SUPER GT 2025 SERIES

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【第1戦 岡山:プレビュー】2023シーズンは変化か、継続か? 岡山で戦力図を確認せよ!

【第1戦 岡山:プレビュー】2023シーズンは変化か、継続か? 岡山で戦力図を確認せよ!

第1戦 岡山国際サーキット : プレビュー

2023年、SUPER GTの熱いバトルがいよいよ始まる。2023 AUTOBACS SUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」は、4月15日(土)、16日(日)、岡山県の岡山国際サーキットで開催される。昨シーズンは新投入のNissan Z GT500がGT500チャンピオンに輝いたが、今季は巻き返しを狙うライバル2車種との更なる熱い戦いが開幕戦から繰り広げられそうだ。そして開幕戦では、GT500の14号車GR SupraとGT300の56号車GT-Rが岡山3連勝に挑む。さらにGT300では、新型車31号車のLEXUS LC500hの初レースでの走りにも注目だ。今年も見どころたっぷりの開幕戦岡山から、目が離せない!

※上の写真は2023年3月の公式テスト岡山より

 

 

■王者の走りを見せられるか1号車。勝利熱望の23号車

 今季のGT500クラスは全車が開幕戦からカーボンニュートラルフューエル(CNF)の「GTA R100」(ハルターマン・カーレス社製)を使用する。オフシーズンのテストでは3メーカーが威信をかけて、エンジンをこの新燃料に適応させてきた。その成果が、そして各チームもCNFの燃費や特性等に合わせた作戦を練っているだろう。この点にも注目して、車種の戦力図を深掘りするのも良いかもしれない。

 それでは、参戦メーカーごとに開幕戦の注目車を挙げてみよう。
 まずは、昨年GT500クラスにデビューしたNissan Z GT500勢。初戦の開幕戦岡山ではNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位と早速表彰台に上がった。その後、中盤から好成績を挙げ、第5戦でテール・トゥ・ウインで優勝した12号車が勢いに乗ってチャンピオンを獲得。そして今季はNo.1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)として岡山に凱旋する。昨年の岡山はまだセッティングに悩み7位だった彼らが、王者としてどんな戦いを見せてくれるかに注目したい。また、岡山では3位になるも結局未勝利でシーズンを終えた23号車は、もちろん勝利を目指している。そして昨年2勝を挙げるも、タイトルを逃したNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)にも注目だ。

 

   

 

 

■新体制のARTAに注目! そして本命は100号車か!?

 Honda NSX-GT勢は、意外にも決勝結果からみれば岡山を得意としていない。だがNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)は、昨年は予選3位から決勝2位。それを含め2011年から表彰台6回を記録し、岡山は得意なので今回も優勝候補だろう。
 そして今季、チーム体制を大きく変えたのがARTAだ。昨年までGT500クラスは8号車の1台体制だったが、それに加えて16号車もARTAとなり2台体制となった。これによりデータ収集力も上がって、好結果、再びのタイトル獲得が期待される。2台の体制はNo.8 ARTA MUGEN NSX-GT (野尻智紀/大湯都史樹)とNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT (福住仁嶺/大津弘樹)と、昨年の8号車ドライバーが別れてそれぞれをドライブする。8号車は“強さ”の野尻に“速さ”の大湯という“強速”コンビだ。8号車は2019年の岡山勝者だけに優勝争いに絡むだろう1台だ。

 

   

 

 

■14号車の岡山3連勝はなるか? 38号車の復活も期待

 この開幕戦岡山で、TOYOTA GAZOO RacingはLEXUS RC Fに変わった2014年から8戦(2020年は岡山開催はなし)で5勝を挙げ、陣営として得意とするコースだ。中でもNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)は2021年から連勝中で、この開幕戦でも本命視されている。もし岡山で3連勝となれば、23号車の鈴鹿3連勝と並ぶ快挙だけに注目したい。
 昨季のTOYOTA GR Supra GT500勢としては2勝に留まり、今季は逆襲を狙う。その中でも、複数回のトラブルに見舞われて表彰台がなかったNo.38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)はその決意は強い。昨年の岡山は4位とシーズンベストタイと結果は悪くなく、この開幕戦は勝ちを争う可能性もある。また昨年の岡山は14号車に次ぐ予選2位だったNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)にも期待だ。

 

   

 

 

■GT300は王者56号車GT-Rが本命も、BRZやランボルギーニにも要注意!

 

 GT300クラスにも今季からCNFのGTA R100が導入されるが、車種やエンジン型式等が多いため各車両の対応に時間を要しており、GT300へのGTA R100導入は第3戦からに延期となった。したがって開幕戦岡山は従来のガソリン燃料が使用される。

 こちらも要注目なのは昨年のクラス王者であるNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)だ。昨年は開幕戦岡山で勝ち、そのままランキングトップで最終戦へ。最終戦の決勝では一時タイトルは困難かと思われたが、彼らにとっては奇跡的な展開で2度目の王座を手に入れた。今季はデ・オリベイラをエースに、GTの経験は2021年と昨季最終戦だけだが、スーパーフォーミュラ・ライツの王者も獲得している名取鉄平が加わっての新コンビとなった。この新体制で岡山3連勝が成し遂げられるだろうか?
 その対抗馬に挙げられるのは、昨年の岡山でポールポジション獲得のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)か。公式テスト岡山ではクラッシュもあって満足できない状況と思われるが、実力のあるチームだけに上位を争ってくるだろう。

 

   

 

 一方、テストで好調だったのが、ランボルギーニ・ウラカンGT3の2台とRC F GT3、アウディR8LMSだ。直線スピードに注目されがちなウラカンGT3だが、意外にも岡山も得意だ。今年も昨年もテストでは好タイムを記録しており、特にNo.88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)には、このコンビの初優勝に期待したい。また公式テスト岡山でセッショントップも獲ったNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)と、同テスト初日に88号車に次いで2番手タイムだったNo.6 DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)も気になる。96号車は岡山トヨペットのチームで岡山での優勝もあるので、岡山2勝目に期待が掛かる。そして6号車は岡山を走り込んで力をつけた片山とF1経験者のロベルト・メリ・ムンタン。2番手タイムをマークしたのはメリ・ムンタンだが、片山もわずか0.01秒差と、岡山での注目の存在だ。
 今季もGT300には新型車が登場する。LEXUS LC500hをベースとしたNo.31 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗)だ。31号車の先代であるプリウスPHVに代わる、新たなハイブリッドGT300マシンとして参戦だ。高速系のコースに向くと言われているが、公式テスト岡山では初日午後に2番手タイムを出し、ライバルたちを驚かせていた。果たして初レースとなる開幕戦岡山で、いかなる走りを見せてくれるのだろうか?

 

   

 

 

 

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