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以前ご案内したように月刊自動車情報誌『CARトップ』においてGT300クラスのチーム紹介が掲載されている。記事内ではチームトリビアなども掲載されており、興味深い内容となっているが、残念ながら記事を読み逃してしまったという方に『CARトップ』誌のご協力により同記事をご紹介する事となった。
第5回となる今回はNo.18 TEAM UPGARAGEとNo.20 SHADE RACINGをご紹介する。
≫ 月刊自動車情報誌『CARトップ』でGT300クラスのチームを紹介
自動車とバイク用品のリユース専門店であるアップガレージが母体のチームで、2015年からSUPER GTに参戦している。2018年までマザーシャーシのトヨタ86で戦い、2019年からはホンダNSX GT3にスイッチ。小林崇志が指南役として、これまで太田格之進や小出 峻といったホンダの若手がこのチームで戦い、育っていった。今シーズンはメルセデスAMGへと車両を変更したが、ホンダの若手育成という部分は変わらず、昨年のFIA-F4チャンピオンの野村勇斗が加入している。
2018年からアップガレージファミリーとなった小林。今年はGTに加えジャパンカップにも参戦する。愛車S660での走行会やドライビングレッスンなど多忙を極めるなか、先日はホノルルトライアスロンにチャレンジ! 目標タイムを切れて満足の様子だ。
今年チームに加入した野村は弱冠19歳。年齢も若く弟キャラでスタッフたちにかわいがられているというが、ひとたびクルマに乗ると冷静。無線でのやり取りなども、巣立っていった先輩たちの初戦に比べて非常にスムースなんだとか。楽しみな逸材だ。
同じFIA GT3車両とは言え、昨年までは国内メーカーのNSXだったところからドイツ製のメルセデスにスイッチした今年。岡山の公式テストの際にはパーツの到着がギリギリになり、搬入日にサーキットに直送。ピットなどの設営と合わせて翌日の走行に向けて車両を準備していったという。「吊るしの状態でもいいスピードを見せていたので、ここからクルマがどう仕上がっていくかが楽しみです」(スタッフ談)
自動車用フロアカーペットで国内トップクラスのシェアを誇る林テレンプ株式会社が、社内レース活動として2015年に86/BRZ Raceに参戦開始。その後2018年にスーパー耐久にも参戦し、名前も「SHADE RACING」となった。2022年からSUPER GTに参戦する。強豪ベテランがひしめくGT300クラスのなかでは、比較的新しいチームだが、平中克幸選手いわく「どんどん強くなっていこうという向上心に満ちあふれている、これからの活躍が楽しみなチームです」
2022年からGTに参戦するチームの成長に欠かせない中心的な存在だ。「初対面はレースに集中していて怖い印象がありましたが実際は足りないところを丁寧に教えてくれる優しい先輩です」(佐野談)
平中とのコンビ4年目となる清水は、レース以外のときも自分のクルマでサーキットを走るほどのクルマ好き。今年はGTとS耐に加えて86/BRZ Cupにも参戦し、楽しいシーズンを送っている。
今年からチームに加入した佐野はSFLで活躍中の18歳。マシンへの順応性も高く、将来有望のドライバーだ。平中は、「英志郎が育ってきたと思ったら、また今どきの子が来たなぁ」と感慨深げな様子。
2023年から富士スピードウェイ内にファクトリーを構えるSHADE RACING。メンテナンス風景を見学できるエリアもあり、ファンの来場も多いこのファクトリーには、カーボンコンポジットの製造設備を設置。リヤウイング程度の大きさのものまで製作可能で、実車での走行テストで効果を確認できたパーツをライバルチームよりも早く手に入れられることは大きな武器だ。
18号車と20号車のチーム紹介ムービーはこちらからご覧いただけます。
次回はNo.22 R’Qs MOTOR SPORTSとNo.25 HOPPY team TSUCHIYAをご紹介します