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□公式練習 天候:晴れ| コース:ドライ | 気温/路面温度:開始前(9:40)25℃/34℃、中盤(10:40)26℃/39℃、専有走行開始(11:10)26℃/42℃、終了後(11:40)26℃/43℃。
2024 AUTOBACS SUPER GT第3戦「SUZUKA GT 3Hours RACE」の予選日を迎えた。午前9時45分から爽やかな気候の中で行われた公式練習は、大きなアクシデントもなく、一度の中断もないまま順調にGT500とGT300クラス混走85分と、各クラス専有走行をそれぞれ10分間行った。天候は晴れ、路面はドライだ。
混走時間帯では多くのチームが走り出して4周目、あるいは5周目にベストタイムを記録。その後は午後の予選と明日の決勝を見据えたタイヤとセッティングの確認ピットインのために、ピットイン・アウトを繰り返しながら周回を重ねていった。
ここでのトップは大津弘樹が4周目に1分45秒931を記録したNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)。No.64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が5周目に1分46秒388を記録して2番手と、混走はHonda CIVIC TYPE R-GT勢がワン・ツー。3番手にはNo.12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が1分46秒420で続いた。
この時点におけるTOYOTA GR Supra GT500勢の最上位はNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の5番手で、タイムは1分46秒468。ポイントリーダーのNo.36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は坪井が10周目に1分46秒847を記録して6番手につけた。
午前11時20分から行われた専有走行では、まずNo.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)の松下がアウトラップに続いて1周のウォームアップを経てアタックに入り、1分45秒361で2番手に浮上する。
続いてNo.37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)の笹原がウォームアップ2周から1分45秒836を記録してトップに躍り出るが、すかさず16号車の佐藤蓮が1分45秒832を叩き出してトップを奪い返す。
そしてチェッカーラップにNissan Z NISMO GT500の12号車の平峰が1分45秒945で3番手と続き、Honda、TOYOTA、NISSANの3台が0.113秒の僅差でトップ3を分け合う結果となった。ポイントリーダーの36号車は1分46秒725で10番手。前戦優勝のNo.3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)は1分46秒647で9番手だった。
走行開始から15分過ぎにNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)が1分58秒801のトップタイムを記録し、まずはこれがターゲットタイムとなり、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、No.31 apr LC500h GT(小高一斗/中村仁/根本悠生)No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が続いていく。20分経過では、第3戦鈴鹿で連勝中のNo.7 Studie BMW M4(荒聖治/ニクラス・クルッテン/ブルーノ・スペングラー)と前戦優勝のNo.88 JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が7、8番手に付ける。
すると、No.777 D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)のファグが1分58秒631でトップに立ち、次の周では58秒424まで更新してみせた。この後10分ほど上位勢のタイム更新がとまる。
そして開始31分過ぎに61号車BRZの山内が1分57秒884と57秒台に突入し、タイミングモニターの最上位に浮上する。さらに10分後にはNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が4番手にアップ。この時点で、トップは61号車、以降777号車、65号車、96号車、31号車52号車と続いていた。
開始から1時間になると全体的にタイムアップはされず。各車は決勝レースに向けてのタイヤやセッティングの確認の走行に重きを置いているようだ。その中、No.9 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG(阪口良平/冨林勇佑/藤原優汰)は車両トラブルがあったようで、ただ1台だけピットに留まったままだった。
GT300専有走行まであと15分となり、開幕戦岡山で優勝したNo.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)の平良が、7番手から2番手に浮上。トップ61号車にはわずかに届かなかったが、クラス最大のサクセスウェイト54kgで1分58秒061を記録してみせた。
この後、専有走行の10分間ではトップ15のタイム変動はなし。専有開始直前にトラブルが解消してコースに出た9号車など、下位の数台はタイムアップをはたした。
佐藤 蓮(No.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)
「予選に向けてのいい公式練習になった」
今朝(公式練習)は、走り出しから(クルマの)フィーリングは良かったですね。先に乗った大津(弘樹)選手がその時点(混走)でトップタイムを出していましたし、自分が乗ったタイミング(専有時間)でも、新品のタイヤを履いたときはすごくいいバランスでした。セッティングも大きな変更もなく、調整程度。クルマとしてもいい状態だったので、予選に向けてのいい公式練習になりました。
最後の予選シミュレーションでもしっかりとトップタイムを出すことができましたし、まだ(タイムの)伸び代もあると感じています。まずは、予選ではドライバーの力を合わせてポールポジションを獲りたいと思っています。Q1は僕が担当します。Hondaとしても(鈴鹿は)ホームコースですし、ドライバーふたりも旧SRS-F出身※なので、ここでなんとしても結果を出したいと思っています。
※鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(現Honda Racing School Suzuka・Formulaクラス)の卒業生。
山内 英輝(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)
「気温が高くロングは不安もあるけど、予選はポールを狙う」
(クルマの)フィーリングはとてもいいのでこのまま継続して、予選Q1/Q2ともにいいタイムを出してポールポジションを獲れたらいいなと思っています。ただ、ロングランに関しては、気温が高いという部分で少し不安な部分はあるんですけど、明日(決勝日)は雨の予報もあって気温も上がらなそうなので、そこは安心材料ですね。
前戦の富士はレース終盤にガス欠症状でストップしてしまいましたが、僕たちは常にみんなでプッシュしてがんばっているので、今回も同じようにしっかりとひとつひとつのことに集中していけば自ずと結果は出ると思います。いつもと同じようにチームのみんなとがんばりたいと思います