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S Road REITO MOLA GT-Rが最終周の逆転勝利!チャンピオンも掴み取る!!

S Road REITO MOLA GT-Rが最終周の逆転勝利!チャンピオンも掴み取る!!

 

第7戦 オートポリス : 決勝レース GT500レビュー

 

9月30日午後、2012 AUTOBACS SUPER GT第7戦「SUPER GTin KYUSHU 300km」の決勝レースがオートポリス(大分県)で行なわれた。GT500クラスはNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rの柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組が、GT300クラスはNo.66 triple a vantage GT3の吉本大樹/星野一樹組が優勝した。

 

□天候:雨 | コース:ウェット | 気温/路面温度 開始:16度/17度>途中:16度/18度

 

 

最後列からEPSON HSV-010が猛烈な追い上げ

 フリー走行はキャンセルとなってしまったものの、正午ごろにはようやく霧が晴れ、第7戦決勝のスタート進行はオンタイムで午後零時55分に8分間のウォームアップがスタート。ここでは決勝用にスリックタイヤの皮むきなどを行う陣営もあったが、グリッドには全車溝付きの雨用タイヤ、しかもほとんどがインターミディエイトで向かうことに。
 しかし、最終的にはNo.36 PETRONAS TOM'S SC430(ロイック・デュバル)のみがグリッド上でスリックタイヤに履き替えることとなった。
 セーフティーカー先導となった決勝レースは午後2時にスタート。セーフティーカーは2周目にコースを離れ、3周目に本格的な攻防が始まったが、この周のセクター3の登り区間でNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲)がポールシッターのNo.19 WedsSport ADVAN SC430(アンドレ・クート)をかわしトップを奪う。一方、スリックでスタートしたNo.36 PETRONAS TOM'S SC430はペースが上がらず、GT300にも飲み込まれて大きく後退を強いられる。
 5周で約4秒のマージンを築いたNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは、10周目にはさらに7.8秒差に。しかし、11周目に4コーナー付近でNo.52 GREEN TEC & LEON SLS(竹内浩典)がスロットル系のトラブルからコースアウトしバリアにクラッシュしたため、セーフティーカーが12周目から16周終了時まで入ったことで状況が一変。No.23 MOTUL AUTECH GT-Rのマージンは一気に失われてしまう。
 17周目のリスタートでは第2ヘアピンでNo.24 D'station ADVAN GT-RがNo.19 WedsSport ADVAN SC430を捕え2番手に。さらにNo.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也)も5番手、No.1 S Road REITO MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)も7番手に浮上を果たす。
 さらにインターミディエイトではなくウエットタイヤを履いていたヨコハマユーザーのNo.19 WedsSport ADVAN SC430、No.24 D'station ADVAN GT-R(ビヨン・ビルドハイム)の2台は、4番手のNo.38 ZENT CERUMO SC430(平手晃平)を徐々に引き離しNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rに迫ると、27周目の1コーナー立ち上がりで相次いでこれをパス。3番手に後退したNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは、28周目にピットインしミハエル・クルムへと交代する。
 ところが、こうした上位争いの背後に驚異的なペースで迫って来たのが、昨日の予選中にクラッシュ、エンジン交換を行ったために7周目に15秒のペナルティーストップを強いられていったんは14番手まで後退していたNo.32 EPSON HSV-010(道上龍)。唯一のダンロップユーザーとして圧倒的なスピードを見せた道上は、30周目にNo.38 ZENT CERUMO SC430をかわして3番手に浮上すると、時折ポジションを入れ替えながら激しく首位攻防戦を繰り広げるNo.24 D'station ADVAN GT-RとNo.19 WedsSport ADVAN SC430に迫って行く。

 

 


ファイナルラップの熾烈なサイド・バイ・サイド

 40周目にNo.24 D'station ADVAN GT-Rがピットイン、ビルドハイムから安田裕信に繋いだが、ここでKONDOレーシングはタイヤ無交換を選択。一方、41周目にピットに入ったNo.19 WedsSport ADVAN SC430は4輪交換してクートから荒聖治へ。そして42周目にNo.32 EPSON HSV-010はタイヤ無交換で道上から中山友貴へとバトンを託すこととなり、No.32 EPSON HSV-010はトップのままコースに復帰するが、44周目のセクター3のブリッジ下でNo.32 EPSON HSV-010はGT300車両と接触しコースオフしてしまう。
 ここでトップに躍り出たNo.24 D'station ADVAN GT-Rだったが、ペースに勝るNo.32 EPSON HSV-010が50周目の1コーナーで再逆転に成功、そこから2番手のNo.24 D'station ADVAN GT-Rに対し最大で10秒ものマージンを築く。
 残り10周を切り、このままNo.32 EPSON HSV-010の優勝かと思われたが、57周目、58周目と立て続けに2〜3番手を行くNo.24 D'station ADVAN GT-R、No.19 WedsSport ADVAN SC430を撃破して2番手に急浮上してきたのはNo.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝)。
 このレースで勝てば最終戦を待たずして連覇の決まるNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rは、逃げるNo.32 EPSON HSV-010とのギャップを見る間に切り取って行く。タイヤを換えていないNo.32 EPSON HSV-010は必死の抵抗も空しく、ファイナルラップの1コーナー立ち上がりで僅かにはらんだところをNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rに突かれてしまう。
 しかし中山も執念を見せ、2コーナー付近から第2ヘアピン進入まで並走する緊迫した攻防を展開も、最終的に第2ヘアピン立ち上がりでNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rが前に。
 そのままトップチェッカーを受けたNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rは、予選10番手からの劇的な逆転優勝で、最終戦を待たず2年連続でのチャンピオンを獲得。最終ラップの攻防でNo.1 S Road REITO MOLA GT-Rと交錯、第2ヘアピン立ち上がりでスピンを喫したものの、好レースを見せたNo.32 EPSON HSV-010が2位、3位には最終ラップまで先行していたNo.24 D'station ADVAN GT-RをかわしたNo.19 WedsSport ADVAN SC430が入り、2戦連続での表彰台獲得となった。  なお、4位のNo.24 D'station ADVAN GT-Rに続き、5位にはNo.39 DENSO KOBELCO SC430、6位にNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。ファイナルラップに入るまで5位を走っていたNo.38 ZENT CERUMO SC430は無念の7位に終わっている。

 

 

 

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