GT INSIDE REPORT
Network Edition
GTC 2000
Round3 SUGO GT CHAMPIONSHIP


No.2



5.27 sat. - Qualify


予選2回目終了後のコメント(順位はクラス順位)

No.86 BP KRAFT トレノ(予選総合5位)
86 TRUENO
田中 実「ちょっとだけミスもあったんですけど、クルマのほうももういっぱいいっぱいの状態だったんで、まあタイム的にはこんなところでしょう。これまでずっとオーバーぎみだったんで、昨日から満タンでアンダーにセッティングしていってるんです。今度はガソリンが減ってくるとアンダーがきつくなりそうですけどね。雨? 重馬場と不良馬場は二重丸ですよ。ヒヅメが大きいですからね(笑)。デカ足は重で二重丸(笑)」


No.12 カルソニックスカイライン(予選総合12位)
12 SKYLINE
岡 寛監督「昨日の感触ではもう少しいけると思ったんですけどね。クルマにはまったく問題はなかったんですが、ほかのクルマが速かったということでしょう。予選タイムにはアタックのタイミングなど運もありますから、しょうがないですね。ホントは3列目くらいをねらってたんですけどね。でも、決勝ではスカイラインは強いですから。晴れでもだいじょうぶですが、雨になったらもっと強い。表彰台? いきたいですね」


No.36 カストロール・トムス・スープラ(予選総合3位)
36 SUPRA
土屋武士「やっと楽しくなってきました。午前中ちょっとオーバーステア気味だったんで、午後に向けて補正をしたことがうまくいったのと、路面が午後のほうがよかったですね。それでも計測2周目のアタック中に赤旗が出たのでつらかった。あとコンマ2、3秒いけたんじゃないでしょうか。でも、ほかもそうだったかもしれないんで、条件的には一緒なのかもしれないですけど。がんばりすぎちゃったんで(スーパー耐久でケガをした)体は痛いです。最終コーナーやSPで圧迫されるんで。でもこれでようやくレースになりそうです。雨はタイヤ的には心配ないし体も全然楽なんで、いいですね」


No.37 カストロール・トムス・スープラ(予選総合7位)
37 SUZUKI
鈴木利男「午前中からなにも変えてないよ。アタックラップで午前午後とも全部ひっかかっちゃったのと、午後は計測2周目で赤旗が出ちゃったんで、タイミングがわるかった。でも上がってもコンマ数秒ですけどね。雨のテストでそこそこよかったし、ミシュランのレインタイヤがいいんで、セットさえまちがわなければ雨のほうがいいだろうね。ただ、スタートがドライで途中から雨っていうのはいちばん困る。どしゃぶりも恐い。99スープラのなかではほかに比べたらいいほうなのかもしれないけれど、表彰台に届くレベルじゃないでしょう。昨日の午後のほうがよかったんで、その状態が再現できれば…。今日はブレーキングがおかしくなった。(原因は)荷重バランスがあるのかな。もう99じゃごまかしきれないよ。それでもなんとかごまかしごまかししながらいかないと。左フロントタイヤだけ減っちゃって、今も荒くんに代わってから左だけタイヤがなくなっちゃった」


No.88 ノマド・ディアブロGT-1(予選総合20位)
88 DIABLO
古谷直広「クルマ的にはまだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるんです。明日は、雨でテストをしたことがないのでどうなるのかわからないんですが、朝のフリー走行で降っていたらそこでウェットセッティングを試してみます。ダンロップタイヤになってから雨で走ったことがないので、いいか悪いかまだわからないんですよ」


No.26 シェルタイサンアドバンGT3R(予選総合2位)
26 GT3R
福山英朗「クルマにとっても、レイアウト、コンセプトからも苦手なコースですからね。今回アタックをやることになったんですが、それはクルマの限界を知るのに重要なんです。これで次の富士からクルマをコンスタントに速く走らせることができると思うんです。(予選順位は)予想どおりというか、上できですね。決勝は天気しだいですけれど、雨ならなおさら手堅くいくしかない。30秒リードされてもなにが起きるかわからない。勝ってない連中はテンパっていくし、カッ飛んでいくからなにかやるでしょう。ウチは2勝してるんで、確実にいきますよ。スタートはボクにいけと(水野選手の)目が訴えていますね(笑)。なぜ、タイサンが水野さんを起用したかっていうと、大人だからなんです。大人のレースをしましょうよ」
水野文則「3年前のスカイライン、一昨年の富士のバイパー以来のドライブですんで、1年に1回も出ていないんですね。松田さんから電話をいただいたんですが、私は別にポイントは関係ないんで福山さんが落とさないように、サポートしたいです。コンセントレーションが久々なんで感覚的にそっちが危ないかもしれませんね(笑)」


No.910 ナインテンアドバンポルシェ(予選総合3位)
910 GT3R
余郷 敦「合同テストに来ていなかったし、金曜日の朝にはエンジントラブルで走れなかったんです。ですから午後にちょっと(ようすを)見て、今日でセッティングという状態だったんですが、1回目を走って方向性はわかりました。なにかを失敗したとかじゃなくて、時間がなくてセッティングができていなかった。タイサンから後ろがダンゴなのでそのなかに入りたいと思っていました。午後は遅れたぶんを取り戻せて、ホッていう感じですよね。雨もテストに来ていないので走れてないんで、朝から降ってくれれば…。ホントテストしてないんだから! それだけに、やってみないとわかんないっすね。とてつもなく恥ずかしい結果ではなくなったから、よしとしましょうか」


No.10 アビリティ・マリオポルシェ(予選総合8位)
桧井保孝「今回はロシナンテじゃないんですよ。お馬さんはいます。羽根(リアウィング)を立てられますから。でも、久々に立てたら立てすぎて、ダウンフォースが強すぎて全然曲がらないクルマになってしまいました。(テスト時に)雨ではバランスがよかったんで、しぶとくポルシェの味を出せるようにがんばります。スタートは自分です」


No.39 デンソーサードスープラGT(予選総合11位)
39 SUPRA
影山正彦「クルマは、足回りのセッティングをやり直して、かなりいい方向にはきています。まだまだ煮詰めは必要ですが、いい感触ではありますよ。予選アタックもうまくいきました。(「明日は雨ですが?」)もう、みんなそれを訊くんだよね(笑)。まったく問題ないですから(笑)。『トップで帰ってきてやる』と自信をもって語ったと書いといてよ(笑)」


No.100 RAYBRIG NSX(予選総合9位)
100 NSX
飯田 章「言葉もないよ。アタック中に道上にひっかかったし、クルマもよくないね。2000年モデルに気持ち的には負けてないつもりだしスタッフもがんばってくれているんだけど、新体制になったこともあってまだうまくチームが回っていない感じ。ベストはつくしたんだけど出た結果があれだからしかたないね。ちょっと思ったような結果が出なくて不満。決勝は雨になったらきつい。クルマがピーキーだから。でも、ボク自身は雨が嫌いじゃないし、なんとかいくしかないでしょう」


No.21 ZEROマクラーレンGTR(予選総合6位)
21 McLAREN
中谷明彦「タイヤが1種類しかないからこのぐらいの温度になるとダメかと思ったけど、なんとか1周だけいけたね。その後はコンスタントなタイムは出るんだけど瞬間的なタイムが出なくなるんだ。クルマは基本的にはぜんぜん変わっていないので、コーナリングは前回同様、いいね。ベストラップの周もクリアラップはとれてない。ピットアウトしてきたクルマにインフィールドでひっかかったから。明日は雨が降るのでどうなるかわからないけど、ワークス勢が殺気立ってるんで、それに巻き込まれないようにしないと。クルマはレインでも速いし、ポイントが獲れる順位でフィニッシュしたいね」


No.81 ダイシン ADVAN シルビア(予選総合4位)
青木孝行「ウェイトの載らない4位ねらいでしたが、接近したタイムで5番手を獲れたんで、満足のいくレベルだと思います。予選中も、アタックのあとにロングで決勝セットを詰められました。明日は雨の確率が高いんですが、このあいだのテストの雨でシミュレーションはできています。セッティングはまだいいのが出ていないんですけど。スタートは、雨ならボクだと思います。監督は大八木さんでいきたいようですが、大八木さんからはボクでいかせたいようなので。テストのときは(リストリクター)37φの(車重)1120kgでやってるんですが、現状は38φの1170kgなんで、満タンにすると60kgぐらい重いんですよ。まあ、そのぶんストレートが速くなっているんで、決勝のパッシングはしやすいですよ」


No.2 カストロール・ニスモGT-R(予選総合10位)
2 SKYLINE
ミハエル・クルム「今朝のセッションはコースコンディションが悪かった。みな同じ条件だけど、滑りやすかったんだ。午後はセットアップを若干変えたし、コースコンディションも若干よくなっていて、路面のグリップが上がっていた。まず古いタイヤでウォームアップしてからニュータイヤに換えて出ていった。そしたらレッドフラッグ。でもこのあいだに路面温度が下がってコンディションがよくなった。グリーンフラッグが出てからすぐにクリアラップがとれていいタイムをマークすることができた。クルマもよかった。6、7位を目標にしていたけど、届かなかった。かなり近かったけどね。でも10位からならそれほど問題はない。ポイントを獲れると思う。50kgのウェイトを積んでいるので、次のレースに向けて、これを下ろせればいいと思う」


No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R(予選総合15位)
エリック・コマス「今日はアタックのタイミングが悪かった。朝の1回目の予選ではニュータイヤを履くタイミングがちょっと遅かった。トラフィックと、それからマクラーレン(No.30)とからんでしまった。午後はまず古いタイヤで出ていってからニュータイヤに換えた。これで1分21秒6を出したが、タイヤはまだ温まっていなかった。2ラップ目にタイムを短縮しにいったんだけど最終コーナーでエンジンを壊したクルマがいた。これでこのラップはだめになり、ボクのアタックは終わった。それから赤旗が出てセッションが中断された。その後もセッションは15分ほど残っていて、路面温度が若干下がっていたので他がどんどんタイムを詰めていった。タイミングが悪かった。まあ、こういうこともある。いずれにしても明日は雨になるようだから15位からのスタートでもあまり大きな問題ではない」


No.24 986ボクスター(予選総合13位)
24 BOXTER
マルコ・アピチェラ「いまはGT2用のターボエンジンを搭載しているんだけど、次のレースからGT3Rのエンジンに変えることになっている。これで40〜50馬力は大きくなるはずだ。いまは問題がふたつあって、最大の問題はエンジンパワーなんだ。これはだいぶよくなるはずだよ。ふたつ目の問題はシャシー。ほかのポルシェはGT2にしてもGT3Rにしてもポルシェが作ったものだけれど、このクルマは日本で作った試作車のようなもので、テストを繰り返している最中なんだ。これはシーズンを通して解決していくことになる。来年に向けてね。明日のレースはともかく完走したい。レースでもテストの場だからね」



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