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以前ご案内したように月刊自動車情報誌『CARトップ』においてGT300クラスのチーム紹介が掲載されている。記事内ではチームトリビアなども掲載されており、興味深い内容となっているが、残念ながら記事を読み逃してしまったという方に『CARトップ』誌のご協力により同記事をご紹介する事となった。
第10回となる今回はNo.56 KONDO RACINGとNo.60 LM corsaをご紹介する。
≫ 月刊自動車情報誌『CARトップ』でGT300クラスのチームを紹介
GT500クラスでもおなじみの同チームは、2019年からGT300クラスに進出。日産自動車大学校と共同で進めている人材育成プロジェクトの一環として、スーパー耐久シリーズに参戦していたが、この年からは全国の日産ディーラーメカニックも参加しGT300クラスへの挑戦をスタート。GT500クラスでチャンピオン経験もあるメカニックとともに学生が支えており、2020年、22年と2度シリーズチャンピオンを獲得。つねに上位争いに名を連ねるGT300トップチームのひとつだ。
GT-Rに長年乗っているスペシャリストで、どれだけウェイトを積まれても手足のように100%クルマを操っている。チームメイトの平手いわく「性格は日本人よりもマメかもしれないですね」
経験豊富なドライバーながら、GT-R GT3に乗るのは今年で2年目。オリベイラからこのクルマならではの走らせ方などを学び、技術を磨く。キャリアは20年を超えるベテランだが、まだまだ進化中。
今シーズンから第3ドライバーとして帯同する金丸は、GT-R GT3をS耐やGTワールドチャレンジ・アジアで経験済み。スマートかつ器用なキャラで、オリベイラや平手とも打ち解けている様子だ。
車両メンテナンスは、GT500クラスでチャンピオンを獲得したベテランメカニックたちが担当。学生メカニックたちの指導役にもなっている。「若干コワモテな感もあって、最初はちょっと躊躇するんだけど、仲間になってしまえば意外とかわいい人も多いですよ。オンとオフの切り替えがしっかりしたチームで、そのあたりはさすがチャンピオン経験を持つチームだなと思いますね」(平手談)。
大阪トヨペットグループ(OTG)を母体とするLM corsaは、GRスープラ投入初年度の2021年には富士で2勝を挙げてランキング3位に入るなど躍動したが、ここ数年はパフォーマンスを引き出すのに苦しみ、低迷が続いていた。そして今季は、車両をスープラからレクサス LC500にスイッチ。aprと違ってハイブリッド非搭載という点は良し悪しと言えるが、チームを初期から支える吉本大樹も車両変更をポジティブにとらえ、コンビ結成6年目となる河野駿佑、若手の伊東黎明とともに復活を期す。
レースと音楽の“二刀流”。バンド『doa』は昨年解散となったが、メンバーだった大田紳一郎氏とユニットを結成して音楽活動は継続。大のニンニク好きでもあり、自家栽培も視野に入っているとか?
ドライバーとエンジニア、ふたつの顔を併せ持つ。父である高男氏の下、下積み時代はデータとにらめっこ。今ではスーパー耐久、SFライツでメインのエンジニアを任されるまでに成長した。
大阪トヨペットのF4スカラシップからステップアップ。チームの生え抜き的存在。第2戦で2年ぶりの決勝出走を果たした。髪色も明るくなり、河野から「垢抜けてチャラくなった」と指摘されている。
大阪のチームだけあって、関西色は強い。河野も「関西色がないのは僕と監督(飯田章氏)だけ」と言い、今回の取材にあたっても「面白いことを言わないとチームに怒られちゃう」と苦笑していたが、チームスタッフから「お前と黎明はおもろない」と早速重たい一撃を食らっていた。ちなみにOTGで一番面白いのは、86/BRZレースでチームに所属する小河 諒で、頭の回転の速さを活かしたセンスが光るらしい。
56号車と60号車のチーム紹介ムービーはこちらからご覧いただけます。
次回はNo.61 R&D SPORTとNo.62 HELM MOTORSPORTSをご紹介します