧野と)ふたりでやるべきことをやるだけだなと思ってます。(もてぎには)たくさんの人にサーキットに来てもらいたいですし、テレビで応援してもらえたらいいなと思います。

 

牧野任祐

「完璧なレースウィークだったかな」

 ほっとしたっていう気持ちが強いです。今シーズンでCIVIC(TYPE R-GT)がラストイヤーということですが、クルマが変わってから1勝しかしてなくて、僕たちも優勝できてない状況だったので、本当に勝ててよかったと思いますし、チャンピオン争いも最終戦まで権利を残しているということで、結果的に完璧なレースウィークだったかなと思います。チームとしても、本来の僕たちのレース……TEAM KUNIMITSUらしいレースが久々にできたと思います。

 山本(尚貴)選手の最初のスティントや昨日の(公式練習時の)FCYとかサファリとかでのロングランのペースや燃費走行も含めて、僕も山本選手もめっちゃくちゃ燃費が悪くて……。そこで、良いところをつまんで、(自分が担当した)セカンドスティントでは追い上げながらかなり燃費も稼げたので、ピット作業も短くできました。そこでギャップをかなり築くことができたので、上手くはまったレースになったと思います。一時はどうなるかと思いましたけど、山本選手とまた優勝できてうれしいですね。

(最終戦で逆転チャンピオンも見えてきたが)オートポリスに入るまでは、タイトル争いのことを1ミリも考えていなくて、“とにかく優勝”という気持ちでした。結果的にそうすることができたのですが、最終戦も変わらないかなと思います。冬になって(寒くなって)きたほうが僕たちHonda勢としては調子がいいのかなと思いますし、例年もてぎは比較的相性がいいサーキットだと思うので、うまくいってくれたらいいなと思いますが、あまり意識はしていません。とにかく目の前のレースでもう1勝、(シーズン)2勝目を飾れるようにがんばりたいと思います。

 

 

 

GT300 Class

No.666 seven × seven PORSCHE GT3R

*記者会見での発言順に掲載しています。

 

藤波清斗

「スタートは心残りだけど、勝てたので良かった」

 僕にとって2022年(開幕戦)岡山以来の優勝で、ここまでが長かったんですけど、まさか勝てるとは思わなかったです。運にも恵まれたり、クルマもすごく良くて、タイヤメーカーさんもすごくがんばってくれて、本当にいいパッケージでしたし、なによりハリー・キング選手がすごくハイペースで走ってくれて、それが“キー”かなと思っています。

 自分のスティントはスタートで2台に抜かれてしまって、少し“イージー”にイキすぎてしまったかなというところがあったんですけど、ハリー選手の時にいい状態でプッシュできるように、なるべく引っ張りたいなと思っていました。スタートだけは心残りですけど、ペースは周りと比べても悪くなかったですし、終わってみれば勝てたので本当に良かったです。

 このあいだ(最終戦の舞台と同じもてぎで)GTEテストがあって悪くない感じだったので、おそらく相性は悪くないと思います。今回1勝できましたけど、2勝目……目の前の1勝を獲れるように、チームとハリー選手と近藤(翼)選手とみんなでがんばっていきたいと思います。

 

ハリー・キング

「“ルーキーイヤーで勝つ”という目標を達成できて嬉しい」

 勝ててベリーベリーハッピーで、とても嬉しく思っていますし、“まさか!?”とも思っていました。BoPもありますし、サクセスウェイトもかなり積んでいたので優勝するのは難しいだろうと思っていました。でも、僕たちのパッケージは非常に強くて、公式練習から手応えがあって、タイヤの手応えもすごく良くて、今週末、ベストを尽くしてがんばりたいと思っていました。

 チームメイトにファーストスティントを走ってもらって、空力の部分を大事に、とにかくダメージなしでクルマを戻してくれれば、僕もベストを尽くしてがんばるんだ、と思っていました。今日は2位だと思っていたんですけど、ここで優勝できたことを嬉しく思っています。僕の個人的な目標というのが、SUPER GTでのルーキーイヤーに優勝することだったので、それを達成することができて本当に嬉しいです。

 最終戦のもてぎは僕にとっては初めてのサーキットで、レースをしたことはありませんが、最近テストで走りました。クルマ自体はいい線をいっていると思いますし、次の最終戦ではノーウェイト(サクセスウェイトなし)で走れるので、今回の週末をリピートできればいいなと思っています。もてぎはここ(オートポリス)とは全然特徴の違うサーキットですし、もっと相性のいいクルマもいると思いますけど、それにめげずがんばります。

 

近藤 翼

「今までの苦労も見てきたから、勝てて良かった」

 今回、僕は走っていないんですけれども、チームの優勝を近くで見ることができました。今までの苦労も見てきましたし、藤浪(清斗)選手、ハリー(キング)選手の走りが本当にすごくて、(勝てて)本当に良かったと思います。

 次のもてぎラウンドも僕は乗らないので、藤浪選手とハリー選手の活躍を祈っています。

 

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