SUPER GT 2025 SERIES

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カルソニックIMPUL GT-Rがブッチギリのポール・トゥ・ウィン!

カルソニックIMPUL GT-Rがブッチギリのポール・トゥ・ウィン!

 

第6戦 富士 : 決勝レース GT500レビュー

 

9月9日午後、2012 AUTOBACS SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km」の決勝レースが富士スピードウェイ(静岡県)で行なわれた。GT500クラスはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rの松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組が、GT300クラスはNo.33 HANKOOK PORSCHEの影山正美/藤井誠暢組が優勝した。

 

□天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:29度/45度>途中:28度/42度>終盤:28度/35度

 

 

 

大激戦となった2、3番手のバトル

 真夏のような日差しがグリッドに照り付け、気温29℃、路面温度45℃となった午後2時。いよいよ第6戦決勝がスタート、66周に及ぶ戦いの火ぶたが切って落とされた。
 フォーメイションラップが始まり、上位陣は次々とグリッドを後にしたが、11番グリッドのNo.24 D'station ADVAN GT-R(ビヨン・ビルドハイム)がスタートできずオフィシャルの手によってピットロードに押し戻される。
 なんとかトラブルを解消したNo.24 D'station ADVAN GT-Rだが、ピットスタートの憂き目に。注目のスタートではポールシッターのNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(松田次生)が、難なくホールショットを奪い、No.1 S Road REITO MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)、No.35 KeePer Kraft SC430(アンドレア・カルダレッリ)らがグリッド順通りに続くが、その後方では12番手スタートのNo.100 RAYBRIG HSV-010(山本尚貴)が、好スタートを決め、1周目に5つポジションを上げる。
 トップに立ったNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rは、1周目に1秒のギャップを作ると、じりじりとNo.1 S Road REITO MOLA GT-R、No.35 KeePer Kraft SC430らを引き離して行く。その後方ではペースに勝るNo.19 WedsSport ADVAN SC430(アンドレ・クート)が、7周目の1コーナーでNo.6 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔)を捕え5番手に浮上するが、その周の最終コーナーでは3番手のNo.35 KeePer Kraft SC430が不運にもGT300と接触しスピン。このアクシデントを避けるためコースオフした4番手のNo.36 PETRONAS TOM'S SC430もポジションを下げ、代わってNo.19 WedsSport ADVAN SC430、No.6 ENEOS SUSTINA SC430が3〜4番手に躍進を果たす。
 勢いに乗るNo.19 WedsSport ADVAN SC430は、2番手No.1 S Road REITO MOLA GT-Rにも襲い掛かり、13周目のコカコーラコーナーでこれをパス。この攻防でスピードが鈍ったNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rは、100R出口でNo.6 ENEOS SUSTINA SC430にもかわされ4番手にドロップしてしまう。
 No.19 WedsSport ADVAN SC430、No.6 ENEOS SUSTINA SC430のレクサス勢が2〜3番手に浮上も、周回遅れをかき分けながらトップを快走するNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rは後続の追撃を許さず、20周目の段階で6秒3のマージンを稼ぎ出す。しかし、No.19 WedsSport ADVAN SC430、No.6 ENEOS SUSTINA SC430も粘り強く前を追い。27周目にはNo.12 カルソニック IMPUL GT-RとNo.19 WedsSport ADVAN SC430のギャップは3秒9に縮小。さらにNo.19 WedsSport ADVAN SC430の後方3秒9のところを追走していたNo.6 ENEOS SUSTINA SC430だったが、28周目のダンロップコーナー立ち上がりで駆動系トラブルに見舞われてスローダウン。ピットにはたどり着くものの、手負いとなったNo.6 ENEOS SUSTINA SC430は大きくポジションを下げ、勝負圏を失ってしまう。
 これで3番手に浮上したNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rは翌29周目にピットインし、クインタレッリから柳田真孝へスイッチ。30周目にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R、No.39 DENSO KOBELCO SC430がピットに入り、31周目にはNo.36 PETRONAS TOM'S SC430もピットへ。2番手を行くNo.19 WedsSport ADVAN SC430も32周目にピットイン。トップNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rは、GT500の一番最後となる34周目までスティントを引っ張ることに成功し、ラップリーダーを譲ること無くジョアオ・パオロ・デ・オリベイラにステアリングを引き継ぐ。

 

 


しぶとく2位となった2011チャンピオンがランキング首位に

 この時点でレースは残り30周。No.12 カルソニック IMPUL GT-R、No.1 S Road REITO MOLA GT-R、No.19 WedsSport ADVAN SC430、No.36 PETRONAS TOM'S SC430、そしてNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rがトップ5となっていたが、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rはミハエル・クルムのインラップに黄旗区間での追い越しがあったとして、36周目に本山哲は10秒のペナルティーストップ、12番手まで後退を余儀なくされる。  38周目にはNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rとのギャップを10秒以上に拡大したNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rは、そのまま危なげなく周回。No.1 S Road REITO MOLA GT-RとNo.19 WedsSport ADVAN SC430の2番手争いも、徐々に柳田が抜け出すこととなって勝負あり。結局No.12 カルソニック IMPUL GT-Rが、ポール・トゥ・ウインの完勝劇を演じた。  2位となったNo.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田/クインタレッリ組)は15ポイントを加算して、8位に終わったNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)を逆転し、8ポイント差でのドライバーズ・ランキングで首位に躍り出た。また、No.19 WedsSport ADVAN SC430が3位と健闘、鈴鹿でのNo.24 D'station ADVAN GT-Rに続き、ヨコハマに2戦連続での表彰台をもたらした。以下、No.36 PETRONAS TOM'S SC430、No.17 KEIHIN HSV-010、No.39 DENSO KOBELCO SC430までがトップ6となっている。

 

 

 

 

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