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10月9日午前、AUTOBACS SUPER GT第7戦が開催されたチャン・インターナショナル・サーキット(CIC)で、大会プロモーター(主催者)による記者会見が開かれた。日本とタイの記者を前に、CICのチェアマンであるネウィン・チドチョブ氏とGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表が質疑応答を行った。
ここで記者代表より「今年で3年目になるCICでのタイ大会ですが、来年もSUPER GT公式戦第7戦として開催が予定されています。おふたりにこの大会の展望と、今後のタイでのモータースポーツ活動についてお聞きしたい」と質問が行われ、主催者を代表して両者がそれに答えた。
チドチョブ氏「このサーキットを造るにあたって、日本のSUPER GTを開催することを目標にしてきました。それから3年、このサーキットでSUPER GTが一番大きな大会でした。そして、この後、2017、2018年とSUPER GTを開催して、盛り上げることが次の目標となります。 この3年でSUPER GTのチームは毎年速くなっており非常に発展しています。それがおもしろさに繋がっています。GT300クラスも2016年型車が速いですね。最初の年にはワイルドカードで出たタイのチームがトップタイムを出しました。今年のワイルドカードチームも速くなっているのですが、Q2進出がやっと。日本のチームの発展には追い付かないです。チームはもちろん、参戦のカーメーカー、タイヤメーカーの力もタイのモータースポーツに採り入れたいですし、レース以外にもイベント的なおもしろさも見習いたい。SUPER GTを開催することで、地元のブリーラムの街も発展している。日本からもタイの各地からもお客様に来ていただき、このレースを楽しんでもらいたいです」
坂東代表「サーキットの近郊では強い雨も降ったようですが、幸いにも天候に恵まれた大会となりました。この大会を開催できることをとても嬉しく思います。今年で3年目を迎えますが、タイの中でこのチャン・インターナショナル・サーキットの存在は大きく感じ、タイのみならずアジアのモータースポーツ発展に大いに貢献されていると感じます。これは、この街にサッカー場を造り、サーキットを造ってきた、このネウィンさんの功績でありましょう。アジアに、タイにモータースポーツが根付く貢献をされていることに感謝します。
来年の開催においても契約し、CICとGTA との良好な関係も構築されており、このサーキットを起点として、モータースポーツの普及に努めていきたいと、心新たに考えています。また、ブリーラムには新たに大型ショッピングセンターが進出したり、ネウィンさんがお話してくれたように経済効果の部分でも、街がさらに大きくなっていると感じます。これは我々にとってもレースのしやすい環境だと言え、非常に感謝しています。
彼らと一緒に盛り上げるところとしては、今大会にワイルドカードで地元のチーム2台が参戦しています。BMW M6 GT3(28号車)はオーストラリアから持ってきて、今回がシェイクダウン同様でタイヤも違うと言う状況です。また、マザーシャシーの35号車も日本でシェイクダウンしてから船で来て、ここでは昨日走っただけ。ネウィンさんは日本チームが良いと言ってくれましたが、我々は1年間走っている経験があるわけですから、彼らの苦戦もやむを得ない。タイのチームは非常にがんばっていると思います。今後、ワイルドカードのチームに対しては、対等に戦える条件面で配慮が必要かと考えています。
そして今後ですが、タイ国内でSUPER GTの規定によるシリーズ戦を行うことを、昨年からCICのネウィンさんと検討してきました。このタイでのシリーズを早く構築できるよう、今後も努力していきたいです。そして、タイのチームが早く日本のSUPER GTシリーズで戦えるようになることを願っております。
そういった意味でも、来年、そして長くここでSUPER GTを開催し、タイでのSUPER GTの役割を果たしていきたいです」