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2025 AUTOBACS SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300Km RACE GRAND FINAL」の決勝日となる11月2日(日)、決勝を前に開催されたGTアソシエイション(GTA)の定例記者会見において、坂東正明GTA代表が今シーズンの総括、そして来季以降の大会運営における新たな構想について語った。
まず冒頭、サーキットを訪れる多くの観客によって近郊で発生している渋滞に触れ、「去年(のもてぎ)は最終戦ではなかったが、一昨年と比べてもより多くのお客様に足を運んでいただいている状態」と、今大会が盛況であることを報告。「天気も良いし、F-2の飛行もある。(レース)距離がちょっと短いんじゃないかと思うが、日没の関係もあるので(仕方ない)。イベントとしては面白いものが出来上がっていると思うし、今後も“観て楽しい”SUPER GTを伝えられるよう、いろいろ考えていきたい」とした。
今シーズンは、13年ぶりの開催となった第3戦マレーシアはじめ、第4戦富士では公式戦初のスプリントレースを実施するなど、変化を伴うシーズンになった、との代表質問に対し「13年ぶりのマレーシアでは、プロモーターやマレーシア政府ともども試行錯誤をしながら始めた。そのなかでロジスティック等いろいろな問題も出てきたが、(再開)1年目だったからと思う。かなり忙しい状況だが、日本のモータースポーツ、SUPER GTを東南アジアの人たちと一緒にできるものとして作り上げていきたい。スタッフは大変だったと思うが方向性は見えてきたと思うので、関係各位には感謝している。また、2027年からのタイヤのワンメイク化や環境への考慮、コスト削減も含めて継続的に行なえるSUPER GTをどのようにしていくかという点においてはとても大事な一年だったと思う」と語った。さらに、集客も新型コロナウイルス禍の以前の状況に近づきつつある昨今、より多くのファンにサーキットへ来場してもらうために、オーガナイザーやサーキットがタッグを組んで観客の受け入れ態勢を確立することや、プロモーション活動の必要性を説きつつ、改めて来シーズンに向けた取り組みの道筋を作り出せた1年でもあったと述べ、「(SUPER GTにおける)付加価値を高め、その価値観向上を作っていくことができていると思う」と総括した。

続いて、第7戦オートポリス大会で併催されたFIA-F4選手権の取り組みについて言及。オートポリスでは、チャンピオンクラス、インディペンデントクラスに区分けしてクラスごとに予選および決勝を実施したが、来年度からの開催内容について問われると、「オーガナイザー会議が今月行なわれる。チャンピオンクラスとインディペンデントクラスそれぞれで2レースを実施し、それに合わせて金曜日(のサーキット走行)をどう使うのか、オフィシャル、審査委員会に関係するものが構築できるのかを検討する」と語る一方、JAF(日本自動車連盟)へは4レース開催での申請を行なったことを明らかにした。なお、SUPER GTのシリーズ戦のうち1戦が海外戦(マレーシア)となるため、FIAの選手権として6大会以上、全14戦開催を確立させるため、6月の岡山国際サーキットで全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に組み込む方向で調整していることも明らかにした。
また、今大会のもてぎ戦のように開催時期によっては日没時間が早くなるため、土曜・日曜の2日間で4レースをスケジュールに組み込むことが難しくなることを踏まえ、「金曜日にF4の予選を行なうことができるのであれば、SUPER GTも練習走行ができるのではと考えている」と言及。「レース開催が2日間から3日間になれば、一日の実働を考えれば“働き方改革”になるのではないか。チーム側のコストは増えるが、“金曜日の使い方”を検討することはできる。金曜日に走れるなら、土、日曜は(関係者が)サーキットにいる時間も短くなるだろうし、プロモーション活動もできるようになる。いろいろと考えていきたい」とSUPER GTの開催スケジュールにおいても内容を見直していることを明らかにした。ただ、他レースとの兼ね合いもあり、移動等のスケジュールがよりタイトになる可能性もあるため、今後は関係者の意見を収集しながら検討を進めていくとした。
坂東代表は会見の最後に「来年に向けても新たな課題があり、ひとつひとつ片付けていかなければならないが、一歩一歩登っていきたい。失敗もあるが足跡は残せていると思うし、新しいものに向けてみんなで一丸となって集客に向けて取り組んでいる。モータースポーツを文化にしようという気持ちをもってみんなとがんばっていきたい」と気概を示し、シーズン最後の定例会見を締めくくった。
