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以前ご案内したように月刊自動車情報誌『CARトップ』においてGT300クラスのチーム紹介が掲載されている。記事内ではチームトリビアなども掲載されており、興味深い内容となっているが、残念ながら記事を読み逃してしまったという方に『CARトップ』誌のご協力により同記事をご紹介する事となった。
第6回となる今回はNo.22 R’Qs MOTOR SPORTSとNo.25 HOPPY team TSUCHIYAをご紹介する。
≫ 月刊自動車情報誌『CARトップ』でGT300クラスのチームを紹介
今年63歳になる和田 久がオーナーを務めるレーシングチーム。2010年第6戦の鈴鹿からGT300クラスに参戦し、今年で16年目となる。2012年まではヴィーマックを使っていたが、13年からはメルセデスAMGにスイッチ。和田 久とチーム結成当初から組んでいる城内政樹は同い年で、SUPER GTでは最年長コンビだ。23年からはWTCCの参戦経験を持つ加納政樹が加わり、昨季は現在31号車で活躍する女性ドライバーの小山美姫を起用していた。
プロ歴41年目を迎える大ベテラン。レースに対する情熱の塊とも言えるドライバーだが、もともと和田の大ファンだったという奥様も同様で「つねに挑戦し続ける」テーマのもと和田を支え続けている。
レースに向ける情熱は先輩2人に負けない加納。「和田さんと城内さんがずっと乗られてきたチームに入れていただく以上、チームにとってのスパイスみたいな存在になりたいなと思ってやってます」。
チーム創設時に和田から熱烈なラブコールを受けてコンビを組む、ベテランドライバーだ。
今年加入した庄司は、先輩3人に言わせると「和田さんの片鱗が見える」逸材なんだとか。
チームのカーナンバー「22」は、オーナーでもある和田が全日本F3選手権に参戦していた1990年、初めてポールtoウインを飾ったときのカーナンバーが由来。2022年にはマシンカラーリングを赤に変更したが、この年、和田と城内がともに還暦を迎えるにあたって、前年までのマットブラックやグレーから、ガラリとイメージチェンジを果たして現在に至る。
2026年には創立55周年を迎える土屋エンジニアリング。現在指揮を執る土屋武士の父、土屋春雄の代から「打倒ワークス」を掲げるプライベーターで、手作りでレーシングカーを作るというスタイルで挑戦を続けている。2008年を境にGTの舞台から離れていた時期もあったが、15年に復帰。「職人の技術の継承」をテーマに若手メカニックとともに作り上げたマシンで16年にはタイトルを獲得した。今シーズンはレースを戦う一方で、トヨタとの協業でギヤボックスなどの開発も行っている。
GT300デビュー以降、土屋武士の手がけるマシンに乗り続ける秘蔵っ子だが、「あまりに近い関係ゆえに、甘えのような環境ができていた。プロとして成長してほしい」という武士の親心から、2023年は別チームに移籍。見事に成長を遂げて戻ってきた。
かつて日産の若手育成プログラムに在籍。そこから海外修行を経てF1のリザーブドライバーも経験。GTデビューは2015年。19年から土屋ファミリーに加入。「たくさんの人の思いが詰まったマシンを預けるにふさわしい」と武士監督からの信頼も厚い。
ドライバー、監督、エンジニアなど、さまざまな役割でチームを引っ張ってきた土屋武士。現在はチームが戦える環境づくりがおもな仕事で、そのためにレースの解説や他事業などで資金集めに奔走している。趣味のゴルフにもなかなか行けず、「頭も体も休む暇はないけど、『出し切った!』と思える、いいレースができると心は充実するかな。次に向けて頑張れるエネルギーになりますね」と語る。
22号車と25号車のチーム紹介ムービーはこちらからご覧いただけます。
次回はNo.26 ANEST IWATA RacingとNo.30 aprをご紹介します