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以前ご案内したように月刊自動車情報誌『CARトップ』においてGT300クラスのチーム紹介が掲載されている。記事内ではチームトリビアなども掲載されており、興味深い内容となっているが、残念ながら記事を読み逃してしまったという方に『CARトップ』誌のご協力により同記事をご紹介する事となった。
第9回となる今回はNo.48 NILZZ RacingとNo.52 埼玉Green Braveをご紹介する。
≫ 月刊自動車情報誌『CARトップ』でGT300クラスのチームを紹介
栃木県のモビリティリゾートもてぎに近い場所にガレージを持つチーム。拠点は栃木だが、2年前に静岡県御殿場市にも進出した。チームの基本は、地方戦からSUPER GTまで幅広くサポートすること。各サーキットで開催されているVITAレースにも参戦し、幅広いカテゴリーに参戦中だ。SUPER GTには2012年から参戦。基本的にはジェントルマンドライバーを起用するが、過去には千代勝正、富田竜一郎など、その後の国内トップカテゴリーで活躍する若手を起用していたことも。
40歳からレースを始めたジェントルマンドライバー。SUPER GTには2013年にデビューし、すでに13年のキャリアを誇るベテラン。ちなみに、2022年にドライバーネームを「飯田太陽」から「井田太陽」へ変更している。
レーシングドライバーでチューニングショップも経営していた父の影響でレースを開始。2009年から6年連続で全日本ジムカーナ選手権チャンピオンを獲得した。S耐ではチームアドバイザーを務め、市販車用タイヤの開発にも携わる実力派だ。
ニルズレーシングのチーム代表を務める井上恵一氏はVITAレースなどではドライバーとしても活躍。開幕前に富士スピードウェイで行われた公式テストでは、48号車のステアリングを握りルーキーテストにも参加した。「たまたまドライバーがふたりしかいなかったから、久々にルーキーテストでもやってみるかと。5周練習して、テストは10周。合計して15周だけど疲れましたね!」(井上談)。
トヨタ系ディーラーの埼玉トヨペットが運営するレーシングチーム。同社の「モータースポーツ室」に所属するレース専任スタッフを中心にチームが構成されているが、タイヤ交換や給油を行うのはふだん店舗で勤務するメカニックであり、人材育成の面も持ち合わせている。近年はトップチームの一角となっており、2023年には悲願のシリーズタイトルを獲得。風洞実験も活かして進化を続けるGRスープラは今年にかけて大幅に仕様変更されたが、2年ぶりの王座なるか。
今やチームのエースに成長したベテラン。ここ数年は若手を引っ張る立場となったことで、意識や行動が目に見えて変化したとチームスタッフは明かす。その一方で後輩の相方にも積極的にアドバイスを求めるなど、謙虚な人間性はそのままな点も魅力。
チーム所属2年目を迎えたトヨタ育成の注目株。真面目で礼儀正しくレースにかける思いはアツいという“正統派”。チームからの評判も良く、以前から親交がある吉田との連携も◎。今季はSFにもデビューし、入賞も記録するなどノリに乗っている。
彼らにとっては前述の人材育成に加え、ふだん日の目を見ることが少ないディーラーメカにスポットを当てて(販売店では営業が主役になることが多い)憧れを創出することも、レース活動を行う意義のひとつとなっている。店舗メカは経験値の不足からタイヤ交換をミスすることもあるが、彼らを不必要に責め立てる風土はチームにはなく、全員で前を向く。そんな雰囲気の良さも強さの秘訣かもしれない。
48号車と52号車のチーム紹介ムービーはこちらからご覧いただけます。
次回はNo.56 KONDO RACINGとNo.60 LM corsaをご紹介します