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以前ご案内したように月刊自動車情報誌『CARトップ』においてGT300クラスのチーム紹介が掲載されている。記事内ではチームトリビアなども掲載されており、興味深い内容となっているが、残念ながら記事を読み逃してしまったという方に『CARトップ』誌のご協力により同記事をご紹介する事となった。
第3回となる今回はNo.6 VELOREXとNo.7 CARGUY MKS RACINGをご紹介する。
≫ 月刊自動車情報誌『CARトップ』でGT300クラスのチームを紹介
かつてGT500でも活躍したTeam LeMansが今年からチーム名を変更。新ブランド『VELOREX』の名で心機一転参戦する。車両はフェラーリで、真紅でクラシカルな印象のカラーリングは往年のレースファンの心をくすぐる。元F1ドライバーのロベルト・メリと片山義章のコンビは4年目となるが、そのパッケージはますます強力に。今季第2戦富士では、27番手スタートから26台抜きという離れ業で、ともにSUPER GT初勝利を手にした。
学生時代はアメフトで鳴らした。レースデビューは高校卒業後と周りよりも遅いものの、そこからメキメキと成長。今季はアルコールも絶ち、好きではなかったカートにもたくさん乗るなど、強い覚悟で臨んでいるが、その成果はすでに現れ始めている。
大の自転車好きであり、レースウィークに東京から富士スピードウェイまで自転車で移動することもしばしば。同郷のカルロス・サインツJr.のサポートでF1パドックにも顔を出す。飲み物は基本、水しか口にしないが、『いろはす』の桃味が好物だと言う。
チーム代表を務めるのは、トヨタでC-HRや幻となったGRスーパースポーツの開発責任者を歴任し、ニュルブルクリンク24時間では自らC-HRのステアリングを握ったこともある古場博之氏。彼によると、メリは超がつくほどのストイックなアスリートであり、それに触発された片山も猛トレーニングに励んでいるのだという。そういったチームの意識の高さも、劇的な初優勝に繋がったのだろう。
女性監督の芳賀美里が率いるチーム。同氏は一昨年限りで活動休止したYogiboRacingの参戦権を保有しており、木村武史率いるCARGUYとジョイントする新体制で今季カムバックを果たした。車両は最新鋭のフェラーリ296 GT3、ドライバーはともに今季スーパーフォーミュラにデビューしたザック・オサリバンと小林利徠斗をメインに据えるなど、見る者をワクワクさせるパッケージ。第2戦富士では4位入賞を果たすなど、すでに結果もついてきている。
じつはアーティスティックな一面があり、ヘルメットのデザインも自ら手がけているという。「ヨーロッパではマシンのカラーリングやスーツをデザインしたこともある。楽しいよ」と本人談。
最近ではフォーミュラでの活躍が著しいが、本人は大のハコ車好き。そのためドライバーよりもメカニックと話が合うとか。また山形の進学校出身ということもあり、隠しきれない聡明さもある。
コーチや解説にも定評がある。「きめ細やかでいろいろなところに気がつく」と芳賀監督。
やり手のビジネスマンでもあり、イエス・ノーがハッキリしている生粋の“ボスキャラ”。
レース界では珍しい女性監督として、これまでさまざまなチームで手腕を振るってきた芳賀監督。今季から始動したCARGUY MKS RACINGについては、ポテンシャルや期待値が非常に高いという意味合いも含めて「先が見えない」と評する。実業家でもある彼女だが、じつはDJとしての顔も合わせ持っており、CARGUY木村氏と最初に関わりを持ったのもDJとしてだったそう。
6号車と7号車のチーム紹介ムービーはこちらからご覧いただけます。
次回はNo.9 PACIFIC RACING TEAMとNo.11 GAINERをご紹介します