【The Voice_03】
決勝上位コメント／GT500

 

 

 

 

2位
No.23 MOTUL AUTECH Z

 

千代勝正
僕らとしてはできることは最大限やれた

「自分のスティントではできることは最大限やりましたし、3時間全周プッシュしました。戦略もうまくいったと思いますけど、中間のスティントはシビック勢が給油時間を短くして前に出てきたり、タイヤ的にもベストではないセカンドスティント用の少し違うスペックのタイヤを履いてもらったので、ロニー（クインタレッリ）選手には苦しい状況をなんとか耐えてもらった状況でした。その後、僕のサードスティントでスタートと同じタイヤに戻して、プッシュすることができました。 　僕らとしては予選ポジションとスタート、あとはタイヤ選択の部分でまだ少し完璧じゃなかった部分はありましたけど、できることは最大限やれたと思います。全体としては3号車が完璧なレースをしたので彼らを賞賛したいですし、NISMOとして2台がほかを寄せつけないレースをできたので、そこは自信をもって、次は自分たちの番がくるように引き続き頑張りたいと思います。
　（前回優勝の）36号車が4位に入っているように、サクセスウェイトが重くてもこの“時間レース”はしっかり戦えばポイントを獲れると思うので、いい仕事を積み重ねていきたいです」

 

 

ロニー・クインタレッリ
NISMOとしてワン･ツーできて、素晴らしい結果

「千代（勝正）選手の第1スティントではすごくがんばってくれて2番手で走ってくれたのですが、僕に変わった第2スティントでは、最初17号車（Astemo CIVIC TYPE R-GT）に先行されてしまいました。途中までよかったんですが、ちょっとタイヤのピックアップで苦しい部分もあって、そのせいでタイムがあまり安定しなかったかなと思います。それで次のピットインで千代選手に変わってタイヤを変えたので、その後のペースがすごく良かったですね。
　もちろん優勝したかったですが、今シーズン2戦目で2番手だったし、NISMOとしてワン･ツー（フィニッシュ）できたので、素晴らしい結果だと思います。ブリヂストンタイヤとして2戦目で赤いキャップを被ることができてうれしいです。僕はこのゴールデンウィークのレースで表彰台に上がるのが2019年以来なんです。5年ぶりに富士で表彰台に乗れたこともうれしいですね。開幕戦と今回でしっかりとレースができたしデータもたくさん取れたので、少しずつライバルとの差を詰めて、最後の最後までチャンピオン争いに残れるようがんばります！」

 

 

 

 

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3位
No.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT

 

塚越広大
次の鈴鹿はまだまだ戦えるので、精一杯走る！

「ポールポジションからスタートして、レースでもしっかりトップでコントロールしたかったんですが、ちょっとオープニングラップからタイヤの選択的に3号車（Niterra MOTUL Z）の先行を許すことになりました。その後は23号車（MOTUL AUTECH Z）にも先行されるなか、精一杯自分たちのペースを守りながら行ったんですが……。レースペースとしては相手のほうが調子良かったようです。ベストタイムとしては、そんなに変わらないところまで出ていたと思うんですが、アベレージのタイムでおいていかれるような状況でしたね。加えて、無線のほうがちょっと不調で、やりとりがうまくできなかったこともありました。
　一方、僕らは開幕戦で走れていなかったので、戦略面でもまだまだ詰めていかなきゃいけないところがあったので、そういうところも次戦にむけて改善していきたいと思っています。
　今日は終盤、太田（格之進）に変わった時点で（23号車に）前に出られたんですが、僕としては自分のスティントでもっとちゃんと走っておけば、彼にもっといい状況で（ステアリングを）渡せたと思うんですよね。そういうところを考えても、次の鈴鹿はまだまだ戦えると思っているので、精一杯走ります！」

 

 

太田格之進
8号車とのバトルは見ている人が面白かったなら良かった

「僕たちとしてはイージーに2位争いができるかなと思っていたんですけど、ピットストップでタイヤ交換の失敗があったり、自分に替わるときのピット作業が作戦的に給油時間が長くて（ライバルに）前に出られちゃっているので、そこは作戦面も含めてチームときちんと話さなければならないと思っています。
　8号車とのバトルは結構危なかったですけど、見ている人が面白かったなら良かったかなと。本当はあんな無理をせずに2位とか3位になれたらいいんですけど……とりあえず、表彰台ということで良かったです。
　次の鈴鹿は冬のテストで調子が良かったですし、気温が変わってどうなるかは分かりませんけど、うまくやりたいなと思います」